子供が部活を辞める前に、辞める理由が解決できれば悩む必要はありません。
それは簡単に取り除けるのか? 誰かに協力を求めることで解決するかもしれないのか? 顧問と話をして解決するのか? 校長先生に話を持っていくのか?教育委員会なのか? 問題となっている内容によって協力を要請する先が違います。
子供は解決したくてもどのような順序で誰に説明すべきかなどが分かりません。
今回は、子供が部活を辞めたいと言った時に、辞める決断をする前に親が出来る範囲で協力を要請しようではないか!という内容です。ただし、モンスターペアレントになれとは言っていません。冷静にご覧下さい。
子供が部活を辞めたい理由が暴力行為の時は?
子供が部活で先生や先輩などから暴力行為を受けていて、しかもなかなか辞めさせてもらえないなど心身辛い状況になって部活を辞めたいと言っている時には、勢いに任せて学校に乗り込んでももみ消されることがあります。そこで協力をより強固にするためには…
暴力行為など明らかに部活内に問題がある場合には証拠を集める!
顧問の先生に伝えたところで学校の問題にしたくなくて、その場しのぎの謝罪だけに終わる可能性があります。
しっかりと傷跡や日時などの他、言葉のやり取りやその場にいた人の名前などをメモで残していきます。そして、実際に傷が加えられた時に一気にその情報を差し出します。
辞めたいのは我が子だけなのか調べる
もしも他の子供も同じ理由で悩み、辞めたいと言っているのであれば親同士で一度確認し合うと良いです。集団で暴力を受けていれば証拠も大量に集まります。我が子だけであれば、我が子に問題が無かったか一度確認をして進めてみると良いです。
校長と顧問など2人以上と会話をする!
実際に我が子が先生から常習的な暴力行為を受けていた際には、先生と個室で話合いをしました。謝罪があり、その後の暴力はなくなりましたが、その先生は別の学校でも問題行為を起こしました。
そのような連鎖を断つためにも、あの時は校長先生も加わってもらうべきだったと後悔しています。
親は部活動マニュアル規定を確認!
教育委員会などが作成した部活動マニュアル規定を確認することで子供が部活を辞めずに済むかもしれません。
規定違反について学校へクレームを言うと何だかモンスターペアレントのようでやりたくないと思うのですが、子供が部活を辞めたい理由が明らかに学校側の無責任体制などにあればそれを取り除けたらと願う親は多いと思います。
先生の過労軽減や顧問による閉鎖的な部内でのパワハラを防止するために、自治体や教育委員会から部活動運用規定などのマニュアルがホームページに掲載されていないか確認しましょう。
その内容を熟読し、明らかに違反している場合には学校や教育委員会のマニュアル発信元へ協力を要請しましょう。
規定には「暴力行為」「休日規定」「活動時間規定」などが盛り込まれていないか?
モンスターペアレントは自己中心的で理不尽な理屈をあげてクレームをする親を意味していますが、そうならない為には規定と比べて自己中心的な意見なのかどうか冷静に判断する必要があります。
親がクレームをすると「過保護」「モンスターペアレント」とレッテルをはられそうです。子供が自身で行動できるならば任せても構いませんが、辞めたいと傷心している子供に任せるのは難しいかもしれません。
また、クレームを言うことで今後の選抜メンバーから外されるかもしれません。教育委員会へ匿名を希望して伝えることも手段の一つです。
規定を確認する為には、文章が長いため面倒になるかもしれません。しかし、子供を救えるのは身近な親です。まずは規定を探し出しましょう。
まとめ
子供が部活を辞めたい理由が暴力や異常な活動内容などによるものであれば、証拠をみつけて関係機関へ協力を要請することは親が出来ます。
ただのクレーマーとして片付けられないように証拠と規定の確認がカギになります。子供が望まない手段であれば無理な要請は様子をみて、子供には「子供の味方で、いつでも力になる」ことを伝えて見守ることも必要です。
中学校も高校もたった3年間の出来事です。上手く乗り越えて行けるように親は子供を支えていきたいですね。
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