突然の訃報の連絡が入るとドキドキします。葬儀の時間に合わせて喪服や香典の準備などを急ぎ行うのですが、大人になってもまだ慣れない葬儀の場での言葉遣いに不安がよぎります。瞬間的に戸惑いスムーズに出てきません。
小さな声で言う為、あいまいでも何とか進んで行けるのですが本当は自信がないと言う方いませんか?
今回は葬儀での言葉遣いと使ってはいけない言葉、そして葬儀にはもちろんマナーがあるのですがこれだけは覚えていてほしいポイントだけをご紹介します。緊急でこの記事をご覧になっている方もいらっしゃるでしょう。簡潔にご説明していきます。
葬儀のお悔やみの言葉遣いを簡潔にご紹介!
葬儀で使うお悔やみの言葉について時間を追ってご紹介します。
訃報(亡くなったことを知らせる内容)を知った時
家族葬も増えていて必ずしも弔問を呼び掛けているとは限らないご時世です。連絡をいただくほどの間柄だったと思われますので葬儀の日程など相手の意向をやんわりと聞いてみましょう。
また、故人や親族近い間柄だとお手伝いを依頼されるかもしれません。状況に応じて「何かお手伝いすることがございましたらご遠慮なくどうぞ。」と伝えましょう。
通夜の受付の時
消えそうな声で…
通夜で直系親族にあった時
通夜で喪主にあった時
喪主は皆さんから声をかけられて相当疲れ果てています。短い方が助かります。親族ではないけれど親しい間柄であれば、喪主の思いを聞いてあげて簡潔に会話をする程度なら励ましにもつながります。
通夜振る舞いに誘われた時
通夜振る舞いとは通夜式の後、弔問客を別室に案内して飲食をすることで、もともとは故人を偲び、思い出を語る時間で一口でも箸をつけるのがマナーです。誘われたもののほとんどが親族だけだった…ということもあり、会社関係者や友人だと逆に親族や喪主に気を使わせる場合があります。状況に応じて断ることも構いません。
葬儀でタブーな言葉遣いとは?
葬儀でタブーとされる言葉遣いは日本的な連想言葉ですがこれだけは覚えておきましょう。
- くれぐれも・ますます・たびたび・繰り返し・追って
つい「今後の日程については追ってご連絡下さい」や「くれぐれもお体にご注意を…」なんて言葉を使ってしまいそうですが、これはタブーです。
「死」という言葉は使わずご逝去やご生前に言い換えます。他にも厳密に言えば体調不良を伝えることや親族への過剰な激励があります。親族は言われなくても心身疲れています。過剰に激励すると負担に感じることもあります。
葬儀でやってはいけないこと!マナーについて
葬儀場でのマナーの中でも特にこれだけはやってはいけないことをご紹介します。
会話
- 笑い声
- 次は誰々の番だね…などと言うこと(親戚の老人の葬儀の際などにありがちです。)
- 親族との長話
- 着席後の会話
通夜・葬儀
- 喪主や親族に挨拶をせずに帰る:弔問客が多い時は挨拶ができないこともありますが基本的には故人との関係と名を名乗り挨拶しましょう。
- 故人への挨拶(お参り)がない:通夜や葬儀に遅刻すると故人の顔を見たり焼香したりするタイミングがないこともありますが、式が一段落した際に必ず1度は故人へ挨拶に行きましょう。
- 焼香の際に道の中央を歩く:道は中央ではなく遠慮がちに左右どちらかに寄って進みます。
通夜振る舞い
- 長居:30分を目安にせいぜい1時間で去ります。
- 暴飲暴食:あいさつ程度の飲食ですのでお腹が満たされるまで食べてはいけません。
- 仕事の話:故人の思い出を語る場なので仕事の話などはしてはいけません。
まとめ
葬儀ではとにかく小さな声でお悔やみを告げ、言葉遣いは最小限を覚えておきましょう。葬儀のマナーは究極ご紹介したことだけは守っておくと失礼がありません。
何より故人を偲ぶことが大切です。その気持ちが表れていれば失礼は起きないでしょう。あまりたくさん頭に詰め込むと、緊張が増してきそうです。基本マナーを覚えて葬儀を乗り越えていきましょう。
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