「瓶の蓋が開かない!」誰しも遭遇したことがあるでしょう。なんでまあこんなに固く締めてしまったのと最後に使用した人を恨んでしまうほど固くて開かない。
一生懸命に開けるけれど、しまいには、あまりの固さに笑っている自分がいます。その食材をあきらめれば良いのですが、朝の忙しい時にジャムやつくだ煮の蓋が開かないとなると時間の無駄を感じてやるせなくなります。
テレビなどで蓋の開け方の裏技などで色々見ますが、今!と思った時に思い出せないから辛いです。
そこで女性でも簡単にできる瓶の蓋が開かないときの開け方についてご紹介していきますので、「いざっ!」の時に備えましょう。
固い瓶の蓋の開け方:基本編
まずは基本的な開け方から見ていきましょう。これでも駄目な場合は後に紹介する裏技を使ってみてください。
瓶の蓋の開け方1:蓋の部分を温める
これはかなり開く確率の高い方法です。私は瓶をもって蓋をコンロの火に当てたりします。(しかし最近はIHになりこの方法が使えないこともあるし、何より火傷にご注意ください)。ライターやチャッカマンを使用する方法もあります。
ただ、この方法は手っ取り早いのですが熱で瓶が割れてしまうこともあるので、おすすめは、お湯かドライヤーです。お湯を使う場合は、熱湯だと瓶が割れる可能性があるので注意して下さい。
瓶の蓋の開け方2:蓋に輪ゴムを巻いて開ける
この輪ゴムを巻く方法は蓋を回そうとするとすぐにすべってしまって空回りする場合に有効です。それで本当に開くのと疑問を持つかもしれませんが、意外に開くものです。
瓶の蓋の開け方3:濡れた布巾などを蓋に被せて開ける
濡れた布巾などを蓋に被せて開ける方法は、これもまた蓋が滑る場合に有効です。布巾がない場合はタオルでも大丈夫です。非常に簡単な方法ですが、これであっさりと簡単に開くこともあります。
瓶の蓋の開け方4:蓋の周囲を叩いてみる
蓋をたたくのも有効です。まな板などに蓋をぶつけてみるのもいいですが、おすすめのアイテムはスプーンです。コレを使って、蓋を一周するような感じで叩いて行きます。
小さいものだと衝撃が弱いので重みのある大きめのものが最適です。とっても荒々しいですが、叩いたあと手で回すと開くことが多いです。
瓶の蓋の開け方5:キャップオープナーを使う
実はキャップオープナーという力の弱い人でも瓶の蓋を簡単にあけるアイテムもあります。
ホームセンターにいけば恐らく手に入りますが、スーパーや100均ショップでも売っていることがあります。朝の忙しいときなどは、道具が無ければできないのか!今すぐに開けたいんだとお怒りかもしれまんが。
でも日ごろから握力が弱い年配の方などは持って置いた方が良いし、そのような方にキャップオープナーをプレゼントするは喜ばれると思いますよ。
固い瓶の蓋の開け方:裏技編
基本編でだいたいは開けられますが、やはり根性が座った蓋もあります。基本編を試してみたけど開かないという場合の裏技をご紹介します。
裏技1:ゴムボールを使う
ゴムボールを使って開ける方法は輪ゴムを滑り止めに使う方法の応用版で、空回りするときに有効です。
幼児が使うような、ゴム製のかわいらしい野球ボールを半分に切ります。おもちゃ屋や100均ショップなどで手に入れることができますが、それを蓋にかぶせて回します。ただ、遊び道具を失って子供が後で悲しむかも知れないので、その辺りは注意してください。
ゴムボールを持っていないし、なかなか手に入らないという方には、被せるタイプのゴム状のオープナーもあります。
裏技2:ゴム手袋をはめる
ゴム手袋をはめる裏技は輪ゴムを蓋にはめるよりもかなり強力です。これも道具が必要じゃない!ゴム手袋なんて最近はビニール製の使い捨てだから持ってない!という声がありそうですが、使い捨ての安いやつが常にあると、汚れた場所の掃除などに使えて便利です。
裏技3:瓶と蓋の間にマイナスドライバーを入れて押す
マイナスドライバーを使ってテコの原理を利用します。
マイナスドライバーをちょっとの隙間に差し込んでパコンとなってくれればOKです。うまくやらないと怪我をする恐れもあるので、無理に力を入れすぎないように十分に注意して下さい。
怪我にさえ気をつければ、とても有効な手段となります。
裏技4:ビニールテープやガムテープを使う
ビニールテープやガムテープを瓶の蓋に貼って開ける裏技があります。ちょっとコツが必要かもしれません。下の動画を参考にしてください。
裏技5:蓋ではなく瓶の方を回してみる
発想の転換で蓋ではなく、瓶の方を回してみます。押してもダメなら引いてみろっという「逆説」を使います。蓋がすべって空回りすると感じるときに試して見て下さい。
瓶の蓋が全く開かなくなるのはなぜ?
そもそも瓶の蓋が全く開かなくなる原因は何なのでしょうか。いくつかあるので紹介していきます。
瓶の蓋が開かない理由1:糖分が固まる
糖分が高いもので、冷蔵庫などで温度が下がることで固まり、蓋と瓶の隙間がスムーズに動かなくなった。瓶に入れて長期保存するような食べ物はたいてい砂糖が入っています。
瓶の蓋が開かない理由2:隙間に何か詰まっている
瓶と蓋の間に何か物が挟まり、回したことで狭い隙間をしっかり埋めて、しかもそれが冷えて固まり開かない。
瓶の蓋が開かない理由3:膨張して縮む
瓶の中に温かいものを入れてすぐに蓋をしたことで、内容物が当たるガラス瓶は膨張したままで、蓋の金属部分は冷蔵庫に入れることで冷やされ縮む。これイメージできますか。
ジャムを手作りした時は、あえて空気を抜き殺菌効果を得るために内容物が熱いうちに蓋をしめ、蓋がペコッとヘコむようにします。そのことからも、食卓に置いている間に内容物が常温になってしまい、冷蔵庫に入れて金属の蓋が縮みギュッと固く閉じてしまうことが理解できます。
これら3つの理由で瓶の蓋が開かないことが多いです。
まとめ
瓶の蓋が開かないときの開け方についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。大抵は基本編で開くと思いますが、裏技?についてもお話しました。
効果的な開け方を記事にしていただけなのに、なんだか両手に力が入っていました。想像してしまったせいです。個人的には熱を利用する、瓶の蓋を湯せんする方法がお勧めです。ゴムボールも丸くて安定しているので良い方法です。
それにしてもあれだけ開かないと疲れ果てた瓶の固い蓋が、違う人に変わった途端にスッと開くのはなぜでしょう。
悔しいし、今の時間を返してくれって思います。人によって力の入れ具合が違うようです。なるべく手首を使わず腕を伸ばして体全体で開けるようにするのが良いようですので、その違いでしょうか。手の乾燥ぐあいや、もちろん握力の個人差などもあるでしょう。
ただ、たまに男性が何度やっても開かなかった蓋を女性の自分が開けてしまった時は、嬉しいような、本当はカヨワイのに…と言わんばかりの表情になってしまいます。
蓋が開かずにこの記事をご覧になったあなたがもっている瓶はそろそろ常温になり、スルッと軽く開けられるかもしれません。ご無事をお祈りします。
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