一度フワフワのかき氷を食べてしまうと家でもあのフワフワ感が出せたらいいのにと思うことがありませんか?
縁日で食べるようなかき氷はガリガリとしていて、かき氷屋で食べる氷はフワフワしています。家で食べるかき氷はその中間といった感じです。
今は、フワフワになるというキャッチフレーズの電動かき氷器なども販売されていますが、できることなら自宅で今、使っているかき氷器を有効活用したいものです。できます!
今回は、自宅で使用中の普通のかき氷器でフワフワのかき氷を作る方法をご紹介します。ポイントはたった3つだけです。では、ご覧下さい。
家でフワフワのかき氷を作る為のポイント1:水と砂糖
家でかき氷を作るには水が必要なことぐらい分かりますが、実は砂糖がフワフワのかき氷を作る為の最初の重要なポイントになります。
かき氷用の氷に砂糖を溶かしてから凍らせる!
の割合で溶かします。およそ200mlカップに大さじ山盛り3杯です。水なので砂糖は溶けにくいです。不思議なことに砂糖を入れると凍るのが遅くなります。
砂糖を入れるとフワフワの氷になる理由
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水は0度で凍ります。しかし、そこに砂糖など何かが加わると0度より低い温度で凍り始めます。
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水の分子が止まった状態になると氷になっていくのですが、砂糖の影響で水の分子が止まっていくのを阻止しようとする為、ゆっくり凍っていき、やわらかい氷ができるという仕組みです。
家でフワフワのかき氷を作る為のポイント2:放置
家でかき氷を作るときは氷が溶けてしまいそうで焦ってかき氷機をまわしてしまうと、フワフワのかき氷はできません。ポイント2は放置がキーワードです。
凍らせた氷は放置する!
- ただ放置する場合:冷凍庫から出して15分ほど常温で放置
- 電子レンジの場合:30秒ほど
いずれもかき氷からゆっくり水が滴るぐらいまで放置します。すると、これも不思議なことにフワフワのかき氷が作れます。
放置するとフワフワのかき氷になる理由
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氷の面が柔らかくなっているので刃がゆっくりと入りやすく、薄い氷になりフワフワになる
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やさしく刃が氷に入る為、切れることなく長く氷がつながってかき氷機から落ちて来るのでフワフワの層になる
なるほど氷の面が削りやすくなると良いのですね。削っていくと、中心部はまだ凍っていて硬くなっています。その際は再び放置すると良いのですが、家族が今か今かと器を手に、かき氷機を見つめている中で放置するのは難しいですね。氷は2個分準備しておき、交代で使用すると良いです。
家でフワフワのかき氷を作る為のポイント3:優しく削る
家のかき氷をフワフワに仕上げる為の最後のポイントは力を入れずに優しく削ることです。
- 手動の場合は力加減を優しくして押さえつけない!
- 電動の場合は刃を「細かい」などを選択してゆっくり削る!
放置した氷は面が柔らかくなっています。薄く削るとフワフワになるのでゆっくり優しく削ります。手動だと早く終わらせたくて、つい押さえつけながら削ってしまうのですが子供の力でできる程度に優しく根気よく削っていきます。
家でフワフワのかき氷が食べたい!ミルク氷の作り方
最近は水を凍らせてシロップをかけるのではなく、最初からミルクなどを凍らせて削るフワフワのミルク氷も人気ですね。作り方をご紹介します。
牛乳と練乳で作るミルク氷の作り方
- 牛乳150mlに対し練乳大さじ1杯を混ぜて凍らせる
カロリーが気になる場合には牛乳だけを凍らせても作ることができます。氷自体に練乳が含まれているにも関わらずイチゴシロップや抹茶シュガーなどをかけると更においしいです。
自分的には不思議かもしれませんがシナモンがオススメです。シナモンだけでは甘味はないのですが、甘い氷にシナモンをかけると香りもさることながら一層甘く感じます。
まとめ
家でフワフワのかき氷を作るには砂糖水と氷の放置と削るやさしさの3つのポイントを覚えておくと良いです。高い電動かき氷機を買わなくても済みます。
余談になりますが、水に砂糖を入れると凍るのが遅くなることが分かったところで、塩を大量に入れるとどうなると思いますか?凍らなくなります。小学生の夏休みの自由研究などに色々な食材で凍るかどうか実験してみると面白いですね。
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