キャベツを丸ごと買った時に外側の葉を何枚捨てるべきか悩んだことはありませんか?
また、一見大きいキャベツでも外側の葉が硬そうで数枚捨てることを予測すると、案外小さなキャベツかも?なんて思うと選ぶ際に悩むこともあります。
キャベツの葉はいったい何枚まで捨てると良いのでしょうか?もしも捨てるはずの葉を料理に活用できたら、そんなに悩む必要がないかもしれません。
今回は、キャベツの葉は何枚捨てると良いのかやそもそもキャベツの葉は捨てるものなの?という疑問をはじめ、芯も捨てずにおいしいごはんのお供にする方法などをご説明します。
キャベツの葉は何枚捨てると良い?葉の役割がわかれば安心!
キャベツの葉を何枚捨てるのかを悩む前に、なぜこんなに葉がたくさん余分について販売されているのか疑問に思ったことはありませんか?
余分につけられた葉の役割や葉が水をはじく理由などは次の通りです。
キャベツに使われた農薬はキャベツの外側の葉についている?
キャベツの葉には気にするような農薬はついていない!
出荷前に農家で土と一緒に外側の葉は取られています。その為、スーパーなどに並ぶ際には一番外側の葉であっても農薬の問題はありません。つまり、基本的に外側の葉を捨てる必要はありませんが、気になるようなら軽く水洗いするかさっと湯通しすると良いです。
とはいえ、キャベツの外側に近い葉は水をはじくので農薬やワックスなどが散布されているのではないかと思って葉を捨てがちです。しかし!その水をはじく正体は…
キャベツの外側の葉が水をはじくのは「ブルーム」によるもので問題ない!
ブルームとはキャベツに限らず野菜や果物でも見かけるもので、外からの水分をはじくことで内部の水分蒸発を防いだり、病気を防いだりする天然成分です。水をはじくと何か不気味に思っていた方はどうぞご安心ください。
つまり!店頭で購入したキャベツの外側の葉は捨てなくて良い!
外側の葉は内側の葉を守る為にも余分につけたまま販売する方が新鮮な状態を保てる!
外側の葉はキャベツにとってラップのように新鮮さを保護する役目もあったのです。汚れたり、変色したりしていれば捨てても良いですが必ずしも捨てる必要はありません。
そこで問題が発生です。外側の葉は固いです。サラダには向いていないし捨てずに取っておいても活用法がわからないという人もいるでしょう。次に活用法についてご紹介します。
野菜ソムリエが教えるキャベツの外側の硬い葉の有効活用法!
今までは捨てていたキャベツの外側の硬い葉の有効活用料理法があれば、おかずが1品増えるし、ゴミは減るし嬉しくなります。野菜ソムリエの自分より有効活用法をご紹介します。
活用1:変色したり汚れたりしている外側の硬い葉はラップがわりに何度でも!
キャベツの外側の硬い葉も食べられるとはいえ、変色していれば捨てる部位となります。しかし、捨てる前にまだ活用法があります。
外側の葉は内側の葉を守る為、ラップのように使えます。内側の葉が余った時にラップで包むのではなく、捨てずに取っておいた外側の葉で包むと良いです。
活用2:焼きそばやお好み焼きで食感も楽しんで!
キャベツの外側の葉は硬いものの色が濃い緑色で栄養も多く含んでいます。特にビタミンCは外側の葉は内側の葉の1.5倍近く含んでいます。
捨てるのはもったいないです。硬くてサラダにすると歯ごたえが良すぎてアゴが疲れてしまいますが、焼きそばやお好み焼きなど火を通すと適度な食感で楽しめます。
ただし、切り方にコツがあります。少しでも多くの繊維を断ち切るため、筋に対して垂直に包丁を入れましょう。
キャベツの芯の活用法!キャベツの外側の葉と同様に調理がオススメ
キャベツの外側の葉が硬くて捨ててしまうように、キャベツの芯も硬いので活用せずに捨てていませんか?キャベツの芯も栄養があるので捨てるのはもったいないです。
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活用1:キャベツの芯も焼きそばやお好み焼きに最適!
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活用2:薄くスライスしてごま油としょうゆで調理
これがかなりオススメの1品です。薄くスライスしたキャベツの芯を小さな器にいれてしょうゆをたらし、15分ほど放置します。水気を捨ててもう一度しょうゆをたらし、ごま油を少しいれて混ぜます。ごはんに合うので独り占めしたいおいしさです。キャベツの芯程度の量なので
すぐになくなってしまい悔しい思いをするかもしれません。
栄養はビタミンCの含有量が外側の葉についで多いです。つまり、いつも食べている内側の葉は外側の葉や芯よりもビタミンCが少ないのです。
まとめ
キャベツの外側の葉は何枚捨てるのかなんて悩む必要はなかったのです。外側の葉や芯の活用レシピが分かったら、捨てるのがもったいない気持ちになりませんでしたか。
また、外側の葉や芯はビタミンCが内側の葉より多いのに、これまでずっと捨てていた訳です。もったいないですね。外側の葉も芯も今後は捨てずに活用してあげてくださいね。
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