あさりが全く開かない時がありませんか?
何が理由だろう…。この塩水がお好みではない?と入れ替えるのですが、そもそもどうやったら砂抜きを上手くできるのか気になります。
そして、やっと調理してみたものの、やはり開かないあさりがいます。開かないあさりは死んでいると言われますが本当でしょうか?
今回はあさりが開かない!と焦らずに済むように、あさりが開かない理由と上手な砂抜きの方法をご紹介します。是非、おいしく食べられるように参考にしてみてください。
あさりの砂抜きで開かない理由は?
まずはあさりが開かない!と悩む場面に直面するのは砂抜きの時です。開かない理由は何だと思いますか?
あさりが開かない理由として、次のことが挙げられます。
- 塩分加減
- 水の量
- 場所
- 温度
これら全てがあさりが開かない理由になります。特に塩加減次第ではあさりが全く開かないことがあります。慣れないと難しいです。
では、上手な砂抜きをするために次にご紹介することをお試しください。
砂抜き時にあさりが開かないならこれをやってみよう!
あさりが開かない時は何かコツが必要です。次のことをやってみましょう。
海水に近づけるには、1Lの水に水33g程度です。つまり3~3.5%が最もあさりが喜ぶ塩分の水になります。
水の量はあさりの殻がほんの少しだけ水から出ているぐらいが好ましいです。
本来なら平らに広がる容器が良いです。理由は上のあさりが吐いた砂を下にいるあさりが吸ってしまう可能性があるからです。
横に長い容器はタッパーなどがありますが、それに見合うアミがありませんね。その為、通常のボールと同サイズのアミでも大丈夫です。
ボールに入れると下の方のあさりが心配ですがあさりは口を出しながら殻をごそごそと移動しますので何とかなります。
暗いところがあさりは好きです。家の構造にもよりますが、我が家では人気のない浴室や玄関などに新聞紙をひいて、その上にボールを置きます。
更に上に新聞紙を1枚広げて大きくかぶせます。理由は、あさりが砂を吐き出す時などにピュウッと水を高く飛ばします。新聞紙をしていなかったら、飛ばし放題で辺り一面が水浸しになりますし、何より暗くすることができるのです。
冷蔵庫説は賛否ありますが夏場などの室温も高くなるような時期は冷蔵庫がお勧めです。
涼しい場所に置いたとはいえ夏は室温が高く、すぐにぬるま湯になってしまうので死ぬことが多いです。死ぬと口をまぬけに開けて閉まらず、腐った臭いがしてきます。
理想は23℃前後です。冷蔵庫だと当然それ以下ですし、あさりは口を開けていないように思うのですが一晩ぐらいかければ砂抜きも大丈夫です。
これらができたらあさりが開かないという事態は大抵は避けられるでしょう。
水の量で気になるのは、少ない時です。水に入れた時はあさりがかぶる程度だったのに、あさりが口を出し始めるとあっという間に水が吸い込まれて水カサが減っています。
そしてひどい時には上の方のあさりが空気中に放置されて死んでいます。水につけたら30分後ぐらいに観察して口を開いているかや水の量などを観察しましょう。開いていなければ何か条件を変えてみましょう。
調理中にあさりが開かない理由は?食べても良いの?
開かないあさりは死んでいる可能性があります。あさりがどういう構造になっているかがわかると開かない理由がわかります。
あさりの身は2枚の殻をひっぱるように中に入っています。加熱すると身が縮み、殻を引っ張っている部分が伸びて切れます。それで殻が開きます。
それをイメージしながら次の工程を見てみましょう。
この時に殻がずれるものは死んでいます。また、殻を閉じないあさりも死んでいます。取り除きましょう。
これで開かなければ死んでいるかもしれません。かも?というのは、絶対ではないからです。単に殻が何かの理由で開かないこともあります。しかし、もしも死んでいるとしたら傷みが早い貝類は食べないのが望ましいので、開かない=食べないようにしましょう。
つまり食べられるかどうかの判断は
- 下処理中:あさりが開いているものは食べられない
- 加熱中:あさりが開かないものは食べられない
となります。
まとめ
あさりが開かない状態が下処理中であれば、好まない水の為にあさりがリラックスできずに固く殻を閉じている可能性もあります。
下処理中に開かなくても死んでいる訳ではありません。塩分濃度などを変えた水に入れ替えましょう。
潮干狩りに行った時には、その海の水をペットボトルに入れて持ち帰ります。その海水で2回ほど砂抜きをすると嬉しそうに砂をたっぷり出してくれます。スーパーで買ったあさりもコツを身につけて、砂を上手に出しておいしいあさり料理をお召し上がりください。
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