キレる夫をお持ちの奥さまは日々の扱いに大変です。言い返せればまだしも…訳の分からない普通の会話の途中で突然夫がキレているので、対処に困ることがありませんか?
我が夫は気が短い上にプライドが高いキレ夫です。結婚式まで良く耐えたなあと思う反面、少しだけ扱い方が分かるようになりました。キレ夫の言い分を分析してみると「傷つきやすい」「負けず嫌い」など普通の人以上に過敏なところがありました。
今回は、キレる夫はなぜ普通の人なら会話のやりとりや笑いで済ますところをキレてしまうのか? キレる夫の本音と正体をさぐって、どうしても注意しなければならない時の方法やNG用語をご紹介します。
キレる夫の本音は?!
夫がキレると突然すぎて状況把握に困ることがありますが、落ち着いて相手の立場になってみると被害妄想を抱いていることが分かります。注意されるのが大嫌いなキレる夫が考えていることは次のようなことです。
- バカにされた
- 自分が負けたと思われている恥ずかしさ
- 自分が間違っていると思われている悔しさ
- 自分が知らないことをわざと自慢されたような負い目
- 自分の意見を否定された
- 我慢した(つもり)
など、つまりは被害妄想であることが多く、結果的に自分のことをバカにされているということが悔しくてプチンッと怒る=キレてしまいます。
そしてここで厄介なのが…
- 自分は悪くないと思い込んでいるポリシーが頑固!
- (我慢の限界までが他人より極端に驚くほど短いが)本人的には我慢したので爆発する!
不思議なことにその言い分はブレることがなく「絶対に自分は悪くない」という内容です。例えば世の中では「あおり運転」が問題になっていますが、あおっていてもその時は悪意がありません。
なぜなら「割り込んだ相手」「スピードが遅い相手」が悪いから…と一方的に強く思い込んでいるので周囲が説得してもすぐに理解を得られることが少ないです。その場をごまかす為ではなく、その瞬間は心の底からそう思い込んでキレています。
頻繁にキレる夫の対処法は?
頻繁にキレる夫には、キレた時に被害妄想を取り除く必要がありそれには、まずは気持ちに寄り添う素振りが必要です。その上で、危険性を簡潔に伝えて冷静に戻ってもらう方法があります。
普段の会話でどうでも良いことでキレた時は思考の空間移動!
キレる会話例
夫:この曲って嵐の「世界に一つだけの花」だよね?
妻:えっ?(笑)嵐じゃなくてSMAPでしょ~
夫:(なぜかもうキレている)俺が間違ってたって言いたいわけね。謝れっていうの?
いやいや…会話のなり行き次第で「そっか、SMAPだよね。」なんてどうにでも続く会話のはずで、間違いを正すとか謝るとかそういう流れではないはずの会話です。
「えっ?」「…じゃなくて」といった時点で夫は責められている!負けた!と思っています。傷つきやすいのがキレ夫の正体です。
キレた後の対処会話例
妻:(夫のキレ具合は無視して)間違いとかじゃなくてきっと頭の中ではSMAPをイメージしてたんだろうね。口で嵐って言っちゃったのね。人間の脳って面白いね!
- ①夫を否定していないことを一番に!冷静に伝える
- ②もし夫の間違いが本当にそこにあっても寛容できる表現をしてあげる
- ③話題を夫婦間の狭い会話内容ではなく、未知や第三者など広い内容、話題に移行させる
これにより、キレ夫は否定されていないことの安心感と瞬間沸騰した現場の空気から離れた、客観的な世界の話になり、穏やかになっていきます。
しかし、他人に害をあたえそうなほどに危険を伴うキレ方をしている場合には、夫に非があろうが無かろうが何より夫自身にケガが無くて良かったという安堵感を強調してまずは安心できる言葉を伝え、未来の話(次のレジャーや旅行など)に会話を移行させます。
キレる夫に注意をしたい時はどうする?
キレル夫は注意をされるのが苦手ですが、それでも注意が必要な時は妻として夫を大切にしていることをアピールし、安心させた上で、注意ではなく妻は困っているという内容を伝えます。
事前のスキンシップ
手を触ったりハグをしたり、まずはスキンシップでキレ夫の気持ちを冷静にさせて、妻として味方であることをアピールしておく。一緒にソファーでテレビを見るだけでもOKです。
気持ちに寄り添うふりをする
「そうだよね。あなたは忙しいからこうなるよね。大変だねえ。できればこうしてもらいたいなあ」「こうしてもらうと助かるなあ」と相手の気持ちに寄り添うフリをして自分が困っていることをやんわり伝える。
注意するときのNGワード
注意するときに次のようなワードを使用すると、火をつけてしまう恐れがかるので気をつけてください。
- でも
- だって
- えっ(驚き=バカにされたと瞬間沸騰になる)
- はっ?
まとめ
キレる夫の本音には人より優位でいたい!バカにされたくない!という気持ちがありました。
夫への接し方を見て「ん?何で自分が夫に気を使わなければならないの?」と思う奥様もいるでしょうがそれで夫婦を続けられているのであれば、この先もそのスタンスを貫いてみるのも良いのかもしれません。
しかし、反論できずにストレスをためる妻もいます。そんなの嫌ですね。妻が賢く「負けたフリ」「寄り添う気持ちがあるフリ」「安心させるために好きなフリ」をすることでキレル夫を上手に取り扱えるようになるでしょう。
キレる夫が大嫌いなNG用語は避けて、キレ夫は我慢が苦手な大きな手のかかる子供の一人…と思って扱っていきましょう。
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