アスパラガスの天ぷらはおいしいですね。
丸ごと揚げたら最高ですが家庭用の鍋ではカットして揚げないと入らないし上手く衣がつかずにズルズルと衣が落ちてしまい、揚げあがったらすっかり素揚げの状態に…なんてことはありませんか?
市販の天ぷら粉は上手く作っているなあと思うほどにしっかりした衣が出来上がります。しかし、天ぷら粉の消費は早いのでわざわざ高い天ぷら粉ではなく小麦粉から手作り配合している方も多いのではないでしょうか?
天ぷらやフリッターや唐揚げでは、それぞれ衣の固さが違います。
今回は、お悩みが多いと思われるアスパラガスの天ぷら粉の作り方の他、フリッターや唐揚げなどそれぞれの揚げ物に合った衣の作り方をご紹介します。
上手でおいしいアスパラガスの天ぷら粉は固くて薄く!がポイント!
アスパラガスの天ぷらをする時に衣をズルズルと落とさずに上手に揚げる方法は、天ぷら粉を固めに作ることがポイントです。
材料:小麦粉大さじ6、牛乳大さじ2、卵1個、パン粉お茶碗1杯程度
(材料と分量はアスパラガス20本、玉ねぎ半月切り5個の時)
アスパラガスの天ぷらの作り方
- ①牛乳と卵をまぜておき、小麦粉に混ぜあわせる
- ②アスパラは1本丸ごとでも良いが、3等分にして爪楊枝で束ねると衣がしっかりつく
- ③ ②に①を全体につけるものの、箸で衣が重なった部分をなでるようにやさしく取り除いてしまう
- ④ ③をパン粉の上に置き、さらにパン粉を上から軽くおさえて完了
上記の作り方だと衣はホットケーキの生地より若干固い程度です。一見、天ぷら粉がアスパラガスにまとわりついていない感じなので慌ててしまいます。
「ぬか漬けのぬか」を取り外すように、アスパラガスから衣を滑り落としたくらいがちょうどよいです。パン粉がしっかりつきます。
パン粉を使わないフリッターの衣の上手な作り方!フワッと広がる衣!
フリッターはフワフワでサクサクする衣が特徴ですが、卵の泡立てや炭酸水や重曹やベーキングパウダーなど色々な工夫でおいしいフワッサクッの衣が上手に作れます。
- 材料:小麦粉大さじ6、片栗粉大さじ4、炭酸100cc
- 作り方:粉をまぜたら炭酸水を切るようにいれるだけ
この炭酸水はビールで代用することもできます。
フリッターの衣の作り方
材料:小麦粉大さじ5、牛乳100cc、卵1個
- ①卵を卵白と卵黄にわける
- ②卵白は角が立つまで泡立てる(メレンゲ)
- ③ボウルに小麦粉、卵黄、牛乳を入れてゆっくりやさしく混ぜる
- ④ ③に②の半量を入れて混ぜる
- ⑤今度は②に④を入れて軽く混ぜる
フリッターの作り方
材料:小麦粉大さじ3、片栗粉大さじ1、ベーキングパウダー小さじ半分、卵1個、水40cc
- ①粉を全部混ぜておく
- ②溶いた卵を①にいれて、軽く混ぜる
- ③水を入れながら調整
調整?それが知りたいですよね。目安はサラサラに近いが、箸からタランタランとゆっくり流れ落ちる程度の固さです。
ちなみにベーキングパウダーは同量の重曹でも代用できます。
フリッターは軽い仕上がりになるので柔らかい身のワカサギやエビなどの衣にするとおいしいです。
基本の天ぷら粉の作り方はシンプル!ダマになった衣が決め手
最後になりますが、基本のサクッと出来上がるおいしい天ぷら粉の作り方もご紹介しておきます。ダマを残さないといけないので、混ぜ具合に不安を感じますがダマが美味しさの決め手です。
基本の天ぷら粉の作り方:一人分
材料:小麦粉大さじ3、冷水200nl、卵1個
- 卵を割りほぐし、水を入れる
- 小麦粉を入れて、切るようにトントンと箸でつつきながらやさしく混ぜあわせる
ダマは完全につぶさず、残ったままが良いです。とりあえず混ぜ合わせたものの、表面の半分程度にピーナッツ程度の大きさのダマが浮いているぐらいでOKです。
まとめ
天ぷら専門店ではアスパラガスの天ぷらに上手くパン粉がまとわりついていてサクッとおいしいです。家ではなかなかうまくいかないのですが、ご紹介した固めの衣の作り方を知った時は目からウロコでした。
衣をしっかりつけるにはアスパラガスの周りに衣がしっかり分厚くつけなくてはならないと思い込んでいた自分にとって、衣を箸でなでて落とすなんて信じられませんでした。
この方法は上手くできて他の野菜にも応用できます。是非、おいしい天ぷらやフリッターをお楽しみください。
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