日本人は幸福度が低いのはなぜ?マスコミへの信頼度が関係?

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日本人の幸福度は世界の人々と比較してどうなのだろうか?

2020年の3月に国連が発表した世界幸福度ランキングでは日本は62位と過去最低の結果となった。

この幸福度ランキングは幸せかどうかを世論調査した結果であるが、年金、医療制度などが整っていて比較的恵まれていると思われる日本がこのような結果になるのには驚いている方もいるのではないだろうか?

ちなみに世界幸福度ランキング結果は1位がフィンランド、2位がデンマーク、3位がスイスで、ヨーロッパの国々が上位を占めている。

日本の意外な結果はいったいなぜなのだろうか。評価が厳しいという国民性などもあるのかも知れないが、これと関連しそうな内閣府の調査で興味深いものがあるので紹介したい。

テレビを見てイライラする人のイラスト

マスコミを信じる人ほど幸福度は低い?

プレジデントオンラインで、幸福度について興味深い記事が掲載された。

https://president.jp/articles/-/43134

日本人の幸福度が他国と比較して低いのはさきほど述べたが、この記事によると、内閣府の調査で「マスコミへの信頼度が高い人ほど幸福感が薄い」という意識調査結果があるという。

確かに新聞やテレビを見ていると、ウイルス感染の拡大や政治家の汚職、芸能人の不倫、悪質な事件など聞いていて不愉快に感じる情報が次々と入ってくる。これらの情報をそのまま信じていれば、確かに酷い世の中だと感じて幸福感が薄れていきそうだ。

そして、マスコミへの信頼度は途上国は高く、先進国は低い傾向があるのだが、日本は先進国では突出して信頼度が高い。日本はすでに先進国ではないという意見もあるが、ここでは触れておかないでおく。

この結果を見ると、日本はマスコミの信頼度においては先進国ではないと言えるのかも知れない。

異常に高い日本のマスコミ信頼度はなぜ?

プレジデントオンラインのこの記事によると、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリアなどの先進国はマスコミへの信頼度は30%台以下であるのに対し、日本は60%台もある。ちなみに新聞は70%近い数字である。

特に面白いのはイギリスでは新聞や雑誌の信頼度は10%台と非常に低い。こんな信頼度の低い情報に勝ちがあるのかどうか疑問であるが、これでビジネスが成り立つのだから不思議である。

イギリスでは国民の意識の中にマスコミの情報は信頼できないが、とにかく多様に取得して自分で真意を判断すると行った意識が強いのかも知れない。

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日本でもネット上では新聞記事やテレビの内容が間違っていると絶えず批判され、マスコミへの信頼度の低さを感じるが、日本全体で見るとまだまだこういった人たちは大多数ではないらしい。

日本は高齢化が進んでいて、高齢者ほどネットではなく、テレビや新聞から情報を取得する傾向が強いのは明らかであり、その辺も影響しているのかもしれない。

日本では、マスコミ同士が他社を批判するようなことは、あまりなく、横並びで同じような情報を選んで同じような見解を発信する傾向がある。

最近では、ジャーナリストの池上彰氏が次のような発言をしてネットで大炎上していたが、このことを意外と知らない方も多いだろう。

「バイデン大統領は中国の人権問題に関心がある。新疆ウイグル自治区で強制収容所に入れられているといったことや香港民主化運動による逮捕とか、トランプ大統領はこれまで(人権問題に)何も言ってこなかった。人権問題に関心がなかった」

実際はトランプ氏は政権末期には人権問題でかなり中国に厳しい対応を取っているので、この発言は明らかに間違っているのだが、池上氏はちょっと古い情報を元に、このような結論づけをしているのだろう。

ネットではかなり炎上したが、マスコミではあまり取り上げられていない。その後も何事もなかったように番組は続いているのは、日本ではネット上で炎上しただけでは、広くは知れ渡らないことを示している。

ちなみに池上彰氏はユーチューブの動画で釈明をしているが、ネットではそれがかえって火に油を注ぐ結果となり、数万の悪い評価がついてしまった。

日本におけるマスコミ以外の信頼度は?

この記事にはマスコミ以外の信頼度も載っている。

1)自衛隊(81%)
2)警察(79%)
3)裁判所(78%)
4)新聞・雑誌(68%)
5)テレビ(65%)
6)大企業(47%)
7)行政(45%)
8)環境保護団体(44%)
9)国連(42%)
10)政府(40%)
11)労働組合(38%)
12)女性団体(35%)
13)国会(31%)
14)APEC(29%)
15)政党(26%)
16)宗教団体(8%)

(2019年調査分)

昔は自衛隊といえば、なんとなく戦争がイメージされて煙たがれていたような感じがするが、今は災害派遣の活躍などで、信頼度はトップである。

警察や裁判所も信頼度が高いが、これらが信用できなくなったら、民主主義は機能しなくなる。

政府への信頼が40%と以外に低いが、先進国では軒並み30%台となっており、日本が異常に低いというわけではない。他の先進国では政府もマスコミも信頼度は低いが、日本では政府の信頼は低いがマスコミの信頼は高いということになっている。

まとめ

内閣府の調査で「マスコミへの信頼度が高い人ほど幸福感が薄い」という意識調査結果もあるが、日本は他の先進国と比較して突出してマスコミへの信頼度が高いということがわかった。

世界幸福度ランキングで日本は62位と低い結果だが、もしかしたらその辺が多少、幸福度に影響しているのかも知れない。

筆者もネットが普及していなかった時代は、テレビや新聞の情報を鵜呑みにして信じていたが、ネットを利用するようになってからは、これらの情報には意外とデタラメもあって、偏っていることを理解してきた。

ただ、今でも情報収集はテレビや新聞がメインという人は結構多く、特に高齢者であればあるほどその傾向は強い。しばらくはマスコミの信頼度が高い状態は続くだろうが、他の先進国と同様、次第に低くなっていくと思われる。

貴方がもし、幸福度が低いと感じてしてテレビを見る時間が長いなら、その時間を削って別のことに使ってみてはいかがだろうか。

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