エアコンがないと過ごせない程に暑い夏だというのに、エアコンが故障したかもしれない。と焦ったことはありませんか?
たった1日でもエアコンが使えないとなると大変なことです。家にはいられないですね。エアコンから水がポタポタ滴っていたり、水しぶきを時々感じたりすることがあります。
その時は業者を呼ぶ前に自分で対処することも可能です。業者を呼ぶと出張料など少なくとも5千円以上かかります。
今回は、部屋の中にエアコンから水が滴ってしまった時の原因と対処法をご紹介します。我が家は2度経験しました。原因はそれぞれ違っていました。では、ご覧下さい。
部屋の中にエアコンから水が滴る原因は大きく3つ!
部屋の中なのにエアコンから水が滴ったり霧のようにふってきたりするのには大きく3つの原因があります。
原因1:ドレン配管(ドレンホース)のつまり
ドレン配管を通った水は最終的に、室外機の横からベランダや地面などにチョロチョロと抜けていく水になります。
しかし、最終地点が詰まっていると室内機で作られた水を外へ排水しきれずに室内で漏れてしまうことがあります。ドレン配管は室外にある為、泥が入ったり虫が巣を作ったり草が中に入ったり…と色々な要因で詰まっていきます。
原因2:室内機のフィルター目詰まり
まさか?室内機のフィルターが詰まったぐらいで水が出るなんて!と思うのですがこれは意外に多い原因です。我が家もありました。エアコンは高い位置に設置されている為、フィルターの定期清掃はなかなか難しくつい放置してしまいがちです。
基本的なエアコンの仕組みとして部屋の暖かい空気を吸い込み、冷たい空気にかえて部屋に放出します。その際に部屋の空気の他に浮遊しているホコリなども吸い込み、エアコン内にあるフィルターはだんだんとホコリが付いていきます。
そしてフィルターが詰まっていると充分に部屋へ冷気が来ない為、人は設定温度を下げてしまいます。部屋の温度は高いままにエアコン内部だけが必要以上に冷気を作り出すことで結露となり、水滴が発生する仕組みです。
原因3:ドレン配管などそもそものエアコン設置時の不良
ドレン配管が最終地点までの間で少しでも持ち上がっていると水は正しい方向に流れずに逆流して部屋の方に流れることがあります。
また、エアコン室内機が傾いていると排水用のドレン配管がエアコン内で上手く流れていないことがあります。設置した当初より不具合がある場合には、早急に業者に相談して再度設置の確認を依頼してみると良いです。
エアコンから水が滴る!自分でできる対処は第一にフィルター掃除から
エアコンの室内機から部屋の中に水が滴る場合にはご説明した原因1,2,3のうちまずは2のフィルター掃除をしてみましょう。フィンの掃除もありますがこちらは素人ではなかなか汚れが落ちません。
フィルター掃除方法
エアコンの室内機の扉を開き、フィルターを取り出します。エアコンを覆っている網戸のようなものです。
本来はやさしく掃除機で吸い取るものなのですが、水滴の原因になるほどに重症化している場合には水の中で柔らかいブラシなどで撫でる様にやさしくホコリと汚れを落とします。
フィルターは充分に乾かしてから使うこと!
天日干しせずに使うとカビの原因になることがあります。しっかりと乾いてから取り付けます。
※フィルターをとりはずさない自動掃除機能が付いている場合には、エアコンのダストボックスに溜まっているホコリを取り除きます。
フィンの掃除
フィンとはエアコン室内機のフィルターよりも奥にある硬い金網のことです。フィルターにほこりが詰まっているとフィンも汚れていることがあります。
無理に汚れを取る必要はありませんが明らかに汚れている、目詰まりしている場合には市販のスプレーを使うか、業者へ依頼すると良いです。
フィルター掃除後もエアコンから水が滴る!ならばドレン配管もチェック
ドレン配管が詰まっていると排水が適切に行われない為、エアコン内部の逆流によりフィルターを掃除したとしても水滴が解消されません。ドレン配管のチェックと掃除の方法は次の通りです。
ドレン配管のチェック
- ①ドレン配管から水が出ているか?
- ②草が入り込んでいないか?
- ③虫が巣を作ってないか?
- ④泥で穴がふさがっていないか?
見た目に②③④が当てはまれば取り除きます。それでも解決しない場合の掃除方法は次のとおりです。
ドレン配管の掃除方法
- 家にある道具で掃除する場合:掃除機と薄手の布を準備
ドレン配管の最終地点に布を当てて掃除機を密着するようにして吸い込みます。ジョボジョボと水の音が聞こえたら掃除機を外します。
※エアコンを切って排水が全くない状態になってから作業開始をします。そうでないと排水が掃除機に勢いよく入って、今度は掃除機が壊れてしまいます。
- ドレンホースクリーナーの場合:ホームセンターや通販で2,000円前後で購入可能
先が細くなってドレン配管に差し込めるようになっています。そして吸引する仕組みです。
まとめ
部屋の中にエアコンから水が滴ると驚きますが、意外に簡単に自分で対処できることが分かりました。エアコンフィルターの自動清掃機能つきは購入時に数万円高い価格の為「大丈夫、掃除ぐらいするから」と思って、安いものを買いがちです。
しかし!普段からフィルター掃除をしない人は新しいエアコンになっても掃除は恐らくしないと考えて、数万円高くても自動掃除機能が付いたものを買う方が得策です。快適な涼しい部屋になりますように。
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