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一周忌のお供え物ともらった時のマナーは?お下がりって何?

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一周忌といえば故人が亡くなった翌年に行われますが、なにせ1年目ということは開催側にとっては初めての法事を取り仕切る役目であることも多いです。

一周忌にお供え物を参列者が持ってくることもあり、

  • その時は何とお礼の言葉を言えば良いのでしょうか?
  • お下がりをいただくってどういうことなのでしょう?

分からないことばかりです。

今回は一周忌のお供え物や贈る側といただく側のマナーをご紹介します。法事に慣れている人の方が珍しいです。あまり固くならずに初心者なりに誠意ある故人を偲ぶ会になるようにしましょう。

葬式のイラスト

一周忌のお供え物は何が喜ばれる?

一周忌にお供え物が必要と言われて、困っておりませんか。

  • 一周忌に必要なお供え物は何があるのでしょうか?
  • どんなものだと喜ばれるのでしょうか?

開催者が準備するお供え物は次のようなものがあります。

お花・亡くなった人の好物の果物や菓子・参列客の食事・引き出物・お布施

細かく言えば数珠や線香などがあります。法要の後に会食が無い場合は引き出物としてお酒や弁当などを準備します。

参列側が準備したい菓子・果物

菓子などは重複しないように親戚連名で1箱準備するなど親戚間での取りまとめができると理想的です。できれば開催者側に事前にお供え物を伝達できると尚、良いです。

喜ばれる可能性が高い菓子としては

  • 個装・わけやすいもの
  • 法事用上用まんじゅうが一般的
  • 重くならないもの
  • 日持ちするもの(ゼリーやようかんなど)

生菓子は法事の最中の保管場所や持ち帰り時間など個人差がある為、避けた方が無難です。

よく喜ばれる果物としては

  • 籠盛り(飾りやすく持ち帰りにも便利)
  • ぶどう(洗って飾ると、法事後にすぐに会食に出すことができる)
  • みかん(洗う手間が不要で好きな人が1個ずつ食べることができる)

ついでにおすすめできる花についてです。

  • 見栄えのするスタンド式の花
  • オアシス(給水ブロック)つきの切り花

見栄えは良いが、相当する花瓶やスタンドが相手にないような大きな花はおすすめできません。(お気持ちはわかりますが、いただいた側は少し困ってしまいます。)

一周忌にいただいたお供え物は法事の間はどこに置く?

一周忌に親戚からお供え物をいただいたものの法事の間はどこに置いておけば良いのでしょうか?もらってすぐにお菓子などを開封して飾るのは失礼にあたるのでしょうか?

持参した側は勝手に飾ってはいけない!

法事でバタバタしていると誰が持参したものなのか分からなくなり開催者が後で御礼の言いようがないということもあります。

また寺での飾り物は指示に従う必要があります。自宅の場合は仏壇周りには菓子折りなどを置く棚が準備されていることがありますが法事の時は「心ばかりですが御仏前にお供えください。」と言って開催者に渡すのがマナーです。

いただいたお花はどうする?

家庭で法事をする場合は仏壇に飾ります。

寺で法事をする場合は寺の本殿用の花は開催者が持参して行くものは案内係に飾ってほしいことを伝えます。いただいたお花も法事の最中に見える場所に飾ります。

法事の後は開催者が持参した花はそのままお寺に残し、いただいた花はお下がりとして持ち帰り家の仏壇に飾るか、あまりに大きなものであれば参列者で分けて持ち帰ることもあります。

 

いただいたお菓子はどうする?

恐らく法事まんじゅうと呼ばれる上用まんじゅうであることが多いです。個装されていて数多く入っているので参列者に分けやすいです。

故人に中身が見えるように箱などをあけて飾るのが一般的です。

お経の前は

  • 家庭で行う場合は仏壇の中央の棚にお供え物を置けるのでそこに置きます。
  • お寺の場合は、案内係に「お供えをお願いします。」と言って渡すと係の人が飾るか飾る場所を指示してくれるのでそれに従います。

お経の後はお下がりをいただきます。と言って仏壇などから下げて配ります。

  • たくさんの生菓子をいただいた場合は、会食の最後に一人ずつ懐紙を添えて配ります。
  • 個装された上用まんじゅうは、会食でお出ししてもよいですが引き出物の紙袋の中に入れて持ち帰らせることもあります。

開催者は花やお供え物をお寺に渡す分も計算して準備しておきます。いただいたものは数によって判断します。たくさんあるということは皆で分けるととらえ「お下がりをいただきます。」と言って皆に分け与えれば良いのです。

まんじゅうのイラスト

まとめ

法事に関することは宗教や細かい宗派や家庭や地域によってかなりマナーに違いがあるものですが、日本で一般的な仏教のおおまかなマナーについてご紹介しました。

古いしきたりにとらわれずにその家庭なりのやり方であることも考えられます。ご招待されるほどの身近な親族であっても法事などについて口出しをするのは基本的にはしない方が無難です。

しかし、不慣れな開催者側は言われないと知らないマナーもあるのです。手際の悪さを陰で噂していても互いに良い結果は生まれないことでしょう。

招待された側だけど…これだけは言っておきたい指導点があるというのでしたら開催者へ叱らずに優しく教えてあげると良いですね。双方が気分よく故人を偲ぶことができる心温まる会になりますように。

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