熊本県は豊かな水源地として有名ですが、特に菊池渓谷では透明でどこまでも澄んだ水と森林とその間から差し込む線のような陽ざしのコントラストがとても美しい地です。
人気の観光スポットで観光バスも多数見ることができたのですが、熊本の震災で一時閉鎖されてしまいました。しかし無事に復興を終え、遊歩道も整備されました。売店だって元気を取り戻しました。
森林のドライブのみならず、深呼吸のし過ぎが心配になるほどに美しい菊池渓谷の中にも入ってみましょう。見どころをご紹介します。
菊池渓谷はくまもと自然休養林!
マイナスイオンたっぷりの滝のさわやかな水しぶきを体験できる菊池渓谷は数々の水の景色に選ばれています。
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などなど…。これからも受賞が増えると思われる美しい菊池渓谷です。
菊池渓谷はこの滝を見ておきたい!
菊池渓谷は往復1kmと2kmの2つのコースがあり、無理なく癒しを味わえます。道なりに進めば必ず滝を見ることができます。
<掛け幕の滝>
最初に見えてくる滝です。山からの通り水が幕のようにしたたり落ちています。夏場には太陽の向き次第で虹が見えます。
<黎明(れいめい)の滝>
菊池渓谷といえば、ここの滝が写真になるほど代表的な滝です。流れる水の音で話し声が聞きづらいほどにゴーッと大きな音がしている迫力ある滝です。
<竜ケ渕・天狗滝>
その昔には木が茂っており、天狗がいてもおかしくない景色だったことから名づけられました。年月を重ねるうちに美しく形成され、明るい滝になりました。橋を渡る際に見えるおすすめの撮影スポットです。
<四十三万滝>
木漏れ日の中、ゆるやかな川面でありながら白いしぶきがいたるところで見られる滝です。
<紅葉ケ瀬>
紅葉が綺麗な場所に水が流れる光景が見られます。夏にはコケが綺麗なポイントです。透き通った水の中にあるコケは個性的な形です。是非ゆっくりご覧下さい。
<広河原>
多数のカメラマンがシャッターチャンスを狙う、広い河原と太陽と森のコントラストが美しく写真映えするスポットです。
どれも遊泳できませんが、そばを歩くだけでもすがすがしい水の魅力を浴びることができます。
菊池渓谷の自己紹介!天然のクーラー
冷たい!熊本県北部地区の菊池市から東へ入った阿蘇外輪山北西部にあります。標高500~800mの地で広大な面積がある憩いの森です。避暑地として有名で、夏の平均水温が13度と大変冷たく気持ちが良いです。
<露店>
マスやヤマメがいる為、売店では棒にささった塩焼きを豪快にいただくことができます。また、夏には阿蘇のとうもろこしが美味しいですよ。露店でしょうゆ焼きなどがあります。是非、名物料理をご賞味ください。
<売店>
入場口を過ぎてすぐの所には菊池地域を中心とした土産がたくさん販売されています。また、レストランでは地鶏、だんごなども食べることができます。菓子試食販売や菊池茶試飲会なども定期的にあります。是非、お立ち寄りください。
地震後、リニューアルする際には壁の木材を被災地のものを使うなど、よく見ると熊本県の思いが詰まっていることがわかります。復興協力の為にもご利用ください。
菊池渓谷入場情報
<営業時間>8:30~17:00 ※遊歩道入口に柵あり
<休業日>12/1-3/31 ※入場は可能ですが売店などは休業
<駐車場>多数あり ※GWなど混雑時は近隣よりシャトルバス運行
<協力金>高校生以上100円 ※清掃、環境美化への協力金として
<ペット同伴>不可
参考までに…駐車場は多数あり、そこからは近くても100mは道路沿いを歩くことになります。森林浴をしながら歩くと大したことはないのですが、小さいお子様など歩くのが難しい場合は一度入場口近くまで行って降ろして売店などで待っていてもらいましょう。運転手だけはUターンして駐車場からがんばって歩いてください。
まとめ
熊本方面にドライブすると何となくふらりと立ち寄ってしまう菊池渓谷は、今まで何度行ったことか…。子供達も初めての場所ではないのに行くと嬉しそうにいつもの道を歩き、滝をのぞき込み、幼児でもないのに川の水を触ったり水しぶきではしゃいだりと楽しそうにしています。
気分爽快になれる人気の観光スポットです。熊本に行くなら是非、計画に入れてお立ち寄りください。澄み切った森林と滝がある景色の中、深呼吸を思う存分お楽しみください。
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