授業参観に赤ちゃんを連れて行くことの可否について、悩める親がいます。また、それに対して答える周囲の意見にも賛否両論あるから迷うところです。
確かに毎回と言っていいほど授業参観には赤ちゃんや幼児連れの方はいます。可否というよりはそもそも赤ちゃんを連れて行く親のマナーに疑問視するところもあります。
「赤ちゃんを連れて行く方」「赤ちゃんを連れて行くのはマナー違反だと考える方」双方の言い分を見ていきたいと思います。
授業参観に赤ちゃんを連れていきたい親の言い分
授業参観に赤ちゃんを連れて行きたい!という親の意見を見てみます。
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赤ちゃんとはいえ、家族である兄弟の授業参観に行くことはとっても良い事!
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赤ちゃんだから泣いても仕方がない
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幼児だからお菓子をねだられれば食べさせるのは仕方がない
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どうせ周囲のお母さん同士も授業参観中にしゃべっているので、幼児がしゃべったり歌ったりするのは同じで、幼児だからダメと特別視されることではない
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1時間の授業参観は赤ちゃんや幼児には退屈なので遊びもので遊ばせて静かになれば良い
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授業参観中に周囲の人が遊んでくれるから歓迎しているはず!
授業参観に赤ちゃん連れを歓迎しない!という人の言い分
授業参観に赤ちゃんを連れて行くのはマナー上よくないという人の言い分もまとめてみました。
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奇声とかで授業の妨げになるから赤ちゃんを連れて行くのはダメでしょ
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小学生(など上の兄弟児)が主役だから赤ちゃんを連れて行くのはダメ
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託児所が今や近所に色々あるのに預けないのは手抜き
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参観中に歩き回る幼児は非常識
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運動場の参観にベビーカーで来た親は、危険を与えてしまったら困るので来てほしくない
授業参観中に赤ちゃん連れを目にした光景と対策
授業参観に関わらず、お遊戯会や○○式など幼児を置いてくるわけにも行かずに同伴することはあります。そこで実際に…
- 目にした光景
- 何がまずいのか
- どうすれば迷惑だと思われないのか
についてご案内していきます。
音楽会で赤ちゃん連れと遭遇
音楽会で赤ちゃん連れの親子を目にしたことがあります。
演奏中にも関わらず、幼児がそれぞれの衣装を「可愛い」「見て見て」などおしゃべりが止まらない上に舞台と観客席をつなぐ階段に座って観客席側を見ていました。自分が主役かのように…。
全員合唱や声援などでない限り登場者の演奏を聞こえる環境にするのが演奏会のマナーです。子供達の声は周囲にはもちろん邪魔であるし、舞台からもざわざわした雰囲気を感じ出演者に失礼になります。
たいくつかもしれませんが、演奏の最中は「シーッ」と声を出さずに親が合図を出してみてはいかがでしょうか。
中には大きな声で叱る親もいますが、それこそ演奏の雰囲気を台無しにしてしまいます。日ごろから、しゃべる時、しゃべってはいけない時と区別させることが大事です。
授業参観で赤ちゃん連れと遭遇
授業参観で赤ちゃん連れの親子を目にしたときのことです。
ヨチヨチ歩きの赤ちゃんが生徒の机の間を歩き、教壇などにもお構いなくうろついています。先生も親たちの手前、注意しにくい様子で苦笑いをしています。当の親は、廊下でその様子を微笑ましく見ていました。
ヨチヨチ歩きは可愛いし、「家族のつながり」などという授業の中などで幼児参加型で優しい気持ちになる目的があるなら良いのですが、子供たちは「○○君の妹だ」とかひそひそ話始め、机の横にかけた荷物で赤ちゃんが転ばないようにガサガサと身の回りを触り始め、結果的に授業に全く集中できなくなってしまったのが良くないのです。
授業参観は生徒が主役で、親は授業の邪魔をしてはいけません。親の私語はもちろん、もしも赤ちゃんが生徒のいる方面へ行こうとしたら静止しなくてはなりません。そこで、ぐずって泣いてしまうならば生徒に聞こえないところまで避難する努力も必要です。
授業参観に赤ちゃん連れで行くことの勇気とけじめ
授業参観に赤ちゃんを連れて行くべきではないと言う人も、自身の子供が小さかった頃を思い出すと一概に責めることができないと気づくかもしれません。
否定意見もある中、赤ちゃんを連れて行くのは勇気がいりますね。学校として事前の案内文に「赤ちゃんや幼児はご遠慮…」とうたっていないか確認してみましょう。
学校によっては厳しくて、親の私語を見つけると退館させられる場合もあります。そこに表記がなければ、勇気をもって赤ちゃんを連れていきましょう。
そして、けじめが必要です。
- 赤ちゃんを親の手から離さない
- 泣き声や奇声を発する場合には速やかに退館する
- 赤ちゃん連れの参観を否定されたら、学校に確認をしてみる
- 体育など運動場での参観になる場合は、担任の指示をもらい参観可能な場所を確認する
などすると良いです。これらのことを実行できない!とか実行したくない!と心にひっかかる点がある場合には、否定する人との衝突を避けるためにも学校側と相談してみると良いです。
まとめ
授業参観で赤ちゃん連れをどう思うのか? 賛否両論いろいろな意見があることがわかりました。
自分の子供の学校はとても甘くて、廊下で親のざわめきが多かったので生徒の発言など聞こえなくて困っていました。校長が変わった時に校長が自ら「授業中です。お静かに!」というプラカードを持って廊下を巡回していました。
言葉にすると微妙な気まずさが残る中、プラカードという手段を使った校長に「さすが!」と心の中で手をたたきました。
確かに、参観中の親のマナーは年々悪くなってきています。悩みがつきない親なので、親同士が合えたこの時とばかり話しがはずむのも理解しますが、是非、子供が主役の授業参観をしっかり目と耳に入れてあげてくださいね。
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