非常食になるからと思い、大量購入していた缶詰が気づいたら賞味期限切れ!缶詰って賞味があるの?結構長期保存できると思っていたのに…。でも、食べても大丈夫よね?
- 缶詰だから…
- 未開封だから…
捨てるにはもったいないし、中身を開けるのも手間。どうにか食べる方向で決着つけられないかなあ?と迷っていますね。長期保存可能といわれる缶詰の食べられる基準などについて見ていきたいと思います。
非常食の缶詰が賞味期限切れ!賞味期限は守るべき?
非常食として用意していた缶詰の賞味期限がいつもまにか切れてるなんてことはありませんか。でも、捨てるのはなんだかもったいないですね。賞味期限の缶詰は食べられるでしょうか。そのへんについて、ずばりお答えします。結論からいいますと、
- 缶詰は「賞味期限表示」の為、期限は絶対ではない!
- 期限超え3年は一般的には普通に食べらているレベル。
- 賞味期限をそれ以上過ぎてもいくつかのチェックポイントをクリアできれば食べられる可能性がある!
缶詰はもともと長期保存食なので、容器は水、気体に対する遮断性があり、内容物は高温高圧殺菌、脱気処理がされています。
汁気のある食品なのに3~5年も先の賞味期限にできるのはこのためです。3年越えは可能なレベルです。人によっては10年超えを食べても大丈夫だという話もあります。
賞味期限とは、その間の品質を保証しておいしく食べられる期間の為、それ以上保管していてもチェックポイントさえクリアできれば一般的には食べています。
では、チェックポイントを見ていきましょう。
賞味期限切れの缶詰を食べるかどうかのチェックポイントとは?
賞味期限を過ぎても基本的に食べることは可能ですが、明らかに下記の状態であれば食べるのをやめましょう。
- 缶詰が膨張している!
- サビが出ている(中身は大丈夫なこともあるが…)
- 汁気のある食品なのに乾燥している
- 臭いが変(食べたくない臭い)
- 煮汁の色がイラストと大きく違う
- 油浮きしている(寒暖の差で生じることもあるが気持ちが悪ければ食べない)
あずきのタンニンと原料の鉄が結びつき黒っぽく変色することがありますが、問題はありません。風味や味で判断すると良いです。
プルトップの賞味期限切れ缶詰は注意!
缶切りがないと開かない昔からある缶詰のタイプだと劣化しにくいようですが、プルトップの指でワンタッチで開けられるタイプは重みで蓋に隙間が入り、中身が劣化することもあります。
非常食でもこの簡単に開けることができるプルトップを使用している商品はあります。賞味期限を過ぎてしまっている場合は、よく中身や外観を観察して食べる判断をしましょう。
というのも、数年前に非常食ではなく通常のコーンの缶詰を購入して1ケ月も経たずに開封した時のことです。緑カビが生えていたことがありました。写真を撮ってメーカーに連絡すると新品を送付してくれました。
通常のクレーム対応は現物回収するのですが「良くあること」としてその際、回収はしなかったのです。これはプルトップで確かに1mmほど蓋が変形していました。なにかの衝撃でそうなってしまったと考えられますが、その隙間が原因だったと思われます。…そうよくあることのようなんです。
非常食の缶詰!こんな変わり種がある?
非常食備蓄が当たり前になった今、面白い缶詰がたくさん大手通販サイトでも販売されています。変わり種で是非ご紹介したいものがあります。
お湯を注ぐことなく、開封後すぐに食べられます。こんにゃく麺なのでお腹いっぱいになります。
おでんはレトルトパウチ食品もありますが、缶詰にもたっぷりさまざまな具材が入ったものがあり、おいしく作られています。もちろん冷めたままでスープまで飲めます。
きんぴらごぼう、たけのこ煮、ヒジキ大豆、肉じゃが、筑前煮などがあり酒のさかなにもできるし、レトルトや汁物ばかりの非常食に飽きた時に歯ごたえある食べ物が食べられます。
乾パンなどがよく知られていますが、ヤマザキのルヴァン、ボローニャ、グリコビスコ、フルーツ缶など、もしもの時には癒しの友が欲しいですよね。
ラーメンやビスコなど揃えるなどして、どれがどのくらいお腹いっぱいになるのかなど話題づくりにしてみましょう。
まとめ
非常食の缶詰が賞味期限切れなっていた場合、すぐに諦める必要はありません。ものによっては3年ぐらいは大丈夫です。
缶詰は食品というよりは容器の素材に注意する必要があるので、他の非常食に比べると比較的長く食べることができ、見た目で判断を行う方と良いようですね。
とはいえ、賞味期限切れに気づいたら早々に食べてしまいましょう。または、フードバンクのような所が引き取ってくれることもあるので相談してみましょう。
子供の中学校で非常食給食が出ました。あらかじめ保護者に説明文が配布され、防災の日として学校給食のメニューがパックの米、レトルトカレー、缶詰おかず、常温保存牛乳、デザートなど全て防災食になりました。
良い試みだなあ!よくぞやってくれた!と思ったのですが、子供たちは「今日、防災食…まあおいしかったけど、何かいつもと違う感じ。」と味は好評だったようですが、手作りの温かみがない常温の料理ばかりで、そっけない給食に感じたそうです。
防災食を味見するのも大切です。期限切れは良い機会ですので食べましょう。
缶詰は長期保存食として大変役に立ちますが、缶=場所を取る為いつもの防災グッズの袋の中には入れずに、袋の横などに缶用の持ち出し箱を作って入れておくと良いです。期限切れの缶詰は食べてしまい、新規に数種類の缶詰をこの際、楽しんで買ってみましょう。
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