寒い冬などはついついコートを着込んでしまいます。
それでもまだ寒いので、使い捨てカイロを装備したり、電熱ベストを中に着込んだりとしているうちに、部分的に汗でびっしょりになって、コートに匂いがついてしまったりなんてことはないですか?
コートなどの衣類の消臭方法はいろいろありますが、一番簡単なのはファブリーズなどの除菌消臭スプレーを吹きかけることではないでしょうか。
ですが、コート全体などにスプレー吹きかけているとけっこうな量になるので、すぐに使い切ってしまったりします。こういった除菌消臭スプレーって詰替え用でも意外と高いなと感じたことはありませんか?
そんな方におすすめなのが、低コストな除菌消臭スプレーを手作りすることです。このような「手作りファブリーズ」なるものは、どのような材料でどうやって作ればいいのでしょうか。意外と簡単に作れるので、ぜひ見ていってください。
手作りファブリーズの材料は?
手作りファブリーズの材料は次のものとなります。100均ショップやドラッグストアで簡単手に入るものです。今回は約100ml の量を作ることを前提にしたいと思います。200ml 作りたい場合は材料の量を倍にしてください。
- 無水エタノール:10ml
- 重曹:小さじ半分
- 精油(エッセンシャルオイル):数滴~お好みの量
- 水:80ml
- スプレー容器
無水エタノールは消毒用エタノールでも代用できます。これらの違いはエタノールの濃度にあります。
- 無水エタノール:99.5%以上
- 消毒用エタノール:70~80%程度
無水エタノールのほうが強力に消毒できそうな感じもしますが、蒸発するのが早くて使い勝手が悪いので、消毒用は精製水で薄られています。消毒用エタノールで手作りファブリーズを作る場合は、無水エタノールの場合よりも少し多めに使用しましょう。
精油の香りについては、ご自身の好きなもので問題ありません。何にしたらいいのかわからないという方は無難にハーブにしておきましょう。
手作りファブリーズの作り方は?
それではいよいよ手作りファブリーズの作り方について解説していきます。
まずは無水エタノールと精油を容器に入れて混ぜます。精油は水には溶けないので、かならず最初にエタノールと混ぜるようにしましょう。
混ぜ終わったら、水を加えて、最後に重曹を加えて混ぜれば完成です。思ったより簡単だったのではないでしょうか。コストは材料を安く仕入れれば、ファブリーズの半分以下になるはずです。
手作りファブリーズのデメリットは?
手作りファブリーズにはコストが安いというメリットがありますが、実はデメリットもあります。それは、ファブリーズのように長持ちしないということです。
手作りスプレーを作り終わったら、できれば10日以内、遅くても20日以内に使い切るようにしてください。忙しくて作るのが面倒なときもあるかもしれないので、市販のファブリーズと手作りを併用して使うとよいかもしれませんね。
実はコスト面で考えると、衣類用の除菌消臭スプレーはダイソーなどの100均ショップでも売っていたりします。
最初からそれを教えてくださいと思うかも知れませんが、手作りファブリーズのもうひとつのメリットとして、精油しだいで自分の好みの香りにできるという点が挙げられます。
手作りファブリーズになんで重曹を入れるの?
手作りファブリーズの材料をみて、おやと思った方もいるかも知れません。エタノールには消毒効果があるので、手作りファブリーズに入れるのはわかるけど、なんで重曹を入れる必要があるのでしょうか。
その答えは、重曹には菌の繁殖を抑える効果があるため、消臭効果が長続きします。その効果を利用して、三角コーナーや生ゴミをすてるゴミ箱などに重曹をふりかけておくと、細菌の発生による匂いを抑えることができます。
まとめ
手作りファブリーズの材料や作り方について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
手作りスプレーは市販の衣料用除菌消臭スプレーと比較すると低コストで作ることができますが、保存料が入っていないため、あまり長持ちしないというデメリットもあります。
低コストである程度長持ちもするというのが、100均ショップの衣料用除菌消臭スプレーなのですが、手作りスプレーに自分の好みの香りをつけられるというメリットもあります。
寒い時期には、除菌消臭スプレーを意外と消費するので、ぜひ手作りにも挑戦してみてください。
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