にんにくは乾燥した場所に置くイメージですが、中身は大変水分が多いです。その為、保存方法を間違うとスカスカで中身が小さくなったにんにくに化けてしまうこともあります。
かといって、だいたいの料理には一かけらも使えば良い方で、なかなかにんにくを丸ごと1つ消費するのは時間が必要です。
では、切ったにんにくなら保存できるのではないか?それこそ、切ると手先などがにんにく臭くなるので、下処理を1日で済ませて大量保存できればラッキーです。
冷蔵と冷凍保存の仕方もご紹介します。使う頻度に合わせてにんにくの保存方法をご検討ください。
にんにくはどれくらい保存できる?
冷凍保存だと1年ぐらいの長期保存が可能です。0℃以下になると芽がでにくくなる為、保存しやすい方法です。その他の保存方法は次の通りで、大量買いにすべきかの判断材料になります。
<常温>
購入したままの皮に覆われたまま、常温で置いておくと長くて1ケ月ぐらいです。しかし、水分はどんどん飛んでいきます。保存の際は、購入した時についているネットに紐を通して風通しの良い所に下げておきます。
<冷蔵庫>
密閉袋で2~3ケ月程は大丈夫です。1かけに分けて、ラップや小さく切った新聞紙かキチンペーパーで1つずつ包みます。そしてそれを密閉袋に入れて冷蔵庫へ入れます。
<冷凍庫>
冷凍保存袋で1年程は大丈夫です。1かけに分けて、更に薄皮までむいておきます。それをラップで1つずつ包み冷凍保存袋に入れて冷凍庫へ入れます。
切ったにんにくは変色する?保存できる?
切ったにんにくは変色することがあります。しかし!食べられないことはありません。
お好みに切ったにんにくを変色させずに保存する方法があります。お試しください。★が多いほどおすすめできます。
<方法1:オイル漬け> ★★★
切ったにんにくをオリーブオイルに漬け込んで冷蔵庫で保存します。3~4ケ月程保存できます。密閉瓶だと半年ほど可能です。更に唐辛子入りだと1年近く保存も可能です。
その上、ガーリック油が出来上がっているので、にんにくのみならず油もおいしく使用できます。おいしそうな香りが想像できます。
<方法2:調味料漬け> ★★☆
方法1のオイル漬けの要領で、オイルではなく醤油や味噌に漬け込み冷蔵庫で保存します。長期保存が可能で半年は大丈夫です。
方法1,2共に途中取り出す時は、清潔なスプーンなど他の食材がつかないようにしましょう。
<方法3:冷凍保存> ★★☆
お好みの形に切ったにんにくをラップでしっかり空気を抜くように包み、さらに冷凍保存袋に入れて冷凍庫で保存します。
ただし、切ったにんにくは空気に触れる部分が多くある為、1かけずつの保存よりも早く使用しなければパサパサでにんにく風味がなくなります。3ケ月程度で使い切りましょう。
ポイント:1回分ずつに小分けにすると使いやすいです。そして団子状にせず平らに包むことで、解凍せずにフライパンで直接使用できます。
やってはいけないにんにくの保存方法とは?
次の方法で保存すると、にんにくが台無しになります。国産にんにくを高いお金で買った大事な1個であるにも関わらず、使えず捨てることになります。ご注意ください。
<そのまま冷蔵庫へポン>
冷蔵庫は乾燥しています。どんどんにんにくの水分を奪ってしまい、スカスカのニンニクや小さくなっていくことがあります。
→ 皮付きのままでも構いませんが、必ず密閉容器や密閉袋に入れて冷蔵庫へ入れましょう。
<切ったまま、すりおろしたまま放置>
変色します。食べても大丈夫ですが、青っぽくなりビックリします。にんにくの成分によるものです。余ってしまった場合には、すぐに冷凍保存しましょう。
まとめ
にんにくには色々な保存方法がありました。今回の内容から、長期保存が可能であることがわかりましたので、是非、旬のにんにくを思い切って買ってみてください。
にんにくは収穫後、数週間乾燥させて出荷となります。国産にんにくは初夏が旬です。夏のスタミナ切れに備えて、旬のにんにくをたくさん食べておきたい季節です。
また、その前の5~6月にはにんにくの芽も出回ります。国産は中国産に比べると店頭では少ない売り場面積になりますが、旬のにんにくは水分をたっぷり含んでいる為、重みを感じます。
切ると水分がはじいて出てくるほどです。是非、オイル漬けなど常備食材として活躍させていきましょう。
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