灯油をこぼしてしまったとか手や洋服に臭いがついてしまったとか、大変お困りですね。灯油の臭い対策は、その部位によって取り方も色々です。
持ち帰りの車中や玄関にたった数滴落ちただけなのに臭いが強烈だし、本当にあの灯油はなかなか臭いが取れませんね。
昔、父親が酔っぱらって玄関で倒れ、灯油が玄関にドワーッと流れ出たことがあります。
こぼれるなんてもんではないです。今からワックスでもかけるつもりだったのかと思うような液体が灯油ですから、怖いやら臭いやら本当に大変でした。
では、さっそくアイテムなどを使用して灯油の臭いを消す様々な手段についてご紹介します。
はじめに注意してほしいのは服などに灯油が付いた場合、洗濯機に入れて洗うは「NG」です。お湯で洗えばなんとかなりそうですがこれも「NG」!
なぜなら、洗濯機に臭いが付きます。ステンレス製ならまだしもプラスチックの部分など臭いがなかなか取れなくなります。ご注意ください。
手についた灯油の臭いの消し方
手についた灯油の臭いを消すのに有効なアイテムについて紹介したいと思います。
台所にある普通のサラダ油を手につけてモミモミ。一旦水で流し、今度はハンドソープで手を洗う。
→ やってみたらわかりますが、これ良い感じです。
みかんの皮を手にスリスリ。柑橘類成分には油を分解する効能があるみたいです。注意点としては、皮膚が弱い方は刺激もあるため、やめた方が良いです。
コーヒーかすでスリスリ。灯油の臭いがとれる上に、コーヒーの香りでイライラした気分も吹き飛ぶ感じがします。ただ、コーヒーかすって、いつでもだれでも身近にあるものではないのが、難点です。
洋服についた灯油の臭いの消し方
洋服についた灯油の臭いを消す方法とアイテムについてご紹介しておきます。前にも述べましたが、安易に洗濯機に入れるのは、洗濯機に臭いがこびり付く恐れがあるため、やめておいたほうがよいです。
少しなら放置でOK。ハンガーにかけて風通しの良いところに干します。
→ 灯油は揮発性の為、付いてしまった灯油が少しならこれで大丈夫です。
無色の化粧用クレンジング剤を灯油が付いてしまった部分に塗ります。洗顔をするような手順と時間で洗い、お湯で洗い流します。
→ 油性のものはクレンジング剤でだいたい応用できます。
カーペット・床についた灯油の臭いの消し方
カーペットや床についた灯油の臭いを消す方法とアイテムについてご紹介しておきます。
持ち運べるカーペットの灯油臭を消す方法
持ち運べるものは洋服同様に、少量なら乾いた布でしみこみを取り、風通しの良い所に干します。又は、新聞紙をシミの上に引いてトントンを手でたたきます。新聞紙が油分と臭いを吸収します。
持ち運べない床の灯油臭を消す方法
まず、表面を乾いた布で拭きとりサラダ油を少量カバーするように塗ります。(手の臭いを取る要領と同じです。)再度床を違う布で拭きとります。
シミがつくのが怖い床やカーペットの灯油臭を消す方法
油などを吸収してしまいそうな場合は、乾いた布やキッチンペーパーなどを広げてひたすらトントンします。新聞紙でもかまいませんが、インクがしみ出てしまうリスクがあるので、おすすめはできません。
そしてドライヤーで乾かして完了です。乾燥させることに寄って、灯油の嫌な臭いはだいぶ軽減できます。
玄関についた灯油の臭いの消し方
玄関についた灯油の臭いを消す方法とアイテムについてご紹介しておきます。
布で表面の灯油をふき取り新聞紙を広げて油分を吸い上げます。玄関のその付近に小麦粉やお茶の葉をまき30分程度放置します。最後にほうきで掃きおしまいです。
→ 臭いも油分も取れます。
重曹を使います。玄関の表面をふき取ったあとに、小麦粉のかわりに重曹をまきます。新聞紙をかぶせて一晩放置。すると臭いも油分も消えます。
→ 重曹は手についた臭いなどにも役立ちます。
車についた灯油の臭いの消し方
車についた灯油の臭いを消す方法とアイテムについてご紹介しておきます。
トランクなどビニール製の部分の灯油臭を消す方法
- 取り外せれば、ふき取り干します。
- 外せない場所はふき取り、コーヒーかすを置いて新聞紙かキッチンペーパーをかぶせて周囲をセロハンテープで止めて一晩おき、掃除機で吸い取る。
取り外せない布製の部分の灯油臭を消す方法
- 表面をふき取り後、重曹をかけて放置し掃除機か布で回収。
- 表面をふき取ったあと、新聞紙などで中の染み込までジュワッと何度もふき取る。しみこまなくなったらドライヤーで乾かす。
- 消臭剤を車用ではなく一般家庭の部屋用を置きます。
といっても車の場合、座席部分はかなり深くクッションがあるため自己処理は難しいです。臭いが取れないとか、あまりに大量にこぼした場合はディーラーにご相談ください。
まとめ
灯油の臭いを消す方法や使用するアイテムについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。みかんの皮やコーヒーなど中にはこんなアイテムが役に立つのかと意外だったものもあるのではないでしょうか。
私は車に灯油をこぼしたことはないのですが、釣りに行った際にエサの「オキアミ」という小エビの集団を冷凍したものが車のカーペットに溶け出て、臭いが染みついたことがあります。漁港に行くと海の臭いと共に、何となく臭うこのオキアミ。
これが車中に染みついたときは最終的にはディーラーにお世話になりました。しかし、それでも取れなかったんです。
そして勧められたのが、部屋用の消臭剤を2個ほど置くことでした。それ以来、消臭剤は車といえども部屋用を使っています。長持ちするし効果もあるので誰にでもお勧めします。
お困りの灯油の臭いが早く取れるように願っています。身近なものでできるので慌てずに行いましょう。
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