今、万が一のことがあったら悔いが残るのは何だろうか。このまま同じように年を重ねるだけで良いのだろうか。そしてそれは
- ①やったけどできなかったのか。
- ②やろうとしなかったのか。
その答えであなたの人生が満足いくのかどうか予想できます。
40代といえば高齢出産も少なくありません。しかし多くは子供の義務教育がもうそろそろ終えようかという頃で、そろそろ子供に手がかからなくなるのではないかと考えることでしょう。
教育資金や生活資金のために子育てしながら仕事をしていた20代とは違って、人生半ばを超えた40代になると女性は転機が訪れることが多いようです。周囲にも、そういった方はいませんか。
自分は一番下の子が2歳だった30代で手術をしました。万が一のこともあり得るという前提で細胞検査をし結果が出るまでの1ヶ月間はとても不安でした。
その時に考えたのが「今、人生が終わるとしたら悔いがないと言えるだろうか。」でした。これがその後の人生を変えて行くきっかけとなりました。
子育てと仕事の両立で重視していたことは?
起業する人、会社を辞める人、介護に入る人などそれらを含めて40代の女性が子育てをしながらどういう道を歩むのか一度考える時が来るでしょう。出産してからのあなたは何を大切にしていましたか。様々な人がいるでしょう。
仕事優先
どんなに残業があっても仕事が一番。またはお金のためにどうしても仕事をせざるを得なかった。
家庭優先
仕事をしなければならないのに、家では家事をしっかりやってほしいなどと同居人に要望され、 両立していくしかなかった。
子供優先
子供が病気になれば当然そばにいるし、仕事は早引きしても構わない。子供のために職を変えることも選択肢にあった。
自分優先
子供がいようが仕事があろうが、友達付き合いや飲み会を断ることはなく、自分自身のやりたいことはやってきた。
どれが良い悪いというわけではありません。人それぞれ人生観を持っていないと自分自身の転機を考えるチャンスがありません。40代ともなると体に無理がきかないため人生プランを変更せざるを得ないこともあります。
40代になると子育ての終わり?いや大変!
よく言われるのは子供が中学生を超えると「もう手がかからない時期ね。」という言葉です。子育て経験がない人だけでなく、普段子供のスケジュールに密接に関わっていないような父親達も発言します。
そろそろ子育ても終わりかな。今まで子育てで時間がとられて、自分のやりたいことが十分にできなかったし、なにか自分のためのことを始めようかなと考えるかも知れませんが、一概にそういったわけでもないのが現状です。
手がかからないというイメージ
- いつも子供がそばにいて、食事や着替えなど何でも手伝わなければならない状態であること。
- 学校の宿題の管理などをすること。
- 子供がトラブルを起こせば親が謝罪を手伝わなければならないこと。
などのイメージを抱いているからでしょうか。しかし実際は
経験者同士の意見は?
■中学校以上の子供の悩みは大人のように深みのあるものである。
→ 小学生の時のように、叩いたや壊れたなどの子供じみた内容ではない。
■将来を見据えた、うわべだけでなく真剣に話し合いが必要。
→ 話を聞いてあげるだけでは済まずに、適切なアドバイスが必要となる。
■悩んでいても言葉にせず、笑顔で行動するなどこれまでのようにわかりやすい年齢ではない
→ 少しの言動の中で親が変化を気づいてあげる必要がある。
そういった意味で少しだけ大人になりかけている子供と向き合わなければならないので、幼児期よりも静かに心の中で敏感に反応しなければならない大変さを持っていると思います。
そういった難しさはあっても、やはり子供といっしょにいる時間は減ってくるので、自分の時間は増えると思います。これは自分の生き方や仕事を見つめ直すチャンスでもあります。
40代のあなたがこれから大切にしたいものは子育て?仕事?
40代になったあなたが、これから大切にしたいものは何でしょうか? いろいろな道があります。
全力で仕事に専念
- これまでのキャリアを活かし管理職になる。
- 残業を素直に受け入れ、会社に尽くせる人間になる。
- 起業や憧れの職業に転職する。
子育てと仕事をゆるやかに
- 非正規社員になって、子育てにかける時間を増やす。
- フリーランスで働き、子育てもできるような時間配分にする。
退職し子育てに専念
- 今まで出来なかった PTA 活動や部活動ママ業務を頑張る。
- 子育てと親の介護など家族を主とした自分になる。
- 趣味など自分磨きをして子育てを活き活きと行う。
どれも捨てがたい選択肢です。これからの人生をどう行きたいか考え直してみると良いです。
まとめ
40代になってくると子育ては終わりというわけではありませんが、多くの人はそれに取られる時間が減ってくると思います。自分が今後どうしていくのか、仕事を始めようか、あるいはもっと増やそうかなど、生き方について見つめ直す時期となってくることでしょう。
自分が30代の頃、40代後半の役職を持ったベテラン女性が退職しました。自分が知っているだけで全国に3人いました。
その頃の自分が思ったことは「せっかく役職につくほど子育てをしながら頑張ったのに退職はもったいない。もう子供は手がかからないだろうに。」でした。 しかし、自分がその年代になってやっとその方たちの気持ちが理解できました。
子育ても仕事も頑張ったからこそ、導かれた選択だったのでしょう。あなたは冒頭の質問では①②のどちらを答えそうですか。大事なものが見えて来るかもしれません。
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