子供がトイレットペーパーをガランガランと楽し気に、そして嬉しそうに回しています。しかし大人の表情は怒りを通り越して困り果てています。
最近は水の勢いもよく、トイレットペーパーがつまるなんてことはあまりなくなったけれど、さすがに吸い取る水分がなくなるほどトイレットぺーパーを入れ込んだら詰まるわけで…。
あわてて水を流すと、あふれそう。それを見た子供は初めての光景に、驚きつつも目をキラキラさせてニヤリとしています。もう!大変なんだから。
ということで、困り果ててこのページに来られたあなたに、自宅でできるつまりの直し方と普段の予防を教えておきます。子供に悪気はないのです。そう。だけれど、また発生する可能性がありますからね…。そこは覚悟しておかないと。
そんなわけで、トイレが詰まった場合の応急処置についてお伝えしたいと思います。
トイレのつまりの治し方!自分でやるぞ!
初めて詰まらせた時(もちろん子供がトイレットペーパーを詰め込んだ日です)は1万円で業者を呼びました。1万円といったら、多くの子育て世代にとって、非常に痛い金額ではないでしょうか。
トイレ詰まりの業者がやっていた方法を見ていると、なんだか自分でもできそうだと思ったので、その次詰まったときには自分で挑戦してみようと思ってホームセンターでラバーカップを購入しました。
ものを落としてトイレが詰まったときは?
目に見える場所に落としたものがあるなら、ゴム手袋をはめて勇気を出して手を突っ込む。ラバーカップで少し揺らしてみる。ですが無理はしないで下さい。目に見えない場所に動いて入れば絶対に水を流さずに業者を読んでください。
トイレが詰まってるけど水が徐々に引いていく時の対処法
ラバーカップといって、トイレ用のスッポン…何と表現したらよいでしょうか?
棒がついていて、その先端がゴム状で吸引できるような形状になっています。それを水の中の溜まりめがけてギュッと押して引きます。それを数回繰り返すと大抵は治すことができます。
どうしてもラバーカップで駄目な場合は次の「便器の水が引かない時の対処方法」を実施してみて下さい。
トイレが詰まっていて便器の水が引かないとき時の対処法
これは重症です。ラバーカップで数回やってみてください。反動でトイレから水が溢れ出てしまう可能性があるので、十分に注意して下さい。
それで駄目なら業者に連絡することを覚悟する必要もあります。しかし、業者を読んだら、1万円が飛んで行くので、悪あがきをしたいというのが心情ではないでしょうか。そこで重曹と酢を使った悪あがきのテクニックを紹介したいと思います。
重曹と酢とお湯で溶かす
重曹と酢をお湯に入れて混ぜます。お湯は熱湯だと便器を痛めてしまう場合があるので、60度以下にするのが無難です。
重曹と酢をまぜると炭酸ガスが発生し、これがトイレットペーパーや汚物を溶かす作用があります。トイレに流し込んで、1時間ぐらい待ってみましょう。うまくいけば、水が引いている場合があります。
明らかに水が引いていたら、ラバーカップを使ってみましょう。水が引かなかったときよりも治る可能性が断然高いはずです。
ワイヤーブラシ
トイレの詰まり用の長いワイヤーブラシがあります。値段も千円以下のものもあるので、業者を呼ぶことを考えれば安いものです。
ワイヤーブラシは非常に強力なのですが、問題はその辺のスーパーやドラッグストアなどでは手に入りにくいということです。
アマゾン(Amazon)や楽天といったネット通販では簡単に購入することができますが、恐らく、緊急を要しているので通販で家に届くまで待っていられないといったところでしょう。
ホームセンターにいればかなりの確率で手に入ると思います。行ってみてもなかったということを避けるためには事前に電話でトイレ用のワイヤーブラシが売っているかどうかを確認してみるとよいでしょう。
トイレが詰まるのを予防する
トイレが詰まってしまうと、本当にたいへんです。下手をすると業者を呼んで大金を失うことになりかねません。
そこで、普段からスッピン(ラバーカップ)をすぐに取り出せるところに置いておいて、流れが怪しいと思ったら、早めに使用するようにしております。
または、流れが悪いと感じたらトイレ用洗剤を毎回入れて流すなど便器内の汚れがとれるようにしてみてください。徐々に良くなることがあります。
少し手間かもしれませんが、詰まってしまったときのことを考えれば、全然たいしたことはないはずです。
それと、やはり詰まる原因の大半は子供によるものです。トイレットペーパーを大量に流すと詰まることがあって、その後が大変になるということをよく言い聞かせましょう。
トイレがつまる原因を知っておこう!
先述のトイレットペーパーの詰め込みすぎや冬の便器の中のぬめりなどが溜まったときなどに良く起こるのですが、何か物を落として詰まっていることもあります。原因によっては自宅で大人が解消することができます。何が原因か見てみましょう。
トイレが詰まる原因1:トイレットペーパーの素材
トイレが詰まるのはトイレットペーパーの素材に問題がある場合があります。
パルプ100%のトイレットペーパー
パルプ100%のトイレットペーパーは水に濡れると綿菓子のようにすぐに溶けていきますが、エコな再生紙だと溶けにくいです。
ティッシュペーパー
ティッシュペーパーはペーパーといっても水には溶けにくく作られています。再生紙以上に全く溶けません。
※パルプ100%ペーパーと再生紙とティッシュペーパーを一度、洗面器などで試してみると溶け具合が全く違うことが分かります。
トイレが詰まる原因2:節水
お風呂の残り湯をバケツで勢いよく流す行為による失敗体験について説明します。
レバーをひかずに排水できるので節約に役立ち嬉しいと思いがちですが、ほどほどにしないとかえって、詰まることになります。
なぜって。体験したからです。いえ本当に理由があり、レバーで水を流すことで、排水管内の残留物などを流すことができるので、便器全体の流れをスムーズにしているのですが、排水管を使わないうちに、水垢など蓄積しスムーズに水が流れなくなります。
ドロドロに詰まった血管のようなイメージでしょうか。トイレは節水機能が最近はついており、以前に言われていたようなタンクにペットボトルを沈めるなどの行為は不要になっていることが多いです。無理せず、レバーを引きましょう。
トイレが詰まる原因3:落とし物
トイレに落としやすいのは、
- 子供のおもちゃ
- ペン
- スマホ
- ボタン
などです。確かに、トイレに何か落とした経験はあります。和式トイレのようにすぐ取れたころは良かったのですが、洋式トイレは悲しいですね。
見なかったことにして流してしまうと大変なことになります。子供はそれを隠そうとして流してしまうのですよね。気持ちはわかりますが必ずバレるし、厄介なことに。ものを落としたときの対処法について、あらかじめ子供に教育しておきましょう。
トイレが詰まっていたら、まずは子供になにか落としたか確認してみたほうがよいでしょう。原因がトイレットペーパーによる詰まりだと決めつけてしまうのは迂闊です。
まとめ
トイレ詰まりの治し方はいかかでしたでしょうか。原因がものを落とした場合でないときは、まずはスッポン(ラバーカップ)を試してみて、駄目なら「重曹・お酢・お湯」のコンボ、またはトイレ用のワイヤーブラシを突っ込むとよいしょう。
といっても、頻繁に詰まってしまったら、ママの気も滅入ってしまうものです。もし、よく詰まらせてしまう原因が子供にあるなら、教育をしておく必要があるでしょう。
ペーパーの溶け具合をお子様と一緒に試してみると、いたずら防止に役立つかもしれません。体験しないと言葉だけでは子供は理解できませんからね。そして、物と落とした時は、取らないと大変だから必ず教えてほしいと念押ししておきましょう。
努力しても出来ない時は、業者を頼りましょう。トイレのつまりは、使えず大変なので結構すぐに対応してくれます。
その分、料金1回で1万円はお高いですよ。トイレのつまりは予防が一番です。でも、詰まってしまった場合はあなたも勇気をだして自分でやってみましょう。
コメント