冬になると静電気に悩まされる人は多くいます。髪の毛にまで静電気が発生すると髪の毛は乾燥していたり傷んでいたりしているかもしれませんし、その髪にドライヤーを当てるなんてゾッとしませんか。
手の甲だと乾燥や荒れ具合が目に見えるのですぐにハンドクリームを塗ることができるのですが、髪の毛はなかなか荒れ具合が分かりづらいです。
ヘアオイルやクリームを塗るとしっとりして乾燥が防げるのですが、それに頼る前にまずはヘアケアをしっかり見直してみましょう。
傷んだ髪にクリームだけ塗り続けるのは遠回りに思えてならないと思う自分は、セミロングヘアですが子育ても終盤が近い年代だというのに天使の輪ができて、しっとりさらさらの髪です。
年齢に関係なく手入れ次第ではうるつや髪をキープできます。乾燥が気になる冬でも元気な髪でいられるように、基本のヘアケアをご紹介していきます。
髪に大敵の乾燥はシャンプー後の早めの○○で防げる!
シャンプーをした後にどのようなタイミングでドライヤー使うかによって、乾燥髪になるか、うるつや髪になるのかの別れ道になります。おすすめの方法は
「風呂上りなるべく早いうちのドライヤーをおすすめ」
といっても、髪がビショビショに濡れたままの状態をさしているのではありません。
- ①浴室で髪をタオルで挟み、パンパンと軽くたたいて、水が滴らない状況にしておく
- ②風呂上りは髪を乾いたタオルでやさしく包み、地肌にポンポンと軽く押し当てながら毛穴付近の水分を拭き取る
- ③ ①②ができていればドライヤーへ
ヘアオイルなどの使用方法には「タオルドライをした後…」などと表現されていますが、タオルドライはこのように半乾きまで髪の毛の水分を吸収した状態にすることです。乾燥や傷みを防ぐには大変重要なポイントです。そして次にご紹介するドライヤーの当て方も重要です。
髪に大敵の乾燥は上手にドライヤーをかけてサヨナラ!
乾燥する髪はドライヤーより自然乾燥が良いと考えがちですが、そうではなく上手にドライヤーを使うことで乾燥を遠ざけることができます。
ドライヤーは短時間で!向きや振り方もポイント
ドライヤーは1,500ワットのものだとJISで70度以上140度以下の温風であるように定められています。低くても70度です。
湯だと考えるとやけどしてしまう高温です。その温風を髪の毛に当てています。髪の毛そのものに痛みや熱を感じない為、地肌が熱いと感じなければドライヤーを当て続けてしまい良くありません。
- 同一部分に長く温風を当てない
- 髪の毛を振るのではなくドライヤーを振って乾かす
- 頭皮から毛先に向かって乾かす
年齢が増すと髪の毛のボリュームが減る為、③についてはつい、下から髪の毛が浮き上がるように上に向かってドライヤーをしがちですが、傷み易くなった年齢だからこそ頭皮から毛先に向かって行うと良いです。
髪の特徴をおさらいして乾燥とドライヤーの関係を見直そう
髪の毛の乾燥対策にはドライヤーをシャンプー後は早めにして短時間でかけることをおすすめしていますが、髪の毛の特徴を知ることで理解が深まります。髪の毛をイメージしながら読むとこれまでお伝えしたドライヤーのかけ方に納得がいきます。
- 髪の毛はキューティクルという保護膜で覆われている
- キューティクルはうろこ状(イメージ状の話)
- 開いたうろこ状だと隙間に空気や紫外線などダメージを受けやすい
- キューティクルが荒れていると乾燥髪などうるつやからほど遠い髪に見える
- キューティクルは熱に弱い
つまり、キューティクルをきちんと整列させることができればうるつや髪になることができるのです。
ドライヤーとキューティクルの関係においては
- キューティクルは熱に弱い
- 熱でキューティクルが閉じる
正しいドライヤーのかけ方を思い出してみてください。同一場所に長くドライヤーを当ててはいけないのはキューティクルが熱に弱いからであり、タオルドライ後は早めにドライヤーをかけた方が良い理由は、開いたキューティクルの間にダメージが入り込まない為でもあり水分を放出させてしまって乾燥髪にならないように、そして熱でキューティクルを閉じてしまうことにも役立っていたのです。
まとめ
冬の乾燥した静電気を帯びやすい髪だった人は是非、ドライヤーを上手に使ってうるつや髪を手に入れてみませんか。
あまりに荒れて、髪の毛がプチプチ切れてしまうような人ならば、最初のうちはオイルやクリームも併用しながら髪を元に戻していきましょう。いつしか、オイルなどに頼らずにヘアケアができるようになるでしょう。
乾燥しがちな冬こそ、可愛いベレー帽をかぶって綺麗な髪をなびかせてみませんか?もっと素敵な髪のあなたになりますように。
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