跡継ぎがいない人は永代供養のお墓が良い?そのメリット・デメリットとは?

スポンサーリンク

お墓を持っていないと亡くなった後にどうなるのか?どこに納骨されるのか?

心配になることがあります。跡継ぎがいない場合や独身の人などは永代供養というお墓を気にしたことがありませんか?永代供養ならだれにも迷惑をかけずに…と思うのですがこの永代供養にも色々な形式があります。

今回は、永代供養のお墓を選ぶ際にどんな種類があって、どんなメリットとデメリットがあるのかについてご説明します。

お墓のイラスト

永代供養のお墓はどんな人が使う?跡継ぎがない人の為だけの墓じゃない!

永代供養してくれるお墓というと、跡継ぎがいない人が無縁墓にならない為に入っておく墓だと思われがちですが、実際には色んなパターンの人が使うことが出来ます。

永代供養のお墓は故人や親族のかわりに霊園が永年に渡り供養してくれる!

永代供養の墓を選ぶ人の特徴は…

  • 跡継ぎがいない場合
  • 家族の中でも宗教が違う場合(例としては仏教のお寺の墓にキリスト教の人が入りたくない、入れないなど)
  • 嫁ぎ先の墓に入りたくないなど事情がある場合
  • 管理料が不要な永代供養のお墓にし、子供世代からのお世話を避けたい場合

などの人が選ぶ傾向にあります。特に条件がないお墓の為、どんな人でも選ぶことは可能です。一見、宗教にとらわれずに自由なイメージがある永代供養のお墓ですが、お墓については親族などの意見が分かれることもあり、慎重に選ぶ必要があります。永代供養できるお墓の注意点を次にご説明します。

永代供養のお墓の注意点を知らないとモメ事も!知っておきたいデメリット

永代供養は一見、親族に迷惑をかけずに完結できそうなお墓ですが、本人の意思だけで購入してしまうと親族間でモメ事が起きるかもしれないのでデメリットも知っておきましょう。

永代供養のお墓を選ぶとこんなデメリットが…

遺骨を取りだせない可能性が大!

永代供養は墓地によってルールが違うので一概に言えないのですが、代々世話をしてくれる人がいない可能性がある永代供養のお墓は合祀といって、最終的には他人の遺骨と一緒に納骨されることがほとんどです。

後に「この人の遺骨を別の墓に持っていきたい」と言っても取りだせなくなります。一定期間ののち合祀する墓地もありますが、基本的に納骨後は取り出せません。

親族の後悔やモメ事につながるかも

本家の墓の後継者ではない場合は一般的には新しく墓を作ります。故人が納得する意思で購入した永代供養のお墓だというのに、親族の中には「本家に入れてあげたのに」などと思う人がいると、その人に取り越し苦労の悩みを抱えさせてしまうこともあります。

スポンサードリンク

デメリットと申しましたが、親族に何といわれようが意図して永代供養を選んだ場合には本人にとって「メリットだ!」とも言うことはできます。

永代供養のお墓に入ることのメリットは?気兼ねせず良い感じ!

永代供養のお墓を選ぶ人は、生きている間にお墓の御世話に苦労した方や全くお墓に興味が無い人などいますが、共通しているメリットは次の通りです。

永代供養のメリットは第一に後世に迷惑をかけないこと!

永代供養のお墓であり、個人のお墓ではないということは…

  • 死後にお墓の管理料などを誰かに負担させなくて良い
  • 個別のお墓ではないので無縁墓の心配がない

残された子供達にお墓の御世話をさせなくて済む…つまり金銭的にもお手入れなどの労力的にも気兼ねしなくて済むので先祖代々継いでいくような使命が無い場合には、選びたいお墓の形式と言えます。

永代供養のお墓のシステムはどうなってるの?

永代供養のお墓は霊園のルールによって多少違うものの、大まかなシステムは次の通りです。

<永代供養の代金>

契約した時点の一括払いで完結することが一般的です。しかし、生前に契約してお墓に入るまで、つまり実際に亡くなるまでの間は年間管理料が必要だという霊園もありました。契約時にはその辺も確認しておきましょう。

永代供養のお墓のパターン

個別のお墓から後に合祀のパターン

比較的小さめのものが多いですが、そこに32年間納骨された後に合祀といって、他人の遺骨と同じ場所に合同で納骨されます。

最初から合祀のパターン

32年間の納骨というのは仏教でいう33回忌である弔い上げにあたる年数の為、その年に合祀される考えからきています。

永代供養時の供養のされ方

霊園によって違いますが、日本では仏教式の葬儀が多いことから供養は仏教式の各宗派の方が供養してくれる傾向にあります。その為、キリスト教徒で永代供養を選んだものの供養はお坊さんということもあります。こだわりがある場合には事前に確認をしておきましょう。

お参りは不可?

永代供養ではお参り不可という霊園もあります。基本的にはお参り歓迎で比較的自由な所が多いです。個別のお墓の後に合祀となった場合でも、お参りをしたい場合には合祀墓にお参りをすることができます。

まとめ

永代供養のお墓は後世に余計な負担をかけないという点で故人にとっても後世の人にとっても良いシステムだと思います。

しかし、葬儀やお墓については同じ家族でも意見が分かれる可能性もある為、良かれと思っていても身内の親族にだけでも了解を得ておくと良いです。理想のお墓が見つかりますように。

コメント

タイトルとURLをコピーしました