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高校生が就職活動をする時に親子で確認すべきことは?

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就職経験がある大人には求人票に書かれてある賞与や社会保険完備などの言葉について理解があるものの、高校生には初めて聞くもことも多いです。

高校生の就職活動は学校のススメや推薦によるものなどで、求人票すらまともに見ていないこともあります。

就職して労働条件がイメージしていたものではなく「こんなはずじゃあ…」と退職を考える可能性もあり、親としては「学校がやってくれている、説明してくれている(はず)」と思わずに一緒に疑問点を探して、理解していくことが大切です。

今回は、高校生が就職活動をする際に心得ておきたい確認すべきことについてご説明します。是非、親子で一緒に確認していきましょう。

高校生のイラスト

高校生が就職活動で目にする求人票の確認すべき用語:手当編

初めての就職活動であり、初めて求人票を目にする高校生にとって、就職先の環境や条件に差があることは特に意識していないこともあり、求人票に書いてある確認すべき用語について下記理解しておく必要があります。まずは、会社が負担する保険などの手当てについてです。

<加入保険欄>会社が掛け金を負担してくれている保険

健康保険(社会保険と記載されることもあり)

  • 病院で支払う費用が3割負担になる「健康保険証」の掛け金
  • 大きなメリットは社会保険の場合は会社と本人が保険料を折半で納めること

つまり、会社が社会保険に加入していない場合は、国民保険といって個人的に保険料を支払う必要があります。社会保険加入ありだと助かることが分かります。

雇用保険

  • 病気や出産などで休業して無給になった時に、掛け金から一定額が給与代わりに支給

正社員雇用の場合、基本的に企業は加入するのですが記載されていることを確認しておきましょう。

労災保険

  • 労働中や通勤途中などの傷病やそれに伴う休業手当などに対する保険への加入

事故などに対し会社が責任をもってくれるのかが判断できます。

厚生年金

  • 年金は国民が全員納めるものであるが、給与から天引きし会社が支払ってくれる
  • まれに企業独自の年金制度もあり

一括して「各種社保完備」などと記載されていることがあります。その場合にも必ず各種の中身を確認しておきましょう。

高校生が就職活動で目にする求人票の確認すべき用語:賞与や手取り編

高校生の就職活動では正社員を前提とした求人票になっていると思われますが、その際に給与欄の見方を誤ると年間では大きな差額が発生するかもしれません。賞与や手取りなどについてご説明します。

賞与と通勤手当に注意!

基本給

入社時に基本となる給料であり、そこから各種手当などが差し引かれる為、手取り額ではない

残業代

支給と記載あれば基本給以外にもらえると思われるが、基本給に残業代含む場合があり、基本給と残業代の確認が重要

残業代ぐらい…と思わぬ方が良いです。月額にして10万円ほどの残業代になることも不思議ではありません。基本給に含まれていると、別に残業代が支給される企業と比べて手取りに差が生まれます。

諸手当

地域手当や通勤費などの支給有無掲載あり

通勤費は月額で3万円も(それ以上なども)かかる人がいます。支給されない場合は自腹となり、手当にあるかないかは重要な確認ポイントです。アルバイト時代はともかく正社員である以上通勤手当は「あり」が望ましいです。

賞与

・賞与とはボーナスのことで、一般的に何ヶ月といった具合で基本給の何か月分かで表示

一見、基本給が高くても賞与が無しや1ヶ月などでは年収に差が発生します。例えば

  • 基本給25万円、賞与1ヶ月の場合=25万×12ヶ月+賞与30万×1ヶ月分=330万円
  • 基本給22万円、賞与5ヶ月の場合=22万×12ヶ月+賞与22万×5ヶ月分=374万円

基本給が低くても賞与(何ヶ月)が多いと年収が多いことが理解できます。将来的に基本給があがるにつれ、この差がますま広がります。

高校生が就職活動で目にする求人票の確認すべき用語:休日

高校生が就職する際に、意外と確認できていないのが休日欄や勤務時間についてです。

  • 土日休日:完全に土日は休み
  • 完全週休2日:土日が休みとは限らず、週の中で2回休日があるという意味
  • 夏季休暇や年末年始休暇:ありの場合でも必ずしも盆と正月ではなく、ずらして休暇取得させる場合もあり

他に年間休日という書き方であれば土曜出勤だけれども、まとまった長期休暇制であることもあります。

まとめ

高卒で4月から就職した知り合いの子から「責任者からのパワハラがあり、すぐにでも退職したい…」と相談を受けました。

そこで色々話を聞いていくと、高校時代にいくつかの求人票を見たり親と話合ったりしたのではなく、学校内の求人推薦枠に対して人員を埋めていかれて、面接を受けたら合格したといった流れが見えてきました。

その同時期に大学生で就職活動をしていた我が子は自ら求人票を検索し少しでも条件が良い就職先を探していました。もしかすると商業高校ではない普通科の高校生の就職研究はあまり深くないのかもしれません。

高校生が少しでも条件や理想にあった就職先を見つける為にはご説明したポイントは最低限確認しておきましょう。

高校生の就職活動は自身だけではなく親子共に求人票を理解する必要があるのではないかと思い、記事にしました。是非、学校まかせにせず家族で考える時間を設けてみてください。

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