ゴムのように柔らかいのにオーブンでも使える優れものの製菓用シリコン型は大変オススメします。100均ショップでもバラ型やくまさんの型などが手に入りバラエティ豊かな菓子作りが出来ます。
しかし!せっかくレシピ通りに作って上手く出来上がったのに、いざ取り出す時に型崩れ…あー無残な姿になってしまう。そんな経験がきっとあるのではないでしょうか?普段、シリコンの製菓器から取り出しづらさを感じている人は必見です。
今回は、製菓用シリコン型から取り出す際に型崩れしない方法をご説明します。また、製菓用シリコン型は洗いにくいのでお手入れ方法もご紹介します。
製菓用シリコン型は取り出しづらい!型崩れ防止方法は?
製菓用シリコン型で最も出しづらいと感じるのがバラなどの花びら型ですが、これも原因になる温度さえ気を付けると、案外簡単に型崩れ防止しながら取り出すことができます。
製菓用シリコン型から取り出す際には温度に注意する必要があります。具体的には、
- 高温調理の後しっかり冷めるまで触らない!
- 蒸気を感じるうちはNG!
- 常温で焦らずに冷ます!
しっかり!がポイントです。つい焦って取り出してみたくなりますね。香りに誘われてもグッと我慢して、見ないフリをして待ちましょう。
冷蔵や冷凍処理の場合は、完全に固まるまで触らないのがコツです。また冷凍は固まった跡、取り出して1分ほど常温で待ってから取り出します。
これだけです。蒸気があるうちに取り出すと絶対に崩れます!出来立てのフワフワが食べたい人もいる?かもしれません。その際は、一旦冷まして取り出したあとに温め機能などを利用してフワフワにしましょう。
製菓用シリコン型が取り出しづらい原因は?
製菓用シリコン型から取り出す時に型崩れしてしまう原因は油や粉ふきの加減が悪いのが原因ではないかと思われがちです。そもそもシリコンの特徴を見てみると注意点が浮かびます。
製菓用シリコン型から取り出せない質問に対する回答で、多いコメントは…
- 生地を流す前にシリコンに薄く油をひいた方が良い
- 油ではなくバターを薄く塗ると良い
- 油を引いた後、小麦粉を薄く広げるとよい
- シリコンを一度温めておくとよい
いえいえ、もちろんこれらはやってみたものの…上手く取り出せません。せっかく美味しそうに焼けたのに悔しくてなりません。では、シリコンの製菓器の特徴を見てみましょう。
製菓用シリコン型の特徴は?
製菓用シリコン型には次のような特徴があります。
- 生地の空気抜きが不完全になる
- 焼き色やコゲるほどの焼き生地にならない
- 手入れの時に水分や油が取れにくい
通常の製菓器はケーキなどの生地を型に流し込んだ後に空気抜きといって型や鉄板をトントンとたたいて空気を出す作業がありますが、シリコンだとゴムのようにしなやかに曲がるので叩きにくいです。
すると空気が抜けないまま焼くことになり、型から抜きにくく型崩れする原因になります。また、表面がパリッと焼き色ができるほどに焼けずに、しなやかな焼き生地になるので型抜きには十分な注意が必要です。
また、前回使用した際の水滴や油分が型に残っていることがあります。生地がシリコンにフィットせずに型崩れする原因にもなります。
何か思い当たることがありませんでしたか?つまり、これらの特徴を理解し注意することで製菓用シリコン型から上手に取り出すことができます。
製菓用シリコン型のお手入れ!汚れが取りづらい時の対処法は!
製菓用シリコン型で上手に生地を取り出せたものの、今度はシリコンの特徴的なデザインの隙間に生地がめり込んでお手入れがしにくいことがあります。汚れが取りづらい時には次のような対処方法をお試しください。
汚れが取りづらい時の対処方法
とりあえず裏返すのは基本の「き」です。この方法で洗えない場合は、
「生地が入っていた型を盆などの平らなトレーに置き、型に水を入れて冷凍し、凍ったら裏返して氷ごとゴミを取り出す。」
「裏返して鍋で湯せんして生地をふやかす。」
などを試してみてください。裏返すことは皆さんされていると思いますが、氷にして汚れを取る方法が意外にも上手く行きます。
たわしでゴシゴシ洗うのは厳禁
くれぐれも綺麗に汚れが落ちるからといってタワシなどでゴシゴシしないでください。
汚れをかき出す以上に傷を入れているようなものです。生地を取り出す際に傷を原因として製菓器が破れてしまうことがあります。
まとめ
便利で可愛いい形に仕上がる製菓用シリコン型から取り出す時は、しっかり冷ますことを頭においておけば上手く抜けるでしょう。
慌てず焼いた後に十分放置することが大切です。もうこれで型崩れして壊れたカップケーキなどを見ずにすみます。是非、お試しください。
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