桜餅には道明寺と長命寺という呼び方がある?その違いとは?

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桜餅と聞いてイメージするものは、表面はもち米のように粒状ですか?クレープのようなサラッとした生地ですか?それが東西の違いなのです。

料理教室で桜餅を作った際に、どうやらイメージしている桜餅とは違うと思っていたところ、説明が入り「西の人が食べている桜餅はたぶん違いますよね。」と言われました。桜餅と呼んでいたものは桜餅ではないの?初めて聞く道明寺や長命寺って何?と思いました。

桜餅とは地域によって違うものなのでしょうか?あんこも違うのでしょうか?材料の違いや道明寺や長命寺と言われるようになった理由などをご紹介します。

桜餅のイラスト

あなたが食べている桜餅は道明寺?それとも長命寺?

店で桜餅を買う時や、いつも食べ慣れている桜餅が道明寺なのか長命寺なのかご存知でしょうか?共に桜餅と呼ばれていますが違いは次の通りです。

  • 道明寺:もち米と粒あんが材料で主に西日本で流通している。
  • 長命寺:小麦粉とこしあんが材料で主に東日本で流通している。

が一般的に流通している桜餅の特徴です。どちらも桜の葉の塩漬けが周りに巻かれています。桜餅だと思って食べていたのは、どちらのタイプでしたか?

道明寺はもち米といっても、おはぎのようなもち米ではありません。逆に道明寺を食べ慣れている人には小麦粉で作っているのに「餅」なの?とイメージがわかないと思います。詳しくどのようなものかご説明していきます。

桜餅の道明寺の特徴と由来!千年以上も前から存在していた!

まずは千年以上も前に存在していたといわれる西日本で流通している道明寺の桜餅の特徴をご説明します。

一口にもち米といっても加工したもち米で材料名としては「道明寺粉」と呼ばれている!

もち米?粉?と、ますます分からなくなりませんでしたか。道明寺粉についてご説明します。

道明寺粉は

  • ①もち米を蒸す
  • ②干す
  • ③粗く砕く

という工程があります。その為「粉」といっても、見た目は米を半分に小さくしたような形なので粉というよりは固形です。指でつまむと米のように粒を感じます。そして、光沢がある半透明の物体です。これをもう一度湯で戻して使います。おはぎのようにもち米を「つく」工程は不要です。

千年以上前の大阪の道明寺が発祥といわれている!

兵糧の役割で保存できるようにもち米を加工したという説や大阪の道明寺で出家した尼寺が保存食や携帯食の為に作っていたという説などがあります。

桜餅の長命寺の特徴と由来!江戸時代に流行った桜餅!

関東方面で食べる桜餅は江戸時代に考案され、長命寺で作られたという説があります。特徴的なのは餅といってももち米などは使われておらず、小麦粉で作られています。

徳川家光が命名したとされる東京の長命寺で大量の桜の葉の利用の為に考案された!

長命寺の門番は大量に落ちる桜の葉の掃除に苦労していました。そして桜の葉を塩漬けしてそれを菓子に巻いて売ったのが始まりだと言われています。

小麦粉を水で溶いて焼くお菓子は西洋文化のイメージがありますが、日本でも古くから使われた料理法です。

江戸時代は見た目だけではなく、見えないところに手を加えることも好まれる傾向にあったため、あんこも手間をかけて滑らかな舌触りになる「こしあん」を作って桜餅に使用していました。

道明寺の桜餅と比べると、全く別物です。その為、関東などでは小麦粉で作られたものは「桜餅」として販売され、もち米のものは「道明寺」と呼んで区別されていることもあります。

まとめ

道明寺と長命寺の桜餅はどちらが正解ということではなく、地域によって全く違う食べ物であることが分かりました。作り手からすると小麦粉で作る長命寺の方が身近な材料で手軽にできるので助かります。

道明寺は道明寺粉を購入しなくては作ることができません。しかし、どちらを作るにせよ桜の塩漬けはなかなか作りできないので、これは買わないといけません。

春になると業務用材料店や菓子食材店に道明寺粉が並びます。気にしていないと気づかないかもしれませんが、食べたことが無い方も、是非一度手作りしてみてください。

長命寺とは全く違い「おはぎ」などに近い食感に、また新鮮な美味しさを感じると思います。春にはピンクが鮮やかな桜餅を是非食べて、陽気のようにフワフワと気分よく過ごしてみませんか?

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