マスタードの保存方法をご存知でしょうか?
マスタードは辛いとかピリリ感を求めて使うのですが酸味も多くあります。酸味があると何だか長期保存に向いていて、常温でも大丈夫な気がするのですが保存方法など真実を知っておく必要がありそうです。
日本ではマスタードは絶対に使いたいと思う料理はあるものの、常に使う調味料ではない為、賞味期限がどれくらいなのか気になる人も多いことでしょう。
しかもマスタードは見た目が固形ではなく、すりつぶしてあるし酸味は元々あるし…と腐り加減が良くわからないのも事実です。
- マスタードの気になる保存方法は?
- マスタードが保存可能な期間は?
- マスタードを捨てるかどうかの判断基準は?
この辺についてお伝えしていきたいと思います。また、マスタードを少量だけ自宅で作る簡単なお得な方法もご紹介します。
マスタードの上手な保存はスプーンがカギ?
マスタードの上手な保存方法は取り出す時のスプーンなどの道具の使い方が影響します。そこで重要なポイントは、
そのため、できれば毎回使い捨てのスプーン(アイスクリームやデザートなどについてくるものなど)を使うようにしましょう。マスタードは雑菌が苦手で水分が多い為、カビの繁殖にも好都合です。とにかく清潔なものです。
マスタードを開封前の保存方法にも注意?
瓶に入ったマスタードが大半ですが、開封前でも酸化が進むことがありますので冷暗所での保存をします。直射日光なんてもってのほかです。
マスタードは酢が入っているから保存方法は気にしなくても良い?
マスタードの製造には酢が使われています。酢は長持ちするのでマスタードも保存方法は気にしないで良いのではと思う方もいらっしゃいますが実は…
マスタードの抗菌作用や酢の殺菌作用などが長期保存に効きそうですが、開封してしまうと瓶に酸素が入り酸化は進むし、清潔なスプーン使用を心掛けていても開封のたびにマスタードに温度変化が生じ、腐敗につながりやすいです。
開封後は常温ではなく、冷蔵庫で保存しましょう。では、どれくらい冷蔵庫で保存できるのかについてご説明します。
マスタードを開封後はどれくらいで消費すべき?
マスタードの開封後はどれくらいで消費していますか?
日本の家庭においては、それほど頻繁に使用するもんではないかと思います。滅多に使わない家庭では半年や1年など冷蔵庫に眠っていることがありませんか?
そもそも1ケ月で使い切ることなど難しい状況なのですが気になる保存期間は、だいたい1年です。これは、あくまで目安です。意外と長いと感じるかも知れませんが、保存方法をうっかり1度でもミスってしまうと条件が大きく変わってきます。
そこでマスタードが使えるかどうかの見分け方が必要になってくるのですが、そのへんについては後述したいと思います。
マスタードを使用する際の温度変化にも注意!
マスタードの保存には温度の変化にも気をつける必要があります。取り出す時のスプーンに注意するのは大前提ですが、マスタードは温度変化に弱いです。
使用時に食卓に置いて、家族全員の食事が終わるまでの数時間置きっぱなしだとぬるくなっています。
もう一度冷蔵庫にいれる…そのような温度変化をマスタードに与えると急激に腐っていきます。消費が遅くて悩んでいるご家庭であれば、使いそうな分だけを小鉢に取って食卓に出しましょう。瓶のまま食卓に出すよりもおしゃれです。
マスタードが使えるかどうかの目安は?
マスタードの保存方法をうっかりミスってしまった場合、腐っていないか気になります。腐ったらどうなるのか?
マスタードが使用可能かどうかの目安は次のようなことでわかります。
- マスタードに白カビ!
- マスタードに糸をひく粘り気
- マスタード異常な酸味のある臭い
それぞれについて説明していきたいと思います。
マスタードに白カビ!
恐らく少し油断して汚れたスプーンや箸を使用してしまったのでしょう。カビが生えていたら捨てましょう。
マスタードに糸をひく粘り気
この現象が見られたら、腐っています。カビが目に見えない分、何とか食べたいと思いますがこれも捨てましょう。(マスタードのつぶし加減が強いと元々粘りがありますが糸を引く場合は腐っています。)
マスタードから異常な酸味のある臭い
異常な酸味のある臭いがした場合、カビが生える直前です。恐らく内容物が分離してきているでしょう。これがマスタードの酸味よね…なんて思わないで、心地よい酸味でなければ見た目に分からなくても腐っています。残念ですが捨ててください。
マスタードが腐らないようにする対策とは?
長い間、冷蔵庫に保管しておくと、開封してからどれぐらいたったのかわからなくなってしまいがちです。
その対策として、マスタードを開封したときにマジックで開封日を瓶に記入したり、開封日を記入したシールを張っておくことをおすすめします。
開封日から大分日にちが経っていて、そろそろやばいと思ったら、一気に消費するようにしましょう。マスタードを大量に消費するレシピはネットを検索するとたくさん出てきます。
などで検索してみてください。
保存を気にしなくていい手作りマスタードの作り方
粒マスタードを自宅で作れば保存方法なんて気にせず、毎回新鮮なものを1度で消費してしまえば良いので楽なんですよ。意外に簡単手作りできます。
<材料>
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乾燥しているマスタード(マスタードシード):大さじ2
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白ワインか酢:大さじ2
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塩・砂糖少々
※乾燥マスタードはスパイスコーナーにあります。ホワイトとブラウンがあります。お好みの量をあわせてください。
<作り方>
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粒マスタードがかぶるくらいの水を入れて1時間置く
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ざるで水を切って、ボールの中ですりつぶす(お好みの粒加減まで)
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調味料を入れて混ぜる
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瓶や小さなタッパーに入れて冷蔵庫で1晩
これだけです。ホワイトとブラウンは大きさや辛みが違います。ブラウンの方がピリリ感が強いです。お好みの対比を見つけてください。手作りマスタードは1回で使い切りましょう。
まとめ
マスタードは酸味があっても必ずしも長期保存できるわけではなく、使用中の温度差や取り分けのスプーンなどに注意する必要がありました。保存するときは常温でなく、必ず冷蔵庫に入れましょう。
ご紹介した粒マスタードを手作りするようになると、瓶入りの既製品はもったいない!と思うようになります。新鮮なマスタードを毎回作る方が楽しいです。乾燥マスタードを買う初期投資は25g220円(ハウス食品GABANシリーズ)なのでお手頃です。
家族全員にマスタードの取り方を知ってもらい、安くない既製品の粒マスタードを買うよりも手ごろな手造りもチャレンジしておいしく食べましょう。
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