「今年こそPTA委員に当たってしまうかも…」と、春になるたびに気が重くなっているのは、あなただけではないと思います。仕事を抱えながら子育てをしているママにとって、毎年春の委員選出は本当にドキドキするイベントですよね。できれば避けて通りたい。でも逃げ続けるのも気が引ける。そんなジレンマを毎年繰り返しているママは、実はとても多いのです。
「フルタイムで働いているから無理です」と断れるかといえば、残念ながらそうでもないのが現実です。多くの小学校では、働いていても、介護があっても、保護者全員が平等に委員を担当するルールになっています。だとすれば「やるかやらないか」ではなく、「いつやるか」を戦略的に考えることが大切になってきます。
この記事では、働く女性がPTAの委員を引き受けるベストなタイミングを5つご紹介します。タイミングをうまく選ぶだけで、仕事への影響を最小限に抑えながら乗り越えることができます。「どうせやるなら、できるだけラクに済ませたい」と思っているママに、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
PTAって結局、全員やらなきゃいけないの?
「そもそもPTA委員って本当に全員やるものなの?」と疑問に思っている方も多いはずです。まずはPTAの実態と委員の仕事内容について、整理してみましょう。
「フルタイムだからできません」は通じないって本当?
入学式が終わったあと、子どもたちと入れ替わりに親だけが体育館に残される、あの場面を経験した方は多いのではないでしょうか。そう、委員選出の時間です。
あるママが「私はフルタイムなのでPTAはできません」と発言したところ、係の方からこんな返答があったそうです。「フルタイムの方も、介護をされている方も、ひとり親家庭の方も、不公平のないよう全員にお願いしています」と、きっぱり言われたそうです。
その瞬間、会場が凍りついたという話は決して珍しいものではありません。現実として、多くの学校でPTA委員は「全員参加」が原則です。「やらなくて済む方法」を探すよりも、「いつやるか」を前向きに考える方向に切り替えた方が、精神的にもずっとラクになります。
PTA委員になるとどんな仕事があるの?
委員の種類は学校によってさまざまですが、学年委員・広報委員・安全委員・図書委員・ベルマーク委員などが一般的です。少子化が進んだことで委員の種類が統合されている学校もありますが、仕事の量が減るわけではありません。
たとえば学年委員の場合、懇談会の司会進行、バザーの運営、保護者懇親会の幹事、PTA役員への勧誘電話など、多岐にわたる業務があります。これらの活動は平日の昼間に行われることも多く、仕事を休んで参加しなければならない場面が出てくることもあります。
だからこそ、「いつ委員をやるか」というタイミング選びが、働くママにとってとても重要になってくるのです。
働く女性がPTAのタイミングを意識すべき理由
「いつかはやらなければいけない」とわかっていても、なかなか動けないのが正直なところですよね。でも実は、タイミングを少し意識するだけで、仕事への影響も心の負担もずいぶん変わってきます。
タイミングを間違えると仕事に大きな影響が出ることも
職場に新しい上司が来たばかりの年に委員に当たってしまった、という経験をお持ちの方はいませんか。まだ自分のことをよく知らない上司に「この人は休みが多い」と思われてしまうのは、働くママとしてつらいですよね。
また、自分が異動した直後の年も同様です。新しい職場で信頼関係を築いている最中に、PTA活動での早退や休暇が重なると、焦りや申し訳なさで頭がいっぱいになってしまいます。逆に言えば、職場との関係が安定している年を選ぶだけで、精神的なゆとりが大きく変わります。
先輩ママたちが実践している「時期の選び方」
くじ引きで委員が決まる学校も多いですが、立候補制や話し合いで決める学校では、タイミングをある程度自分でコントロールできる余地があります。先輩ママたちは、子どもが6年間通う中で「いつが一番ダメージが少ないか」を逆算して考えていることが多いです。
たとえば、下の子を妊娠・出産するタイミングで立候補するというのは、実はよく使われる方法のひとつです。職場を休む心理的ハードルが下がる時期なので、活動に取り組みやすくなりますし、周囲からも理解を得やすいという声があります。
また、働く女性同士で情報共有をして、特定の委員会に集まるという動きも見られます。同じ立場のママが多い委員会では、活動の日時が夜間や週末に調整されやすく、仕事との両立がしやすい環境が自然と生まれやすいようです。
後悔しないためのベストタイミング5選
では具体的に、どんなタイミングを選べばよいのでしょうか。実際に働きながらPTA委員を経験したママたちの声をもとに、特におすすめの5つをご紹介します。
タイミング①上司が自分をよく理解してくれている年を選ぶ
PTA活動では、平日の昼間に学校へ出向かなければならない場面があります。そのため、早退や休暇を職場にお願いする機会が増えます。このとき、上司が自分の普段の働きぶりをよく知ってくれているかどうかが、精神的な負担の大きさに直結します。
上司が変わったばかりの年はできるだけ避け、「自分のことをわかってもらえてきた」と感じられる2年目以降を選ぶのがおすすめです。信頼関係のある上司であれば、多少のイレギュラーも温かく受け止めてもらいやすくなります。
タイミング②自分が異動しなかった年を狙う
①と同じ理由で、自分が異動した年もタイミングとしては避けた方が無難です。新しい職場では、まず自分の仕事ぶりを見せて、少しずつ信頼を積み重ねる期間が必要です。
そこへPTA活動による休みや早退が重なると、自分でも焦りを感じてしまいます。異動してから1年以上が経ち、職場環境が安定してきた年を選ぶことで、心にゆとりが生まれやすくなります。
タイミング③産休・育休中に思い切ってやる
下の子を出産する産休・育休のタイミングは、職場を休むことへの心理的ハードルがぐっと下がる時期です。育休中であれば職場に迷惑をかけることなく活動に取り組めるので、気持ちの上でもずいぶんラクになります。
もちろん出産直後は体を最優先にしてください。産後2〜3か月ほど経てば少しずつ動けるようになりますし、周囲のママたちも事情を理解してくれることが多いです。活動を一時セーブしても、よほどのことがない限り責められることはありません。
育休中はPTA活動に加えて赤ちゃんの検診や予防接種の予定も重なり、スケジュール管理がとても大切になります。月間・週間を一目で見渡せる手帳がひとつあると、授乳や健診の予定とPTA活動の日程をまとめて管理できてとても便利です。見開きで書き込みやすいマンスリータイプのものがおすすめです。
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タイミング④比較的ラクな委員が残っている年に早めに立候補する
委員の種類によって、活動のハードさにはかなり差があります。何年も先延ばしにしていると、比較的負担の少ない委員はすでに埋まっていて、手のかかる委員しか残っていない状況になりかねません。
「やらなければいけないなら、できるだけ負担の少ない委員を選びたい」と思うなら、先延ばしは得策ではありません。①②の条件が整った年に、選択肢があるうちに早めに立候補するという逆算の発想が、ここでのポイントになります。
委員活動が始まると、書類や資料を持ち歩く機会も増えます。A4サイズの書類がそのまま収まり、通勤バッグとしても使えるトートバッグやリュックがひとつあると、仕事とPTA活動を兼用できてとても重宝します。
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タイミング⑤働く女性が多い委員会を見つけて入る
学年やクラスをまたいで委員会全体を見渡してみると、働くママたちが集まっている委員会があることに気づくことがあります。同じ立場のメンバーが多い委員会では、活動の日時が夜間や週末に設定されやすく、仕事との両立を前提とした運営がされているケースが多いです。
専業主婦のママが多い委員会では昼間に会合が開かれることが多く、「自分だけ夜じゃないと参加できない」と言い出しにくい雰囲気になることもあります。働くママ同士であれば役割分担もスムーズに進みやすく、お互いの事情を理解し合いながら協力できる関係が自然と生まれます。
委員会の活動では、連絡事項のメモや議事録を取る場面も出てきます。持ち運びやすいB5サイズで書き込みやすいリングノートを一冊用意しておくと、会議のメモから電話連絡の記録まで一冊でまとめられて便利です。
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まとめ
PTAの委員選出は、働くママにとって毎年春のプレッシャーになりがちなイベントです。でも、「いつやるか」というタイミングを意識するだけで、仕事や家庭への影響をぐっと小さくすることができます。
今回ご紹介した5つのタイミングをおさらいすると、上司との信頼関係が安定している年、自分が異動しなかった年、産休・育休中、負担の少ない委員が残っているうちに立候補する年、そして働く女性が多い委員会に入れる年、という5つです。
「できれば関わりたくない」という気持ちはよく理解できます。でも逃げ続けることで心の消耗が続くくらいなら、タイミングを見極めて早めに動く方が、結果的にずっとラクになることも多いです。ぜひこの記事を参考に、あなたに合ったタイミングを見つけてみてください。働くママ同士、うまく乗り越えていきましょう。


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