ボルヴィック(Volvic)が販売終了した衝撃的な理由とは?代替品は?

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ボルヴィック(Volvic)といえば、長年に渡ってヒットを続けていたミネラルウォーターである。

ちょっと前にはコンビニなどにも普通に並んでいて、ほとんどの人が一度は口にしたことがあるのではないだろうか。

そんなふうに長年に渡って愛され続けていたボルヴィックであるが、2020年に衝撃的なニュースが走った。販売元であるキリンビバレッジが販売を12月末で終了すると発表したのだ。

そういえば最近はスーパーやコンビニでもボルヴィックを見なくなったなと不思議に感じていた人もいるかもしれない。

販売中止の表向きの理由は国産品のミネラルウォーターの人気が上昇しており、シュアを奪われているからということのようだが、その一方では輸入品であるクリスタルガイザーのほうは売れ行きが順調だという。

どうやら別の理由もあるようだ。その理由とは一体何なのであろうか?

ペットボトルに入った水のイラスト

天然水「ボルヴィック」が消えた理由とは?

では、ボルヴィックが販売停止に影響したと思われるもう一つの理由について早速お話していこう。

ボルヴィックの水源は、フランス中央部、オーヴェルニュ火山自然公園の北端に位置するボルヴィック市にある地下水であるが、なんと今、この水源が枯渇しているというのだ。

地元の養魚場にはボルヴィックの源泉が湧き出ているが、いまでは数か月間、全く水が出ないこともあるという。

当然、水源には十分な水量があるので商品化してもよいという許可を仏政府が出したはずなのだが、なぜこのようなことになってしまったのだろうか。

水源が浅い場所の場合は天候などの影響を受けて枯渇する場合もあるようだが、ボルヴィックの水源は深い場所にあり、天候の影響は考えにくい。

どうやらこれは、水のくみ過ぎによる枯渇らしい。つまり、皮肉にも我々が飲みすぎたために水が無くなってしまったというわけだ。

もちろん、筆者も例外ではない。日本で売られているミネラルウォーターの多くは殺菌処理が行われており、これはヨーロッパの基準では殺菌によりミネラル成分に影響が出るということで、本当のナチュラルミネラルウォーターとは呼ばないそうだ。

その点、ボルヴィックは殺菌されていない本物のナチュラルミネラルウォーターであり、筆者もその話を聞いて一時は水といえばボルヴィック一筋でダンボールごと購入したりしていた。それを考えいると水源の枯渇に貢献してしまったと複雑な気持ちである。

ちなみに殺菌によるミネラル成分への影響は小さいので、日本においては気にしなくても良いとも言われている。

水源の枯渇はボルヴィックだけではない?

ミネラルウォーター用として、くみ過ぎたために水源が枯渇してしまった例はボルヴィックはだけではないようだ。

アメリカ・テキサス州やウィスコンシン州で大手飲料メーカーが操業を始めると、近隣住民が使っていた井戸が干上がったというのだ。またフロリダ州にゼフィヒルという場所でも大手飲料メーカーが水をくみ上げていたが、周辺で水不足や地盤沈下が発生したという。

もっともフロリダ州の例では飲料メーカーはこれらの現象と水のくみ上げは関係がないと主張したそうだ。周辺住民にとってはまさに踏んだり蹴ったりだろう。

日本産のミネラルウォーターを相当飲まれているが?

日本では山梨県は富士山の恩恵で大量のミネラルウォーターがくみ上げられている。パッケージ名が違うものでも実は同じ工場で同じ水を使用していると以前にニュースか何かで見たことがある。

これだけの量の水をミネラルウォーターにしても水が枯れそうだなんてことは聞かないので、本当にすごい量の水源でまさに富士山様様である。

ただ、県の方はこれだけ取られるとさすがに心配のようで、一時ミネラルウォーター税なるものを検討したそうだが、飲料メーカーの反対により導入には至っていない。

この調子でミネラルウォーターを消費していたら、はたして未来永劫に渡って水を汲み続けることはできるのだろうか?

ボルヴィックの代替品としておすすめの水は?

ボルヴィックはフランス産の軟水ミネラルウォーターとして人気であるが、入手しにくくなったり価格が高い場合に、似た味わいや成分の代替品が求められる。硬度が低くまろやかな口当たりが特徴のボルヴィックに近いものをいくつか挙げる。

クリスタルガイザー

ボルヴィックの代替品として最もおすすめなのはクリスタルガイザーである。硬度が近く軟水であり、pH値やマグネシウム量も似通っており、ネット上でも「味が近い」「飲み心地がボルヴィックに似ている」との声が多い。ボルヴィックの代わりとして選ばれやすい。アメリカ産の天然ミネラルウォーターであり、スーパーやコンビニで手軽に購入可能で価格も手頃である。

い・ろ・は・す

国産軟水として、い・ろ・は・すがボルヴィックの代替に適している。ボルヴィック同様にミネラルバランスが良く、飲みやすいクリアな味わいが特徴である。全国のコンビニで入手しやすく、価格がリーズナブルである点も魅力である。ラベルレスボトルもあり、日常使いに適している。

サントリー天然水(南アルプス)

サントリー天然水の南アルプス産は、ボルヴィックの軟水らしいすっきりした口当たりを再現しやすい代替品である。ミネラル含有量が控えめで後味が良く、日本人の好みに合う硬度である。ボルヴィックファンからも「近い」と評価される。大容量パックが多く、家庭用に便利である。

アルカリイオンの水

キリンビバレッジのアルカリイオンの水も、ボルヴィックの代替として推奨される。pHやミネラル成分が近く、ボルヴィックのまろやかさを引き継いだ味わいである。国内生産のため安定供給されている。日常の水分補給に適した中性寄りの水質である。

霧島天然水

少しこだわりたい方には、宮崎県と鹿児島県にまたがる霧島連山で採水される水がおすすめである。霧島周辺の水は、ボルヴィックと同じく火山地帯の地層を通り抜けている。特筆すべきは、ボルヴィックにも含まれていた成分「シリカ」が非常に豊富であることである。

硬度は$100mg/L$前後の「中硬水」に分類されるものもであるが、火山由来特有の「まろやかで甘みのある味」の方向性はボルヴィックに極めて近く、美意識や健康意識が高い層に支持されている。

まとめ

ボルヴィックの販売停止には、どうやら水源の枯渇という裏事情もあるようだ。

つい数十年前は飲料水にお金を払うという感覚はなく、人々は普通に水道水の飲んでいた。だけどミネラルウォーターに飲み慣れてしまうと、水道水なんて塩素臭でとてもじゃないが飲む気にもならないことだろう。

年々、ミネラルウォーターの消費量は増え続けていると言うが、実は水源は無限ではないということがお分かりになっていただけたのではないだろうか。

巨大な人工を抱える中国やインドの水事情はよくわからないが、そういった国の人々がこういった有料のミネラルウォーターを求めるようになってきたら、もしかしたらミネラルウォーター不足になる日がくるかもしれない。

まあ、近年では海洋深層水といったものも出てきており、さすがにこれは海からくみ上げているのでちょっとやそっとでは枯れることはないと思われる。海洋深層水は通常のミネラルウォーターとは少し味が違うが、個人的には嫌だとは思わない。

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