金縛りって本当に怖いです。早く終わって!…と叫ぼうにも声が出ない。自分は小学生の頃から金縛りを経験してきました。
両親は経験していないということで、自分の悩みを理解できない様子でした。しかし、大人になるにつれアレッ結構経験者いるのね~。と安心したものです。
しかし、皆さんの症状が違うことに驚きました。中には、本当に恐怖で不安になるような金縛りの人もいますね。気になる金縛りは悪いものなのか?原因や解決方法が知りたい!ですよね。これを見て安心と予防ができればと思い、ご紹介します。
金縛りなどで声が出ない原因は?
金縛りは悪いというほどの病気ではありません。医学的には「睡眠麻痺」と呼ばれる睡眠障害の1つです。簡単に言えば、脳が活動しているのに、体が休んでいるレム睡眠の状態で眠りに入る時に金縛りが起きやすくなります。
だから声が出ないとか体が眠っていて動かないのに、頭は起きていて、何か苦しいとか不安とか考えることができるのですね。原因には次のパターンが考えられます。
<通常の眠り>
深い眠り(ノンレム睡眠)→浅い眠り(レム睡眠)のサイクルを繰り返す。
<金縛りが起きやすい時の眠り>
- 就寝後、ノンレム睡眠ではなくいきなりレム睡眠→金縛り
- レム睡眠の途中で何かの拍子に起きた→脳は起きたけれど、体は眠りを継続中→金縛り
- レム睡眠→夢を見ている→夢が現実のように錯覚する→金縛り
となります。その為、夢の中の音を本当に聞こえているかのように思ったり、そこに居ないはずの人がいて、霊と思いこんだりするような幻覚が起きることもあります。
金縛りにあいやすい眠り方と対応方法!
良質の睡眠を取ることが大切と言われても、健康になこれが大切なのはわかっているのですが、できない忙しい日常ですね。
金縛りが起きやすい眠り
<質の悪い眠り>
例:睡眠不足、日中の過度な睡眠、時差ボケ時の睡眠など、仰向けの時に起こりやすいと言われている。
というのですが、基本的に人は仰向けで眠ります。これが悪いと言われると困るのですが、金縛りにあう時には仰向けのことが多いということです。実は、自分も仰向けで両手を万歳した時にいつも起きていました。その為、意識して手は下げるようにしました。
<精神的ストレス>
ストレスが原因の1つではないかと言われていますが、遠足の夜のように体だけが疲れている時に起きるなど、正直なところ原因は特定できていないのです。
金縛り対応方法と対策
眠りのサイクルが違うことで金縛りが起きて夢と現実の錯覚や声が出ないという現象が起きやすいことを自分自身で理解しましょう。金縛りにあっている最中にも不安に思わず、自分は夢を見ている最中であることを理解することしかないです。
そして、無理に金縛りを終了させるのではなく、いつか終わると思って冷静にしていることです。通常は、まだ眠りの最中の為、すぐに眠りに入っていきます。
ただし、あまりに長時間だとか、回数が多い場合は金縛りではなく他の病気かもしれせんので睡眠外来など医療機関にご相談ください。
金縛りにならない予防策は?
生活環境を整えることぐらいわかっているけど、できないから困ってるんだ!という方もいらっしゃることでしょう。お忙しいと思いますが、可能な限り整えることを意識してみましょう。
<睡眠>
- 毎日同じ時間に就寝する→休日前は乱れがちですが少しでも休む習慣をつける。
- ノンレム睡眠とレム睡眠の1サイクル90分にあわせて(倍数)睡眠がとれるようにする。
<睡眠環境>
枕を変えてみる。いつも眠っている最中に枕が違うところに動いているようなら、枕の高さや長さなど合ったものに替えてみてはいかがですか。決して高価なものでなくて良いです。枕に頭が沈んだ時に心地よく、肩に力が入らないのが良いです。
ベッドの向きを変えてみる。近隣の騒音などが安眠を妨げているかもしれません。試してみて、落ち着く方向にベットを動かしましょう。
照明やいらぬ光はないか確認する。光がある方が落ち着く人もいますが、睡眠の妨げになっていることもあり、明るさを色々試してみましょう。
まとめ
金縛りによる怖い夢も声がでない現象も、なんだ大丈夫!と思えましたね。
- 金縛りは眠りのサイクルの乱れで、心霊現象でも病気でもなかった。
- 金縛りにあっても不安を感じる必要はなく冷静でいれば、また眠れる。
- 金縛りは規則正しい生活睡眠習慣や生活環境を整えることで予防につながる。
良かったですね。緊張がほぐれましたか。今日からは大丈夫ですね。睡眠の乱れだと理解し、安心して眠りましょう。
コメント