共働きだった為、たとえ夫の給料が少なくてもそれで生活し、自分の給料は貯金に回していました。毎月の赤字は気にならず、ボーナスで取り返せばいいやぐらいの感覚でした。
長年働いていた自分は手術という「人生の万が一」を2度も経験し、まだ子供は学費がかかる年頃ですが、子供に対しても人生に対しても色々考えた結果、これまでの貯金と退職金を頼りにやりくりできるのでないかと思って専業主婦になりました。
さて、専業主婦になったものの今までのように、ボーナスで家計の赤字を埋めることはできません。そのため、予想以上の赤字が続き、節約を真剣に考えなければならなくなりました。どんぶり勘定だった子育て世代の自分でもできた節約生活について語りたいと思います。
赤字続きの驚きの家計
仕事を辞めていざ夫だけの給料になると家族5人、しかも部活生という衣服や洗濯代もかかる子供との生活です。水道光熱費、塾、校納金、固定資産税、家族のお小遣いだけですでに残るお金はありません。食費、消耗品、病院代、家電修理代などは使うほど赤字です。
退職して数ヶ月は今までと同様の生活を送っていた為、驚くことに月26万円ほど赤字続きでした。この毎月の不足額を貯金から崩していては大学の学費など、まとまったお金が必要な時に貯金がない状況になり得るのです。
なんとか収入の範囲でやりくりしなければいけない。そう思って節約生活を迫られました。
赤字続きを見直すためにやった節約生活
節約生活は楽しいと言いたいのですが、これまでの生活を一変させた最初の数か月は苦しくて辛かったです。軌道修正がきくだろうかと悩みました。これまでも収支ぐらいはつけていたのですが、考え方を変えて節約箇所を見つけていきました。
家計の管理
- 絶対必要な物(税金、校納金・など)
- 必要なもの(水道光熱費・食費・塾代など)
- 不要にしたいもの(病院代、修理代、嗜好品代など)
のように、大きく分けました。節約したい項目を洗い出してから、わかったことは次のとおりです。
- 食費は底値で買っていない(働いていたのでチラシ価格で買う時間がなかった)
- 塾の言いなりだった(補講代だけで月に基本料金より6万円も多く払っていた)
- 通院しすぎ
- 電気が安い時間帯以外に平気で使用していた
- 携帯電話やテレビサービスなど追加プランが多い
これらに気づき、無理せず楽しいと思える範囲で月の目標額を決めました。
目標額に向かってどんな節約生活をした?
さて、家計のチェックをしたところで、問題はどんなところを削るかです。私が削ったのは次の項目になります。
食費・日用品の節約
- 買い物にはなるべく行かない
無駄なものは買っていなくても、行くと普段買わないような竹輪やシラスなどが安くなっていて、どうせ使うからと買ってしまいます。節約したい時には大きな落とし穴です。
- 商品の底値表を作る
1度これを作ると、驚きの事実に気づきます。例えば同じメーカーの同じ容量のゴキブリ駆除スプレーを通常価格で比較した時に、あるホームセンターでは498円なのに対しあるドラッグストアでは948円でした。500円も差があるなんて信じられませんが事実です。
底値表にはできれば通常価格とチラシ底値価格を入れておくと良いです。
- 買いだめしない
安い時に余分に買っておきたいですが、ストックは1個分で十分です。余分に買うのは無駄遣いだと思い控えてください。最初は不安でも、これがうまく節約できるポイントです。
塾の節約
- 他の塾かプランの変更
違う塾にするか子供に相談しました。しかし慣れた今までの塾が良いと言うので講師と相談して補講時間を増やすのではなく子供が自習として塾に通うようにさせました。
通院代の節約
- 通院する頻度を減らす
薬がある限り行かないとか、行っても同じことを言われるだけなら我慢するなどです。ただ定期健診のように1年とばしてしまったことが後悔につながらないよう、必要な病院代は惜しみません。
電気代の節約
- 電力会社を比較し、その家庭にあった一番安い電力会社やプランを選ぶ
- 電気代グラフを家族の目につく所に貼り、前年比較ができるようにして使いすぎを抑制する。
- 単価が昼間の3分の1の22時から家事をする(我が家の深夜電力が22時からの契約のため)
22時から洗濯機や食洗機やエアコンなどのスイッチを入れる為、1日の中で一番忙しい時間帯です。朝は8時までそのプランのため、子供を学校に送り出して8時までは忙しいのですが、その後は割り切って自分の時間に使うことができます。
まとめ
仕事をやめて専業主婦になったら、家計の赤字が続きで大変だった体験はいかがでしたでしょうか。共働きのときは、どんぶり勘定でやりくりしていた私ですが、厳しい節約生活を余儀なくされてしまいました。
子供がいる限り校納金や塾や病院代など出費がかさみますが家族の意識や買い物意識を見直すような無理のない節約生活で有意義な楽しい時間とお金の使い方ができるようになります。
専業主婦をやめると大抵の人はしばらくは家計が苦しくなるのではないでしょうか。しっかり食べさせてあげたい。面倒を見てあげたい。少しの努力で楽しんで節約を達成していきましょう。
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