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煎茶や玉露など緑茶の違い説明できる?茶葉の種類を生かした淹れ方!

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緑茶はその加工工程などにより煎茶や玉露などにも分類されます。この呼び方の違いは何か説明できますか?

どんな加工工程によってそう呼ばれるのか理解すると、自分が好きなお茶の種類が何なのか分かります。今回は、緑茶の中でも煎茶や玉露やほうじ茶などがどういう違いで分類されているのかご説明します。

お茶のイラスト

緑茶の基本的な製造工程や摘む時期などは?

緑茶といっても好きなお茶の種類は玉露だったり煎茶だったりと人によってさまざまですし、一番茶が好きと言われても何が一番なのでしょうか?

このようにお茶の呼び方の違いがうまれるのはどうしてなのでしょうか?まずは緑茶の基本的な製造工程などを見てみます。

一番茶・二番茶・三番茶とは?

一番茶・二番茶・三番茶の違いはわかりますか。新芽が出る八十八夜頃に摘まれる茶葉で作るのが一番茶で、一番茶が一番美味しいといわれています。

歌にもあるようにお茶の八十八夜とは5月1日頃をさし、その頃に摘まれたお茶が一番茶と呼ばれ、若葉のさわやかな味と香りがします。9月頃まで茶摘みが行われますが、その際に二番目に摘み取る二番茶、続いて三番茶、四番茶などと呼ばれています。

緑茶の基本製造工程は?

緑茶の基本製造工程は次のようになります。

  1. 茶摘み
  2. すぐに生の葉をもみ、ほぐし、蒸熱(蒸す)
  3. 乾燥

となっております。一番茶が美味しい!と言っても、製造工程のわずかな違いで同じ緑茶でも味の違いが出てきます。次でご説明します。

緑茶の中で煎茶や玉露などの違い説明できる?

緑茶といっても、お茶屋では煎茶や玉露や抹茶や番茶など色々な種類がありますが、この違いは基本的には製造工程で違いが生まれます。誰でも説明できるように簡単に解説します。

一般的に見られる緑茶の分類は、つぎのとおりです。

  • 煎茶:新芽の摘み取りまで日光を遮らずに栽培されたお茶
  • 玉露:茶摘みの3週間前に日光があまり当たらないようにするしたお茶
  • 番茶:夏以降に収穫した茶葉や製造工程で取り除かれる大きな葉などで作るお茶

玉露のように日光が当たらないようにすると渋みが少なく、うま味成分を閉じ込めたお茶になる為、お茶の味をたくさん感じられます。

煎茶や玉露などそれぞれの適した淹れ方は?

製法が違う煎茶や玉露など緑茶はそれぞれに茶葉を生かした美味しい淹れ方があります。湯の温度も違います。美味しい淹れ方をご紹介します。

基本的なお茶の淹れ方

  • ①湯呑みにお湯を一度そそぎ、茶碗を温める
  • ② ①の時に茶葉の適温まで湯の温度を下げておく
  • ③急須に茶碗の湯をそそいで蒸らす
  • ④湯呑みに注ぐ(茶碗がいくつもある場合は少量ずつを全ての茶碗にそそぎ、それを繰り返す)
  • ⑤最後の一滴までそそぐ

最後の一滴までそそぐ理由は諸説ありますが、次にお湯を急須にそそぐ時に前のお茶がのこっていると…

  • 湯の温度が一気に下がる
  • お茶の葉がふやけて味が悪くなる

このことから最後の一滴までそそぐ作法が出来上がったと言われています。

お湯の温度の目安

お茶によって最適と言われるお湯の温度は違います。まずはお湯の温度の目安を知っておきましょう。

  • 70℃:鍋やポットの底からゆっくり泡が出る
  • 80℃:底全体に泡が広がる(ゴーッと大きな音がでてくる)
  • 90℃:大きい泡が広がる(沸騰音が一瞬小さくなる時)
  • 100℃:湯が噴き上がる

煎茶の美味しい温度や淹れ方

お湯の温度は上等な煎茶70℃、中級で85℃前後がいいとされます。一人分でティースプーン1杯で、急須に湯を入れたら30秒ほど浸出します。

玉露の美味しい温度や淹れ方

お湯の温度は60℃がいいとされます。一人分でティースプーン5杯で、急須で2分ほど浸出します。

緑茶の中でも深蒸し茶や釜炒り茶って何のこと?

煎茶や玉露は製造工程が違うことが分かりましたが、さらに緑茶を買う時には深蒸し茶や釜炒り茶なども見かけますが、何のことか説明できるよう簡単に解説します。

深蒸し茶

深蒸し茶の特徴は次のとおりです。

  • 別名ぐり茶とも呼ばれる
  • 煎茶の製法に比べると蒸し時間が長い
  • 甘味とまろやかさがあり、濃い緑色の茶ができる
  • 湯呑みの底に茶の緑色が沈殿する

釜炒り茶

釜炒り茶の特徴は次のとおりです。

  • 蒸すのではなく、釜で炒る方法で発酵を止める
  • 釜で炒って乾燥させるので葉がクルンッと丸まる
  • 香ばしい香りと渋みがある

まとめ

煎茶や玉露など緑茶の違いについて解説してきましたが、いかがでしたか?

煎茶は安いお茶だと思っていたのですが、製法の違いだったのですね。自分は深蒸し茶が大好きです。

濃厚な緑のお茶で甘味と少しの苦みがある深い味わいが大好きです。他にも緑茶には玄米茶や流行りのほうじ茶などもありますね。ほうじ茶も緑茶の仲間で番茶を焙煎して作る、手間がかかっているお茶です。

お茶の専門店で試飲して確かめるのも良いですね。是非、自分が好きなお茶の種類を覚えて購入の際に見極められるようにしてみましょう。

 

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