相手を怒らすつもりはなかったとしても謝罪をしなければならないシーンが必ずあります。そして、上手く謝罪ができずに余計に相手の怒りを炎上させてしまうこともありますね。
芸能人が記者会見で謝罪する際に土下座や頭を下げた時間が何秒だとか騒がれるのですが、長ければ良いというものではなく、やはりそこにはコツが必要です。
ダメな謝罪方法が分かれば少なくとも炎上することはありません。誠意ある上手な謝り方のコツを知りたいと思いませんか?
今回は、炎上に至ってしまうダメな謝罪と上手な謝り方のコツをご紹介します。是非、参考にしてみて下さい。
それじゃダメ!炎上させる謝罪の原因は?
謝罪する際に自分は絶対に悪くないはずだと思っていると、口先だけでの謝罪や言い訳や開き直りが伝わり、かえって怒りを炎上させるダメな謝り方になってしまいます。こんな言い訳していませんか?
(話を聞き終えて)…でもそれは、あなたが
「でも」「だけど」「しかし」という否定的な言葉は謝罪には使ってはいけません。本心ではそう思っていても口には出さずにぐっと相手の出方を待ちます。
それは違います
完全否定をしてしまっては、歩み寄りもできません。明らかに相手が間違っているのにと思ったら相手は話が通じない人として、口や態度には出せませんが「駄目な人だわっ」と自分が大人になった気持ちでいましょう。
勘違いしている・誤解させてしまった
メールなどだと言葉が上手く伝わらずに誤解によって怒りが生じることもありますが、このフレーズを使うと「あなたは勘違いしている=間違って理解している=間違っている」と言っている為、炎上してしまう可能性があります。
(相手の説明を聞いて)じゃあ、すみません
じゃあという言葉はとても投げやりに聞こえます。とりあえず謝っておきますと言っているようなものです。
(言葉では謝罪していても)態度が冷静、開き直っている
上から目線で謝罪していては相手の怒りを炎上させます。心の中で相手に非があると思っていても態度では、メチャクチャ動揺して傷心した精いっぱいの様子を装いましょう。
誠意が伝わる上手な謝り方!3つの大原則
誠意が伝わる上手な謝り方は土下座でも頭を下げる長さでもなく心からあふれる態度と言葉を最大限利用することが大原則です。
- 上手な謝り方大原則1:相手の言い分は言い訳含めて口を挟まずに、すべて言わせる!
- 上手な謝り方大原則2:態度と表情や声で攻略
- 上手な謝り方大原則3:歩み寄り
謝罪の誠意が伝わる態度や表情や声
- ①頭をしっかり下げる
- ②体が震えるほどに申し訳ないという態度
- ③申し訳なくて辛そうな表情と声
- ④口を挟まずにしっかり聞き、相手の要望も言わせる(要望に対する可否は別として…)
謝罪の誠意が伝わる言葉
相手を見た瞬間や電話などの声を聞いた瞬間に言います。早く謝りたかったという気持ちを表して、相手が怒りをぶつけて来る前にまず謝罪の言葉を簡潔に伝えます。謝罪の言葉を言うと非を認めたように思いますが「不快な思いをさせていることへの謝罪」とします。
相手の怒りを「ごもっとも」と寄り添う気持ちを伝えることで、相手は「何だ…こいつ自分の気持ち理解してるなら思い通りにしてくれるかも」という期待が生じて、怒りモードが薄れてきます。
怒りと謝罪の関係では妥協案を作らないと前進しません。相手の要望を完全に聞く必要はありません。お互いの立場があってのことなので、妥協案で「できる限りのことはします。」といった方向で切り出します。
「出来る限りのことは何でもいたします。」はビジネスでは使えます。会社である以上、法令を犯してまでできないことや金銭的に許可が下りないこともあり、正当な運用の範囲で「出来る限りのこと」で「何でも」というのがポイントです。
まとめ
恐らくこれを読んでいる人は、難なく人間関係を進めたい普通の人ではないかと思います。世の中にはクレーマーと呼ばれる人もいて、それにどう立ち向かうかについて企業やママなどさまざまな人が悩んでいると思います。
歩み寄れないようなクレームに対しても炎上させることなく相手を気分よくさせる上手な誠意が伝わる謝り方をして、大きなトラブルになることは避けたいですね。
クレーマーには「でも…」「だってそっちが…」と言いたくなりますが、まずは相手の言い分を言わせてあげると良いです。とにかく口を挟まずにひたすら謝る!これしかないです。納得いかなくてもまずは負けるが勝ちです。
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