日本でのお葬式は特別に信仰している宗教が無い限り何となく仏教でお坊さんを呼んでお寺のお墓に納骨されて…といった流れです。
しかし、日本には宗教の自由があります。お葬式の形式についても法律に定めている訳ではないので自由に選ぶことも可能です。
そこで最近では宗教にとらわれない自由葬を選ぶ人もいます。最後ぐらい自分の理想とする式にしてみたいと憧れるものの自由葬とはどのようなことをしているのか…わかりますか?
今回は、自由葬ではどんなことをしているのかご紹介します。もちろん人それぞれ自由な式にしているので多くのパターンがあり全てをお伝えすることはできませんが、イメージが伝われば良いなと思います。
お葬式を自由葬にする人はどんなことをするの?音楽葬の場合
お葬式を自分流にできる自由葬は音楽葬は広告にもなりやすくイメージし易いですね。「お経よりもクラシックを聞きたいわあ…」なんて身近な人が言っていませんか?では音楽葬とはどんなことをしているのでしょうか?
- 人気の自由葬は音楽葬!
- オーケストラの生演奏をする自由葬!
お葬式の会場で故人が好きだった音楽が流れていることは多くありますが、自由葬での音楽葬となるとそれはもちろんですが、オーケストラなどの生演奏者を設けて会場で見送ってもらう式が出来ます。
- ドラムも入った生演奏がある自由葬!
ドラムを使う演奏はロックだけではありません。ジャズなどもシックな雰囲気を作ることが出来そうです。ガチガチのクラシックではなく、ややポップな楽曲を演奏する際にドラムを登場させてお経とは全く違う形の式にすることが可能です。
- ピアノ演奏による自由葬!
身近にピアノを弾ける人がいるとその方にお願いすることもあります。見ず知らずのオーケストラは見事な演奏かもしれませんが、自由葬で自分らしく見送ってほしい時に身近な人にピアノ演奏してもらえたら嬉しいですね。
お葬式を自由葬にする人はどんなことをするの?趣味の場合
自由葬のお葬式では故人が好きだった趣味を皆で見たり楽しんだりするなど故人の人生を楽しく偲ぶ会にしている傾向にあります。
- 故人の趣味を披露する自由葬!
会場に故人が作ったり育てたりした手作り品などを並べます。形見分けのように最後は参列下さった方に差し上げることもあります。
また、踊りなどが趣味で形に残せない場合は発表会のDVDを披露したり仲間が踊ったりします。同じ趣味仲間による会話もはずみ故人の生前の話をたくさん聞くことができて、親族にとってもまたとない絶好の機会にできます。
- お茶会をする自由葬!
故人がお茶会が好きだった場合などに行われます。何だかお葬式の一環でもある中でお茶会で正座をすると緊張が更に増しそうですが自由なので、故人がやりたかったことであれば良いのでしょう。
- 短歌会をする自由葬!
故人が短歌が大好きだった場合には、故人の作品展示や参列者による短歌での見送りもあります。
お葬式を自由葬にする人はどんなことをするの?嗜好品の場合
お葬式を自由葬にするからにはさまざまな例があるのですが大好きだった食べ物にまつわる自由葬には次のような例もあります。
- 故人の嗜好品を一緒に飲食する自由葬!
飲食をしながら故人を偲ぶお別れ会をします。故人が好きだった料理やお菓子や飲み物などを参列くださる方と一緒に飲食することで話もはずみ、故人を見送る記念日にできます。故人も喜びそうですね。
お葬式を自由葬にするには生前に計画が必要!大丈夫?
お葬式を自由葬にするには故人がやりたいと思っていることを式にしなくてはならず、事前に葬儀屋を決めて計画の打ち合わせをする必要があります。理想はあっても実行するには生前の労力も必要です。
自由葬にするなら次の担当者を決めておくと良いです。
- 喪主
- 司会進行
- 見送りの言葉を言う人(お経などが無いため、場を持たせるために複数人必要)
生前の打ち合わせでどこまで担当が必要なのか葬儀場と確認しましょう。
自由葬にする際に打ち合わせしたいこと
- 追悼DVDやCD
- 趣味などの品
- 楽器演奏の種類や演奏者
- 最低限の献花有無などの打ち合わせ
- 祭壇の有無
- 会場や会場内の雰囲気
- 好物の品の手配店
- 式次第
大変そうな感じですが、楽しく計画できそうです。
まとめ
一般的な葬儀は葬儀場の指示通りに動けばよいのですが自由葬となると事前の準備が大変そうな感じです。
もしも老いた親などが口では理想の自由葬を語っていても葬儀場に出向くことができなければ、雰囲気だけでも確認しておき親族ができる限りの自由葬にしてあげると良いですね。
もし、ご自身で自由葬をご検討されているのでしたら、一度計画してみると良いです。結婚式と一緒で他の式をみながら徐々に「アレもしておきたい」と計画が変わって来ることでしょう。もしもに備えて少しずつ修正しながら理想的な自由葬にしましょう。
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