枕の洗濯方法と頻度は？洗濯機に入れても大丈夫？乾かし方は？

お母さんの枕ってなんだかいい匂い。赤ん坊の頃の記憶なのかもしれませんが、母親の布団に入ると安心して眠れます。と思っていた矢先、子供達が同じことを言いました。

私の枕にはロングヘアのせいかシャンプーやアロマの香りがついているらしく、何だか良い匂いだと言います。あら、嬉しいわ。自分では枕の匂いなんて感じないのですが、洗剤や汗など自然と染みついているのですね。

良い匂いと言われるのは嬉しいですが、匂いがついている、何らかの汚れもついていると考えるとやはりお日様の下で干したいです。できれば洗濯機で洗って洗剤の良い香りとお日様の匂いを吸収した枕に寝たいと思います。

枕はあの厚さや材質の為、しっかり乾燥させないとカビが中で繁殖してしまい、大切な睡眠中の呼吸に悪影響です。枕の洗濯と乾燥の仕方をご紹介します。

枕はおうちで洗濯できる？

基本的に洗える素材の枕がほとんどですが、洗濯表示があるようなブランドの枕だと自宅での洗濯に注意が必要かもしれません。

低反発枕などのウレタン素材やそばがらは洗えません。ウレタンは乾かない素材のスポンジでできている為、空洞に水が溜まり乾かなくて使えなくなります。

そばがらは洗うとお茶のような濁った色が出て、異臭なども出て使えなくなります。やめましょう。羽毛は洗えるものも最近はありますので洗濯表示に従って洗ってください。洗えない素材は機会を作って通気を良くするために干しましょう。

ウールのセーターを扱うように、洗面器や洗面台の中などで押し洗いの手洗いをお勧めします。洗濯機に入れて、枕の弱い縫い目から中の綿や素材が飛び出して洗濯機を壊すことや中綿が偏ることがあるからです。

やさしく手洗いしましょう。もしも洗濯機を利用するのであれば弱洗いなどの機能を使ってやさしく回しましょう。

特に洗濯表示に液体指定がないならば、通常の洗濯洗剤で良いです。押し洗いするとびっくりするほど汚れた色になりますので、数回繰り返して洗いましょう。

枕の乾燥には時間がかかります。というか、時間をかけてください。その前提にはまず天気が良い日を狙って洗濯しましょう。

カビが生えたり、変な臭いがついたりしたらおしまいです。手洗いした場合も洗濯ネットに入れて洗濯機の弱め機能で良いので脱水まではしておきます。

ハンガー２，３本を10cm間隔に並べ、そこに枕を均等に置きます。枕がハンガーの穴に入らない場合は鉄製のハンガーを調節して使用してみて下さい。

また最近では枕を干すためのアイテムが発売されていて、１００均などでも手に入れることができます。

１日で乾かない場合は浴室乾燥があれば併用しましょう。なければ、３日ぐらいしっかり乾かしてください。夏場は１日で済むこともあるので、夏は是非挑戦したいです。

天日干しと陰干しがどちらよいのかというと、洗える素材のものは基本的に天日干しOKです。

枕は厚いのでなかなか洗っていません。しかし、赤ちゃんを見ていてわかったのは睡眠中の頭の汗の多さです。赤ちゃんは髪の毛が薄く頭皮にある汗が目に見えます。ティッシュでジュワッと何度かふき取らないと消えないほど頭は汗かきです。

洗濯はせめて月１ぐらいはしたいですね。長くても１シーズンに１度は洗いましょう。お天気の日を選びましょう。夏は乾くのが早いし汗もかくので２回は洗いたいですね。

また、枕は布団を干すタイミングで必ず一緒に毎回干しましょう。その際、潰れた枕はふんわりと形を整えてお日様に当てましょう。中に空気が通り、湿りを取るのに役立ちます。そして途中で裏返し、両面を干してください。

枕そのものは洗えなくても、頭皮の汚れやよだれ、女性は夜のお手入れに使った化粧品などが枕についてしまいます。その為、汚れ予防に枕カバーはしましょう。

自分の枕カバーはダニ防止機能だった為、その分通気性が悪く頬が荒れてしまいました。今では枕カバーではなくお気に入りのバスタオルを巻き付けています。ふわふわのバスタオルのカバーは横向きに寝ても気持ちが良いですよ。

枕の洗濯方法や乾燥方法についてはいかがでしたでしょうか。枕の素材に注意して、洗濯機でも洗うことはできますが、おすすめは手洗いでしたね。

また乾燥には時間がかかりますし、ハンガーを数本使えば吊るすことができます。枕を干すためのアイテムも出ているので、そちらを使用してもよいですね。

良い匂いだから大丈夫というわけでなく、やはり枕は汚れています。洗髪して眠るのでそこまで汚れもなさそうですが、何といっても汗による雑菌の繁殖が良くないのです。

布団に比べたら枕洗いなんて簡単です。とにかく素材と乾燥さえ注意すればすっきりした枕に気持ちよく眠ることができます。予防のバスタオルカバーはお勧めですよ。呼吸に一番近い枕をしっかりケアして心地よい眠りを迎えましょう。