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韓国冷麺と盛岡冷麺って何が違う?材料や麺や味付けの違いは?

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夏になると冷麺メニューが登場しますが、中には韓国冷麺と言って麺自体が日本では見慣れないものも見かけます。そしてさらに迷うのが盛岡冷麺です。

盛岡冷麺は一見、韓国冷麺のような麺やスープを使っています。しかし、韓国と日本の盛岡で同じ冷麺だとは考えにくいです。材料や麺や味付けに違いがあるのでしょうか?盛岡冷麺のルーツを探るとなぜか朝鮮半島の平壌にたどりつく…ということはやはり同じものなのかも?

今回は、一見似ている韓国冷麺と盛岡冷麺が同じものなのかそれとも材料や麺など何かが違うものなのか、ルーツなどを探って答えていきたいと思います。

冷麺のイラスト

韓国冷麺と盛岡冷麺っの違いは?

冷麺では韓国冷麺と盛岡冷麺が有名ですが、そもそも冷麺と冷やし麺と冷やし中華はどんな違いがあるのでしょうか?

冷麺は韓国冷麺や盛岡冷麺や別府冷麺が代表的です。さらに韓国冷麺には朝鮮半島料理の平壌冷麺と咸興冷麺の2種類があります。

盛岡冷麺は平壌冷麺をルーツに咸興冷麺を融合した料理となります。

冷やし麺は麺を冷たくしたもので「つけ麺」などが有名です。また冷やし中華は日本で夏になると見かける中華麺の上に錦糸卵やハムなどを飾った麺料理をさしています。

夏になると何となくまとめて「冷麺」と呼ばれることもある冷たい麺のメニューですが3通りの分類を見ると確かに違う料理であることがわかります。では、つぎに材料の違いがあるのか見ていきます。

韓国冷麺と盛岡冷麺と冷やし中華の麺の材料の違いは?

韓国冷麺と盛岡冷麺は冷やし中華とは違って、若干硬そうで半透明な麺ですが材料は違うのかそれぞれの材料や色など特徴についてご説明します。簡単にいうと、

  • 韓国冷麺と盛岡冷麺は原材料が違う!
  • 盛岡冷麺と冷やし中華は主な材料は同じだけど色が違う!

韓国冷麺の麺の材料と特徴

韓国冷麺の麺の材料はそば粉が主原料で白に近い半透明な麺となっていて、特徴は何といってもコシが強いことです。

そば粉を主原料として、つなぎにじゃがいもやとうもろこしのデンプン類と小麦粉を加えて練ります。ツルツルしているのですが噛めない?と思うほどにコシが強いです。

盛岡冷麺の麺の材料と特徴

盛岡冷麺の麺の材料は小麦粉を主原料で灰色に近い半透明な麺となります。小麦粉を使っているが太麺でゴムのような強いコシがあるのが特徴です。

盛岡冷麺は韓国冷麺と違ってそば粉を使いません。また、じゃがいものデンプンを使った太麺でコシが強いゴムのような感覚の麺です。ツルツルした感じは韓国冷麺と似ています。

冷やし中華の麺の材料と特徴

冷やし中華の麺の材料は小麦粉を主原料として黄色っぽい麺となります。盛岡冷麺と同様に主原料は小麦粉ですがそこに「かん水」といってコシを出す為の材料を加えて仕上げる為、黄色っぽく出来上がります。

冷やし中華麺にはストレート麺やちぢれ麺などもありますが材料は同じで製法が違うだけです。韓国冷麺や盛岡冷麺と違って麺のコシは通常のラーメン程度なので日本の店頭でもよく見かけます。

このように一見似ている韓国冷麺と盛岡冷麺は材料が違いましたし、逆に盛岡冷麺と冷やし中華は同じ小麦粉を使っていたのですね。不思議な感じです。では、次に具材や味付けなどの違いを見てみます。

韓国冷麺と盛岡冷麺の具材や味付けの違いや特徴は?

韓国冷麺と盛岡冷麺は原材料が違うことは分かりましたが、具材や味付けはどのような違いがあるのか特徴を見てみます。簡単に言うと、

  • 韓国冷麺は辛みが最初に麺にあえてあるから辛い!
  • 韓国冷麺と盛岡冷麺ではダシを取る部位が違う!
  • 韓国冷麺はナシ入り!

辛さの違い

韓国冷麺と盛岡冷麺では辛さに違いがあります。辛さは、

韓国冷麺 >盛岡冷麺

調味料について、盛岡冷麺はキャベツと大根のキムチの辛みで韓国冷麺は大根の水キムチの汁を使いますが、決定的な違いは韓国冷麺ではコチュジャンという唐辛子調味料をごま油などと共に加えることです。

韓国冷麺は辛みの素を麺に先にあえてから盛り付けをし、食べる時に具材と共に混ぜながら食べます。盛岡冷麺の辛みは具材のキムチにある為、キムチの量で辛さが変わっていきます。

ダシの取り方の違い

韓国冷麺と盛岡冷麺ではダシの取り方にも違いがあります。ダシの旨味は、

韓国冷麺 < 盛岡冷麺

どちらも肉などでダシを取っていますが、盛岡冷麺は牛骨や鶏ガラなどからしっかり旨みのあるダシを取って使うので辛さだけではなくダシの旨みが美味しさを作っています。

具材の違い

韓国冷麺と盛岡冷麺では具材も違います。

  • 韓国冷麺:肉、ゆで卵、錦糸卵、ナシ、キムチなど
  • 盛岡冷麺:チャーシュー、ゆで卵、きゅうりなど

韓国冷麺と盛岡冷麺では調理の仕方が少しずつ違いました。そういえば、韓国冷麺には果物のナシが入っていますね。何で?と思いながら食べていましたがこれも韓国冷麺の特徴なのです。

まとめ

盛岡冷麺は韓国冷麺の違いについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

盛岡冷麺は韓国冷麺のようでありながら日本人好みに材料やコシをアレンジした、両方の良さを持ちえた冷麺だったのです。

盛岡冷麺よりは韓国冷麺の方が目にする機会が多い為、なかなか盛岡冷麺にはめぐり会えないかもしれません。

「韓国冷麺は辛いし噛み切れなくて好きじゃないわ」と言う人も、盛岡冷麺のコシは一味違う上に、具材で辛さを調節できるので是非、チャンスがあれば盛岡冷麺もお試しください。

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