コーヒーショップではとても良い香りがするコーヒー豆は思わず買いたくなります。ただ、コーヒー豆はいったいどれくらい保存できるのか疑問です。
今までワンドリップコーヒーやインスタントコーヒーだったのですが大家族用の大きなコーヒーメーカーをいただいたのでこの機会に思い切ってコーヒー豆を挽くミルも買いましたが保存期間が気になって仕方がありません。
今回はコーヒー豆の保存方法や保存期間目安などをご紹介します。コーヒー豆の状態なのか挽豆なのか、それとも人数分を淹れたけれど余ってしまったコーヒーなのか、それぞれについて解説します。
コーヒー豆の特徴を理解すれば保存方法がわかる!
コーヒー豆の特徴を理解すると適した保存方法がイメージし易くなります。簡単にご紹介します。
- コーヒー豆の苦手な事:湿気(湿度)、空気(酸化)、温度、明るい光
- コーヒー豆が得意な事:臭いや湿気などの吸収
その為、使用した豆かすは脱臭や湿気取りとして靴箱や冷蔵庫やゴミ箱の底などに再利用できます。つまり、保存するならばその逆で…
「臭いを吸わずに、湿気も少ない暗い所が保存に適している!」
となります。では、詳しい保存方法などをご紹介していきます。
コーヒー豆の保存方法と保存期間は?
コーヒー豆の状態だとどんな保存方法が適していてどれくらいの期間保存できるのでしょうか?
- 暗くて湿気が少ない場所といえば…冷蔵庫が良い
- 臭いを吸わない為には…密閉袋や瓶が良い
というのはイメージできます。ただ、冷蔵庫でなくてはならないのか?という点については賛否あります。
冷蔵庫や冷凍庫でも保存できるのですが要は「取り出した後」なのです。取り出して常温に置いていると結露ができて水分を吸収してしまう為、よくありません。冷蔵庫であれ冷凍庫であれ保存に適しているのですが注意点は
- 庫内で他の臭いを吸収しないように必ず密閉容器に入れる
- 庫内から取り出したらすぐに淹れる(冷凍の場合もミルが傷つかない程度に凍ったままでOK)
これに注意すれば最適の保存といえます。ただし、冷蔵庫や冷凍庫は必須ではありません。ご説明したように密閉容器に入れて湿気のない冷暗所であれば適しています。
このような条件を満たせば、コーヒー豆は3ケ月は保存できます。
コーヒーを挽豆にした場合の保存方法と保存期間は?
コーヒーを挽豆にした直後は良い香りがしますが挽豆にした分、空気に触れる部分た多くなりますので保存方法のは注意を払い、保存期間は豆の時よりはるかに短くなります。
この場合は保存方法はコーヒー豆同様に密閉容器に入れて湿気のない冷暗所や冷蔵庫や冷凍庫が適しております。
また保存期間は豆の状態の時よりも酸化が早い為、2週間以内に飲みきることをおすすめです。
ただし、1ケ月~1ケ月半ぐらいまでは飲める賞味期間といったところです。そして、挽き立てだから美味しいということではありません。
好みの問題でもありますが、挽き立ての豆は浅い軽い香りと味のコーヒーになり、時間が経つと深みを感じます。ご自分の好きな期間が見つかると良いですね。
目安としては…
- 挽いた当日:挽いた時の香りの感動はあっても、淹れた時には味に感動しない
- 翌日:香りが多少あるがコーヒー豆くささを感じる
- 1週間後:香りもありつつ、コーヒーらしい落ち着いた味
- 2週間後:香りが薄れつつ、コーヒーの味はよりまろやかになってくる
- 1ケ月後:香りもコーヒーの味もぼやけてくる
- 2ケ月後:コーヒーには違いないが香りはあまりなく、至福のコーヒーとはいえない
コーヒーを淹れた状態の保存方法と保存期間は?
コーヒーを淹れると少しだけ余った時に捨てるのはもったいないので、保存方法次第でまだ飲める期間がどれくらいなのかご説明します。
コーヒーを淹れる状態だと、保存方法は密閉容器で冷蔵庫へ入れます。熱湯で作ったとはいえ、一定の温度まで下がると雑菌が繁殖し始めます。人肌まで冷めたら密閉容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
この場合、保存期間は丸1日程度となります。
日を経過しても飲めない訳ではありませんが確実に風味がありません。アイスで飲むなら尚の事、香りがないコーヒーは飲めたものではありません。おいしさではなく飲めるのか?という目安でなら作り置きのお茶や麦茶同様に2,3日です。
まとめ
コーヒー豆は挽き立てが必ずしも美味しいという訳ではないとわかり、忙しい朝にコーヒーを挽かずに事前に挽いて保存した方が良いような気がしてきました。
コーヒーの好みは個人差が大きいと思います。酸味が好きな人嫌いな人、薄味の人や濃い目の人などいるのでどのタイミングがベストとは言えませんが、日が経つにつれて味が変わることが分かり、試してみると良いと思います。癒しのコーヒータイムになりますように!
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