9月第3月曜日は敬老の日です。その頃は青紫色のりんどうの花の販売を見かけます。敬老の日に合わせてりんどうを贈る人が多いのですが、理由は何かご存知でしょうか?
りんどうは敬老の日にとても意味のある花言葉を持っています。祖父母をはじめ老人を敬愛し長寿を祝うにふさわしい嬉しい花です。
また、敬老の日に紫色のりんどうの花束だけでは、ダーク色でちょっと華やかさが足りませんね。敬老の日にりんどうと合わせたい花があります。
今回は、敬老の日にりんどうを贈る意味や、花束で組合わせたい花をご紹介します。
敬老の日にりんどうを贈る意味・花言葉は?
敬老の日にりんどうを贈るのは花言葉と色の意味が関係しています。
りんどうの花言葉は?
りんどうには、どのような花言葉が含まれているのでしょうか。では、さっそく説明します。
- 愛情:可愛いとか愛らしい上品なりんどうに向けられた愛情ある花言葉です。
- 誠実:雨やくもりや夜には咲きません。そして晴天の日にだけ花が咲く忠誠心などから誠実という花言葉になっています。
- 正義:上向きに花が咲くため真っすぐな心を表した正義という花言葉になっています。
りんどうの紫色が意味するものは?
古代より位が高い高貴な人や尊敬に値する人が紫の衣服を着る習慣がありました。
恐らく聖徳太子の時代に位の色を上から紫・青・赤・黄・白・黒としたことに由来しているのではないかといわれています。その為、紫色は尊敬や高貴が連想でき敬老の日にりんどうが適している花となりました。
つまり、りんどうの花を贈るのは目上の人という経緯を込めた意味があるようですね。
りんどうは薬として重宝されていた?
古くはりんどうの根が効き目の高い薬として重宝されていた為、長生きを願う気持ちや気遣いの心を伝えられるといわれています。
これらの意味合いを見ていくと、りんどうは人間に例えるととても素直でまじめな優しい人ではないかとイメージします。
そのような気持ちで敬老の日にりんどうを贈るのは本当に嬉しい良い意味があったのだということがわかります。単に秋に多く咲くからということではないのです。
敬老の日に贈りたい花束の組み合わせは?
りんどうの青紫や深い紫色は自分が大好きな色で、辛い時やご褒美などに買って部屋に飾ることがあります。
しかし、敬老の日としてプレゼントするには紫だけだと何だか地味で暗い花束になってしまいます。そこで、りんどうと是非合わせたい花があります。色だけではなく花言葉も敬老の日に合ったものを選びました。ぜひ参考にしてみてください。
- ピンクやオレンジで小さな花びらがたくさんついたガーベラの花言葉は「感謝」です。
- バラには「愛」という花言葉があります。白いバラだと「尊敬」という意味もあります。
- 千日紅は不朽といっていつまでも残るものとして長生きを連想させます。
- 花束を華やかにしてくれる定番の小さな花のカスミソウには「幸福」という意味があります。敬老の日に幸せを願って贈る花束にぴったりです。
花屋さんでも花言葉は教えてくれると思います。花言葉に限らず相手の好きな色や花を足すと気持ちも伝わります。是非、事前のリサーチもお忘れなく。
りんどうの花束が咲がさかないのはなぜ?
店頭にあるりんどうを買って飾るものの、つぼみの状態のりんどうの花は基本的には咲きません。
りんどうはそもそも咲かないつぼみを楽しむものだと思っていたのですが、違うのです。りんどうは咲くのです。では、なぜ花束のりんどうは咲かないのでしょうか?
根がないりんどうの切り花は咲かないことがほとんどです。育て方の問題ではありません。
そもそも直射日光が当たらない部屋にあることも原因ですし、つぼみのままでも咲き終えていて、枯れていくのです。逆にりんどうの花を咲かせるには根がついている状態の鉢植えなどを選び、陽があたる場所に置かなくてはなりません。
まとめ
敬老の日にりんどうを贈るのは感謝や健康などの思いやりを伝える意味があったのです。相手がこれを知っているのかどうか気になるところです。
是非メッセージカードには「りんどうの花には「愛・誠実・正義」の花言葉があります。「長く元気でいてください。」と添えてみるのはいかがでしょうか?
部屋に飾ったりんどうの花束を見るたびに、このメッセージを思い返しては嬉しい気持ちを持ち続けてもらえるのではないでしょうか。
今度の敬老の日はりんどうを添えて気持ちを伝えたくなりました。お伝えしたようにりんどうの切り花は咲かないことがほとんどなので、咲いた状態のりんどうが良い場合には少しでも花が咲いているものを選ぶと良いでしょう。
道の駅だと比較的咲いたものも販売されています。敬老の日だけではなくりんどうを花束に添えたい、そう思わせる地味ながらに大活躍の予感がするりんどうです。
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