2019年から2022年にかけて放牧中の牛を次々と襲って、世間を騒がした忍者グマことコードネーム「OSO18」ですが、その後はどうなったかご存知でしょうか。
これまでこのクマが襲った牛の数は65頭だと見られており、そのうちの31頭が殺害されております。
地元の標茶町では捕獲対応推進本部会議が設置され、2022年にはれテレビ放送などでも多く取り上げられたため、全国から「俺が仕留めている」といったハンターが集まってきました。
さすがにこうなってくると、捕獲されるのも時間の問題と思ったかも多いでしょうか、年内には捕獲されずに冬眠の時期になってしまいました。
忍者グマ OSO18 は捕まった?
ヒグマの冬眠時期は12月から3月頃で、現在はコードネーム「OSO18」も冬眠中で活動していないはずです。
そのため地元でも追跡調査は休業中で、2023年2月6日現在では捕まっておりません。追跡調査は2月末から始まるといいます。
雪があると足跡が残るため、追跡調査もしやすくなるといいます。つまり、冬眠明けで雪が残る季節が絶好のチャンスになります。もしかしたら、3月頃に忍者グマ「OSO18」がついに捕獲といったニュースが流れるかも知れませんね。
ただし、中には5月頃まで冬眠するものもいるそうです。その一方で中には冬眠しないヒグマもいるようで、冬眠期間中にヒグマに襲われたという事故も稀に発生しております。
昨年は全国からハンターが押し寄せましたが、地元の人たちは土地勘のない人は遭難のリスクなどが高いため、あまり歓迎はされていないようです。
また、多くの人が山に入ると、ヒグマは警戒してその場を離れてしまうこともあるそうです。仕留めたら一躍有名になれるかもしれませんが、ここは地元の人達に任せたほうがよいのかも知れませんね。
次第に明らかになる OSO18 の正体!その容姿は?
これだけの事件を起こしているコードネーム「OSO18」は、巨大でさぞかしい恐ろしい容姿が想像されます。
写真撮影やこれまでの痕跡などから、その容姿は次第に明らかになってきております。推定される特徴や容姿は次のとおりです。
- 体長は2メートル前後
- 推定体重は230~320キロ
- 足幅は18cm
- 年齢は10歳前後
- 頭部は金色
- 胴体は黒褐色
- 左の後ろ足に2本のキズがある
これは一般的な雄のヒグマと、あまり変わらないそうです。前代未聞の牛を襲うということで巨大な凶悪グマを想像しますが、容姿は意外と普通なんですね。
ちなみにヒグマの寿命は20年から30年程度だそうです。成獣になるのは5歳ぐらいだそうでそうで、コードネーム「OSO18」の10歳前後だと人間でいうと、30から40歳といったところでしょうか。
まとめ
忍者グマことコードネーム「OSO18」はなかなか捕まりませんね。
なぜこのクマが捕まらないのかというと、警戒心がかなり強いようで、人の気配を敏感に察知して避けていると見られております。また、主に日没になってから活動していることなども理由の一つとなっております。
ちなみにコードネーム「OSO18」の名前の由来は発生した地名(標茶町下オソツベツ)と前足の幅(18cm)からとなっております。
6月には牛の放牧が始まるそうなので、地元の農家としてはそれまでに型をつけたいところでしょう。はたして近いうちに忍者グマ「OSO18」捕獲のニュースが流れる日は来るのでしょうか。
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