初めての妊娠で最初に訪れる儀式の安産祈願はきちんとしておきたいですね。妊婦さんやご主人は仕事がありとても行事に振り回される時間がないと言っているのに、周囲の親戚からは戌の日に安産祈願に行きなさいなどと言われ戸惑うこともあるでしょう。
赤ちゃんを無事に出産し、元気で生まれて来ることを願う安産祈願はしておきたいけれど、そもそも戌(いぬ)の日に行う必要があるのでしょうか?
初めての妊娠で不安や産婦人科通いなど生活が慌ただしいこともあることでしょうが、縁起にあやかって行事を楽しんでみませんか?
安産祈願に良いといわれる戌の日は何をする日のなのか?戌の日を選んでほしい理由は何なのか?帯とはどういうことなのか?をご説明していきます。
安産祈願はいつ頃で何をする日?
安産祈願には具体的にいつ頃をさしていて何をするのでしょうか?初めてでドキドキしますね。
「安産祈願は妊娠の5ケ月の最初の戌の日が良い!」
と言われています。親戚や地域よっては「この日でなくては!」とこだわりを持っていることもあります。ただし妊婦さんの体調がすぐれない中で行くのは好ましくありません。主役の妊婦さんと赤ちゃんのことを一番に考えて行動しましょう。
そして何をするのかというと、神社に安産の参拝であることを伝え、安産祈願をしてもらいます。初穂料が必要でだいたい5,000円~10,000円が相場です。
服装は絶対に正装でなければならないと言う決まりはありません。通常の外出着で構いません。帰りに安産お守りなどの授与品をいただくこともあります。
安産祈願ができる神社は?
安産祈願ができる神社は全国にあります。また、馴染みの神社が特に安産が有名と言われていなくてもお守りが並べられている光景も目にします。
絶対に安産祈願で有名な神社でなくてはならない決まりもありませんが初めての出産ならば、是非つわりから少し解放され、安定期に入ると思われるこの時期の気分転換に安産祈願におすすめの神社を選んでドライブなどしてみませんか?
北海道札幌市では西野神社、東京の日本橋の水天宮、大阪府羽曳野市の誉田八幡宮、福岡の宇美八幡宮などが有名です。他各地に安産で有名な神社があります。安産にあやかった石や木などそれぞれに特徴があり楽しめます。
安産祈願を戌の日にする理由は?戌の日はいつ?
安産祈願を戌の日にすると良いと言われている理由があります。
と言われています。戌は縁起が良さそうであることはわかりましたが、では戌の日はどうやって知るのかというと…
実は日本の毎日には十二支の干支が1日ごとに割り当てられています。つまり12日に1度戌の日がやって来ます。
最近のカレンダーには十二支を割り当てられたものをあまり見かけなくなりましたが、昔ながらの日めくりカレンダーなどには書かれています。ネットでも検索可能です。
安産祈願と帯の関係は?
安産祈願に縁起が良い戌の日を目安に腹帯という帯をお腹に着ける習慣があります。安産祈願のお参りは帯祝いとも言われています。帯祝いの帯は岩田帯と特別の呼び方をすることもあります。
お腹が大きくなるにつれ重くなるので、お腹を支えるように腹帯をつけていると安定し楽に過ごせます。しかし実際はこの戌の日を迎える5ケ月頃はそこまでお腹は大きくなく、形式上の腹帯を巻く日のような感覚です。
古い時代には腹帯をしていることで妊娠していることを見た目に表せるので、お祝いと気づかいを表す為の意味合いがあったと言われています。古い時代には着帯の儀式が行われていました。この日を境に妊婦らしくお腹を意識して過ごしていきましょう。
安全祈願をし親族を交えて食事会をするなどお祝いムードを味わいましょう。妊娠は気力とは裏腹に体調不良もあり、出産後は眠る暇もない忙しい親業が待っています。楽しく戌の日を過ごしておきたいものです。
まとめ
安全祈願は安産で有名な犬にあやかった戌の日を選び、お祝いムードの中で腹帯によりお腹を意識してより妊婦らしく過ごすきっかけになる日であることが分かりました。
ご夫婦で安産祈願に行くと良いのですが、親戚も行きたがっているようであれば日を合わせてみましょう。子供が出来ると計画通りに進まないことも多いです。夫婦の絆、連携を深めていくためにも夫婦二人で安産祈願の計画をするなどしていきましょう。
是非、安産祈願は戌の日を目標にして、体調や気候に合わせて日程を調整する柔軟性も頭に置いて行動しましょう。素敵な思い出の1ページになりますようにお祈りしています。
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