ウスターソースと中濃ソースの違いは？地域差は？やきそばにはどっち？

衝撃の賞味期限をもつソースは冷蔵庫で保存していますか？

その賞味期限は短くてウスターソースが２～３ケ月、中濃ソースやとんかつソースが１～２ケ月を推奨されています。

そうなると、料理に頻繁に使わない限り３本を使い分けて保存するとなると賞味期限までに使えないこともあるし、場所も取ります。

そこで疑問なのが、１本ですべて代用できたら楽ですが、そもそも３本も準備しなくてはならないのでしょうか？

とんかつソースはあのトロミ加減がしっかりとんかつに馴染み、必須であり、他のソースとは別格の存在だと感じるのですが、ウスターソースと中濃ソースはどのような違いがあるのでしょうか？

きちんと知ることで、両方揃える必要がないかもしれません。２本の違いをご説明していきます。

ウスターソースと中濃ソースの違いは？

まさしく濃厚さが、ウスターソース＜中濃ソース＜とんかつソース（濃厚ソース）の順なので「中間の濃厚ソース」という意味合いで「中濃ソース」という名前なのです。

そもそも日本ではウスターソースのみならず、とんかつソースも含めて「ウスターソース類」という分類です。ウスターソース類とは野菜や果実に食塩や酢などの調味料で調整して熟成した液体調味料のことをさしています。

その詳細は次のようにソースごとに、とろみ、味、そして農林水産省が定めるウスターソース類の中での規格があります。その違いを見ていきましょう。

ウスターソースとは、どんなソースなのでしょうか。

中濃ソースとは、どんなソースなのでしょうか。

とんかつソースとは、どんなソースなのでしょうか。

と果実などの含有率、トロリ感、味も違いがあることがわかりました。

ウスターソースと中濃ソースを１：１で混ぜると、とろみは良くても味が甘いです。その為、焼きそばの味ではありません。やはりウスターソースがお勧めです。屋台などのソースはウスターソースを使っていました。

我が家は焼きそばソースを以前は買っていましたが、あまり特売にはなりません。280円ぐらいで購入していたものの、ウスターソース代用だと特売時には88円で購入できるため、最近では焼きそばソースを買わなくなりました。

すると子供に言われました。「ウスターソースしかないから、焼きそばソース買って！」と。しかし、今回わかったことを説明することで今後は高い焼きそばソースは買わずにすみます。

お財布に優しいウスターソースです。しかし、焼きそばソースの代用は中濃ソースレシピも多く見受けられます。次にご紹介するように地域性などにより在庫率が高いソースを代用している可能性があります。

イギリス発祥のウスターソースが日本に入ってきて、その後、日本ではとんかつソースができ、その後に、中濃ソースが広がったという説があります。

関東方面ではウスターソースをストックしない傾向にあるという話を聞いたことがあります。逆に中濃ソースは、西日本では店頭にあるものの、馴染みがありません。

「長崎県では皿うどんにソースをかける」という意外性が噂になりますが、そのソースはサラリとしてピリッと辛みのあるウスターソース系です。

関東の人がこの話を聞くと中濃ソースをイメージして「あの甘味を感じるソースを皿うどんにかけるのか？」と思って疑問視するのかもしれませんね。

九州方面ではサラリとしたウスターソースか、とんかつなど粘性がほしい時にとんかつ（濃厚）ソースを使用する為、中濃は出番がありません。味噌やしょうゆのように地域性があるのですね。

ウスターソースと中濃ソースの違いは濃厚さだったなんて、単純すぎます。これで「特売日にお一人様よりどり２本まで」とされている中、ウスターソースと中濃ソースととんかつソースの３本からどれを選ぶかなんて考えなくて良くなりますね。

譲れないとんかつソースと、あとはウスターか中濃のどちらかを好みで選べば代用できますからね。使ったことが無い方のソースを１度特売日に購入してみてはいかがですか？