子育てと仕事を両立しようとしている人が辞めたいと思う時、それは子育てを辞めたいですか?仕事を辞めたいですか?どちらもですか?
思い浮かぶのは、子供が病気をして仕事休まなければならない時の葛藤です。子供のそばにいたいけれど職場に迷惑をかけたくない。なぜこんな思いをしなければならないの?パパに頼みたいけれど男性はなかなか休みを言い出せる環境ではないし…ママが仕事を休むしかない。
ならばせめて夜中の看病は夫婦交代でしてほしい。けれど、翌日の体調を考えるとそれもできずにママが頑張るしかない。
つらいですね。体験しないと心と体が、こんなにもつらい状況だなんてわからないでしょう。パパにも体験させたい!とつい思ってしまいます。
子育ては辞められないです。そういうと、子育てで限界まで悩んでいるかたを苦しめてしまうかもしれませんが、私が使った魔法の言葉をあびて心だけでも楽になってほしいと思っています。
辞めたいと思わなくなる魔法の言葉ほしい!
最初の子供を保育園に預けていた時の事。定期的に風邪や湿疹など園にいけない状況や冬になると周囲はインフルエンザで、いつわが子がかかるかと毎日ドキドキしながら園に預けたものです。
たびたび仕事を休まなければならず、子供へは「無理に園に行かせてごめん」と思うことや職場へは「ご迷惑をかけている。」
という引け目をかじるなど保育園に預けてまで自分は働かなければならないのだろうか、もしも病気でわが子が死んでしまったら働いていたことを後悔するのではないだろうか?なんて、葛藤もですがかなり落ち込んでいました。
先輩ママの一言に励まされる
ある朝、保育園ママに「自分はもう仕事を続けるのは無理だと思う。辞めようと思っている。」と告げました。すると3人目となる先輩ママは「何言ってるの、みんな同じ気持ちよ。自分は一度辞めたことがあるけど後悔したもん。
保育園にいると親子で別々にリフレッシュしてたくさんの経験するでしょ。お給料ももらえてこんなに楽しい事はないと思うの。何度でもその言葉聞いてあげるから辞めないでやってみて。
1年後にはもっと子育ては楽になってるよ。今はつらい時期なのよ。」と。心の中で辞めたくないと思っていた自分には、背中を押してくれる心強い先輩ママの言葉でした。
保育園の園長先生の一言に励まされる
実は産休中に探した違う保育園では「できるなら園に預けないで子育てするのが良いですよね。」と言われたことがあり、その言葉が自分を苦しめていました。
ある時、保育園のお便り帳に「子供を預けて働く自分に罪悪感を感じている。仕事を辞めたいとも思うことがある。」と書きました。すると園長先生が、私に言いました。「子供は保育園の先生が自信と責任をもって預かります。
だからお母さんは自信をもって胸を張って働いてきなさい!」でした。この言葉は大変心強かったです。昼間預けている園が宣言してくれる。この保育園ならわが子を安心して預けられると思いました。
のちに全部で3人のわが子をこの園に13年通わせることになりましたが、3人目の卒園式の謝辞を務めることになり、この話になると園長先生も父兄もドッと涙がこぼれる瞬間となりました。
まとめ
子育てとフルタイムの仕事の両立は想像以上に大変でした。だれしも、もう辞めたいと思うことが一度はあるのではないでしょうか。
自分は、幸いに園長先生の言葉で仕事を辞めずに頑張れる勇気を得たわけですが、あるインフルエンザの時期の小児科で、隣にいる1歳ぐらいの子供を抱いた母親が子供に話しかけていました。
「ごめんね。ママが働いているから…ごめんね。もうママ仕事辞めるね。」と何度も言っていました。聞いているだけで涙があふれてきました。見ず知らずなので声はかけませんでした。でもその後も気になってしまいました。今でもその光景がよみがえります。
1歳頃の子育て中のママが辞めたいと思うことは、恐らく子育ても未熟であり職場への気遣いはあっても、まだその思いが浸透されていない中での孤立もあるかもしれません。ただ先輩ママは味方ですよ。
せっかく決意して職場復帰することを選択したのですから、この今の一番つらい時期を乗り越えた方が得策です。これを乗り越えたという自信(自分みたいに…)になり、いつか笑い話にできる日がくると思います。
その時のネタとしても、つらい自分を覚えていてかまいません。乗り越えた自分を経験してください。どうぞ先輩ママに甘えて弱音をはいてください。楽になりますよ。抱え込まないでいいですよ。
あなただって大丈夫。仕事も頑張れます。「仕事を辞めたいけれど辞めない道」も選択肢から外さないでくださいね。
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