赤ちゃんに初めての歯が出てきました。嬉しいですね。
赤ちゃんだと思っていたのに、歯が見えると成長を感じます。しかし、歯が生えてくると、歯磨きをしなくては虫歯になってしまいそうで親は少しの不安が湧いてきます。赤ちゃんの
- 歯磨きはいつからしたらよいのでしょうか?
- 歯磨きの方法は?
- 歯磨きは1日何回すればいいの?
- 抵抗なく歯磨きの習慣を身につけさせる為の工夫とは?
- フッ素コートするならいつから?
などについてご説明します。
赤ちゃんの歯磨きはいつからすべき?
赤ちゃんの歯を清潔に保つ意味での歯磨きをいつからすべきか考えるならば、乳歯(はじめての歯)が生えてきたら始めます。
しかし、歯磨き=歯ブラシで汚れを取ることではありません。生えたての歯は、歯の表面がコーティングされていません。
例えるなら、木をのこぎりなどで切った断面のようにむき出しの状態です。そこにいきなり歯ブラシなどでゴシゴシと磨くと断面に傷を与えているようなものです。
コーディングされていないむき出しの歯は、汚れも付き易いです。そうなると…どうすればよいの!と悩みますね。歯磨きの仕方をご紹介します。
赤ちゃんの歯の生え始めの歯磨きのやり方とは?
赤ちゃんの歯が生え始めたら「歯を磨く」と構えずに「口をすっきりさせる」ぐらいの大きな気持ちで対応しましょう。具体的なやり方は、
- 綿棒でちょんちょんと歯を軽くなでる
- 白湯を飲ませる(もちろん哺乳瓶を使います)
- 生え始め用の歯ブラシでちょんちょんと当てる
歯に当てるのは、ほんの数回で大丈夫です。小さな可愛い歯なので十分です。
ガーゼで拭く方法もよく紹介されていますが、これは結構難しいです。なぜなら口の中に親の指を突っ込むので、やってみるとなかなかタイミングが難しいのです。
大抵の赤ちゃんは口の中に指を突っ込まれると嫌がります。まあ、これは綿棒でも嫌がるかもしれませんが、私の場合は指をいれるほうが難しいと思いました。
しかも生え始めの歯は、ぐらついていて柔らかいのでガーゼで歯を触っている間に赤ちゃんが動くと、つい指に力が入ってしまい自分は怖くてやめました。自信がない時は、そのやり方は使わない方が良いと思います。
赤ちゃんの歯磨きは1日何回?
赤ちゃんの歯磨きの回数は朝と寝る前の2回できればいいですが、大変なので1日1回できればよいです。1回ならタイミングは寝る前にしましょう。
ただ、寝る前のタイミングを狙っていたら、いつの間にか歯磨きをする前に寝てしまったということがよくあります。
寝ている間に歯磨きをしても大丈夫な赤ちゃんもいますが、なかには起きてしまって大泣きしてしまうといった事象もあります。そのような場合は、起こすリスクを犯して無理に歯磨きしようとはせず、次の朝にでもするようにしましょう。
また、歯磨きをする前に寝てしまうということが頻繁に発生するなら、夕食後にすぐ歯磨きをするなどして工夫してみて下さい。
赤ちゃんの歯磨きに歯ブラシを使うのはいつから?
赤ちゃんの歯磨きに歯ブラシを使うのはいつからでしょうか?興味を持たせることで歯ブラシを使う時に嫌がらない傾向にあります。保育園で試していた方法です。
歯が生える前の生後6ケ月未満の歯磨き
生後6ヶ月未満は歯ブラシを使って磨く必要はないと思います。ただし、いきなり歯ブラシを使おうとすると嫌がりますので、慣れさせておく必要があります。具体的には何をするかというと、
- 歯ブラシで歯磨きをしている様子を日ごろから赤ちゃんに見せておく
- 歯ブラシに興味を持ち始めるので、赤ちゃん用の歯ブラシを赤ちゃんの口の周りなどにトントンと軽く当てておく(歯ブラシの先の感覚を理解させる)
歯が3本程度生えたときの歯磨き
歯が3本程度生えたら、いよいよ歯ブラシを使い始めましょう。その際ですが、歯磨き粉はつける必要はありません。
- 歯ブラシをあてる程度に口の中に歯ブラシを入れます。
- 赤ちゃんの手にも握らせて一緒に歯ブラシを動かします。
赤ちゃんだけに握らせると力任せに歯を引っ張ることがあるので、ご注意を!
1才ぐらいになったらの歯磨き
1才ぐらいになったら、いよいよ赤ちゃんが自分で磨けるように訓練を始めていきます。
- 歯ブラシを使って赤ちゃん自身で磨かせます。(磨くフリ…といった感じですが)
- 仕上げ磨きを必ず親が行いましょう。
子供が握る歯ブラシと仕上げ磨き用の歯ブラシは違うものを準備します。理由は、赤ちゃんは磨くといっても口の中では歯で歯ブラシを押しつぶして遊んでいる可能性があります。つぶれた歯ブラシでは仕上げ磨きをしても綺麗に磨けません。
月齢に応じた歯ブラシを選ぶことが大切です。赤ちゃんの小さな口には小さな歯ブラシでないと磨けません。
歯医者でフッ素を始めるのはいつから?
赤ちゃんの歯磨きのタイミングはつかめたものの、コーティングされていない歯の傷や汚れが気になりませんか。歯医者に行けばフッ素を塗ってくれます。え?どれぐらい歯が生えたら塗ればいいのか疑問に思うかもしれませんが、これについては、
「歯が生え始めたら、本数が少なくても歯医者でフッ素を!」
今は予防歯科といって、虫歯にならないように歯医者に行く時代です。フッ素は強制ではありませんが、歯医者では歯磨き指導や食生活の問題点なども見つけてくれます。大事に至らないように歯医者とも仲良くお付き合いをしていきましょう。
まとめ
赤ちゃんの歯磨きはいつからすればいいのか、やり方はどうすればいいのか、おわかりいただけたでしょうか。
赤ちゃんの歯が出てきたら歯磨きの方法は別としても、何か汚れを取るという手入れは必要です。赤ちゃんが歯ブラシを嫌がるということも良くある例なので、日ごろから歯磨きを「したい!」と思うように仕向けることが大切ですね。
フッ素塗布などがまだなかった時代には、虫歯になって歯医者に行くのが普通で小学校の卒業式には虫歯ゼロの人が学年に1人いるかいないかで、表彰されるような時代でした。それに比べると現代の我が子の学年には虫歯持ちの方が珍しいというから驚きです。良い時代ですね。
虫歯になると一生残ります。赤ちゃんの歯が生え始めたら一生の責任を背負っていると思って毎日のコツコツとお手入れを継続していきましょう。大変ですがいずれは赤ちゃんも成長しますから、数年の辛抱ですよ。
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