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訃報がきたけど直葬?え、何それ?直葬のメリットとデメリット!

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最近の葬儀は「家族葬で執り行います」といったものをよく目にするようになり、昔のように派手な見送りは減少傾向にあります。

さらには直葬をご存知でしょうか?通夜や告別式を行わないで火葬前に簡単にお別れをする形式です。数年前に「直葬をする人がいる」という報道を見て驚いたのもつかの間、最近では徐々に増えつつあるというのです。

今回は、直葬とはどのようなことなのか?そして直葬のメリットとデメリットと注意点をご説明します。事情があって直葬を選択肢にすることがあるかもしれませんが、安易に選ばずに注意点を確認してみてください。

葬式のイラスト

いったい直葬って何をすることなの?

わかるようなわからないような直葬で行う葬儀とは、いったいどのようなことまでを行う儀式なのかご説明します。

直葬は一般的な通夜と告別式は行わない!

直葬は納棺後、火葬場で火葬の直前に10分ほど説明やお別れの時間が設けられるだけ!

例えば、病院で亡くなった場合の順序は次の通りです。

  • 亡くなる
  • 病院で安置してくれない(一旦移動する必要あり)
  • 自宅または葬儀場で最低1日だけ安置(死後24時間は火葬できないルール)
  • 火葬場へ(火葬前に10分ほど説明とお別れの時間)
  • 火葬後の骨あげ(骨壷へ骨を収める)

式次第があるような形式ばった葬儀は行いません。お坊さんなど宗教者のお説教が入る場合は④の火葬場において火葬の前にすることが多いです。

葬儀を直葬でするメリットって何?

葬儀を直葬でする場合は何を期待して行うのか、そのメリットを知っておきたいですね。どんな人が利用しているのかが分かると、そのメリットも見えてきます。

金銭的に安く済むから

祭壇や料理などが不要なので安く済むのは事実です。派手に行わない普通の葬儀でも100万円前後かかるのですが、直葬だと20万から30万円程度の費用です。

宗教がないので、葬儀に意味を感じないから

宗教がないだけでは理由にならないかもしれません。故人とのお別れの方法には自由葬など形式を変えることも可能です。しかし、そもそも葬儀という儀式に意味を感じない以上、省くことを決意したのでしょう。

親族や見知らぬ故人の関係者などに余計な気遣いをしたくないから

故人の為にかけつけてくれる大事な関係者ではありますが、残された親族は今度の手続きなどに少ない人数でてんてこ舞いです。余計な気遣いまでしたくないことから直葬を望んでいることもあります。

家族葬未満の人数で参列予定者がいないから

葬儀を行う場合には小さい式とはいえ、わざわざ祭壇や霊柩車の手配や手間が必要になります。それを不要なほどに見送りがごく少人数の場合に選ぶようです。

親族にでさえ葬儀にお金をかけている姿を見せられない

例えば、親族に借金をしている場合をさしています。

借金がある中で葬儀を行い、親族が集まれば「葬儀するお金があるなら借金返して!」や「故人の借金返済の約束」などややこしい事情を抱えている人がひっそりと見送りたい、そして実際に借金があるので葬儀にお金をかけられないなどの理由があるようです。

喪主にあたる親族が遠方に住んでいる上に仕事を休めない

通夜や告別式を行うにはそれだけ日数も必要ですが仕事が忙しくて休めず、短時間で済ませたいなどの理由があります。

 

いずれも、どちらかというと見送り側の理由で選ばれているのかもしれません。

葬儀を直葬でする前にデメリットも知っておきたい!注意点はコレ!

色々な事情をかかえて直葬を決意されるのでしょうが、デメリットについても理解した上で利用しないと思わぬトラブルになる為、ご紹介するデメリットと注意点をご確認下さい。

納骨してもらえないかも!

菩提寺がある場合には、事前に説明が必要です。例えば仏式の場合は僧侶によるお別れの儀式を飛ばして火葬してしまっている為、納骨だけ依頼すると拒否される可能性もあります。

参列しなかった親族から火葬後に不満や批判が寄せられるかも!

喪主にあたる人だけではなく、近い親族の許可は最低限もらっておきましょう。

葬儀となると「遠い存在?」と思われるような親族も参列するほどに故人との関係は残された人にはわからないことです。そして、一応親族であるがゆえに不満や批判をしてくる人もいると思われます。故人とのお別れの式は一生で1度のものなので慎重に検討しましょう。

単純に火葬場の手配だけではなく安置場所は必要!

前章でご紹介したように死後24時間は火葬できない上に、病院は追い出される為、火葬までの間は安置場所を確保しなくてはなりません。自宅に置ければよいのですが不可能な場合は葬儀社などに相談して安置してもらう必要があります。

まとめ

少人数で余計な気遣いをしたくない理由があると思われる直葬の場合は、参列をしても良いのかどうかを確認した方が良さそうです。

宗教にこだわらずに安く済む点では直葬もありなのかもしれません。故人の為に最後のお役目を果たす中で残された人の事情も加味しながら、より良いお見送りができますように。

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