春や秋に発売される加工食品の新製品は、つい買ってみたくなるような企画やCMが流れていますね。母の時代の昭和初期にはカレーライスはカレー粉から作る家がほとんどでした。
母は井戸の水を汲み、寒い台所で一生懸命作ったにも関わらず作るたびに味が違うカレーができて、家族の評価がイマイチだと大変悲しい思いをしていたそうです。
そこで登場したのが完成されたカレールーです。既にスパイスや調味料が配合されており、鍋に入れるだけで安定した大変おいしいカレーになります。
母は発売当時の感動が忘れられないと言います。現代人は加工食品だらけの為、その感謝、感動など薄れてしまっているのではないでしょうか。
加工食品は大変便利です。調味料も少なくて早く作れます。と言っていたのは1年前までの自分です。今では実は加工食品に頼らずスパイスや小麦粉などを使い分けてシチューもカレーも手作りします。
なぜって?家計の食費削減を迫られたからです。節約は十分にしてきたものの、家族には満足に食べてもらいたい。しかし、食費は削りたい。その思いを達成した体験談をご紹介します。
家計節約術!定番料理は加工食品をやめて食費削減
加工食品に頼っていた方が急に手作りすると、面倒な気持ちになるかもしれせん。そこで誰でもできる定番料理にご挑戦下さい。
シチュー
コンソメが決め手!市販ルー4皿100円のところを40円程度に節約。
<材料4人分>
- ①ジャガイモや玉ねぎなどいつもの野菜と肉
- ②小麦粉大さじ4
- ③コンソメブイヨン3個、牛乳3カップ、水
- ④塩コショウ、溶かしバター大さじ2
<作り方>
- ①を炒める。
- ②を振りかけ混ぜる。
- ③入れて混ぜ、材料がひたひたになるように水を加え煮る。
- ④最後に溶かしバターを入れ、塩コショウで調整。
グラタン
市販のマカロニ入りグラタン4皿160円のところを90円程度に節約。材料はシチューとほぼ変わらないのですがマカロニを購入しなくてはならずその分シチューより高くなります。
<材料4人分>
- ①いつもの野菜や肉
- ②マカロニ4人分
- ③小麦粉大さじ4
- ④コンソメブイヨン3個、牛乳3カップ
- ⑤塩コショウ、溶かしバター大さじ2、チーズ
<作り方>
- ①を炒める。
- ②を別に茹で①に合わせる。
- ③を振りかけ混ぜる。
- ④入れて牛乳で伸ばしていき少し煮る。
- ⑤を入れて味の調整。
- ⑥オーブンのグラタン機能ボタンか220度で15分ほど焼く。
カレー
スパイスを瓶で購入します。1本100円ほどですが使用するのは少量なのでルーを買うより格安です。市販ルー4皿100円のところを70円程度に節約。
あっさりしたインド風カレーになります。食べるとやみつきになりますし、小麦粉を使わない分カロリーが抑えられます。とろみが絶対なければならない方は②の後で小麦粉大さじ3を振りかけ混ぜてください。
スパイス自体は安いですがトマト缶1個を使うことで最低60円は必要にはなります。
<材料4人分>
- ①野菜と肉
- ②にんにく・しょうが各小さじ1
- ③スパイス瓶(クミン、ターメリック、レッドペパー)各小さじ1、トマト缶、ヨーグルト大さじ3
- ④塩コショウ
<作り方>
- ①を②で炒める。
- ③を入れてやや弱火で煮込む。
- ④最後に塩コショウで調整。
まとめ
脱加工食品で食費の節約をすることについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
カレーをスパイスから作るなんて上級者がやることでは?と思われたかもしれませんが、3本もっておくだけであとは特に技術などいりません。
一番少ない3種のレシピでしたが、慣れればさらにコリアンダー、カルダモンを買い足すなど楽しみが増えます。ガラムマサラというカレー全般のスパイスが入ったものを準備すると最後の味の調整にも役立ちます。
子供たちが今日は○○のスパイスが多すぎかな?とか○○のスパイスが効いて美味しいなんて感想を言うし、スパイス個々の味の特徴がわかっているので子供たちも作ってくれる程に簡単なのです。
このように加工食品は意外と手作りできるものです。コンソメやお出汁まで手作りしましょうなんて言いません。労力も必要になってきますから、手軽に無理なく作れ節約になることが長続きの秘訣だと思います。
定番のこの料理から初めて安価な手作りの魅力を知ってください。料理上手になった気分にもなれます。家にある材料だけで作るなら、まずはシチューですね。是非、今日は手作りシチューにご挑戦の上、それをご家族に自慢しましょう。
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