過去、バリバリに働いていた人でも再就職するには何か資格をつけないと他人と差別化できない上に自分に自信が持てません。
そうかといって、国家資格のように受験資格に一定期間以上の業務経験が必要なものはそもそも受験できないことがあります。ママが再就職する時に持っておくと有利な資格は何でしょうか?子育て中のママは独学でできるものや安価で勉強できると嬉しいですね。
今回は、専業主婦になったママが再就職に備えて取っておきたいおすすめの資格を3つご紹介します。誰でも知っているような平凡ではないものを選びました。
ママの再就職に取りたい平凡じゃないおすすめ資格3選!
専業主婦になったママが再就職に備えて取っておきたい平凡ではない資格と言えば介護事務管理士資格があります。次のような資格です。
介護事務
介護事務とは介護事業で発生するさまざまな介護報酬請求などの業務をするための資格です。
簡単にイメージするならば、一般的に病院の会計で知られている医療事務の介護版です。介護では訪問看護や通所などの種類がある為、医療事務とは別に勉強し資格を得ます。
将来的に家族の介護に関わることになった時に知識を生かし、利用できる制度が思いつくなど生活に生かすことができます。
介護事務の就職先は?
介護事務が役に立つ就職先は次のものです。
- 介護関連の病院や総合事務会社
- 正社員の他、パートや派遣登録なども可能
介護業務に携わる会社はご想像の通り近年増加しており、有資格者であることで再就職に自信が持てます。
介護事務の資格取得に向けた勉強は?
介護事務の資格の勉強は暗記がほぼ不要です。
計算の元となる単価などの資料を持ち込んで試験を受けるためです。もちろん用語や計算方法などの基礎知識については暗記によって覚える必要がありますが比較的簡単に取得できます。
介護事務の受験は?
介護事務の資格受験は年6回実施しております。受験料は6,500円(2023年時点)で会場式がほとんどだが、通信教育会社によっては自宅受験も可能となっております。
つまり、通信教育だと自宅で勉強して自宅で受験できるため育児を気にせずママが取得できるチャンスがあります。
ファイナンシャルプランナー
再就職や短期アルバイトの求人広告に銀行や証券会社の説明会などの御世話をする仕事があり、それを行うにはファイナンシャルプランナー資格を有していると平凡な資格を取得しているママとは差別化ができます。次のような資格です。
ファイナンシャルプランナーとは?
証券会社、保険会社、銀行などで資産運用、設計などの提案ができる人材になるための資格です。
正社員のみならず金融機関の顧客説明会などのイベント時だけの派遣登録による業務など、ママが柔軟に働くことができる職を見つけ易いです。また、資産運用について学ぶ為、家計についても理解が深まります。
ファイナンシャルプランナーの受験は?
マーク式と記述式の試験はそれぞれ6割正解することで合格するので試験対策テキストを勉強していくことで取得できます。
受験は年3回実施しており、3級から1級まであります。受験料は級に寄って異なりますが、2023年時点では3級が学科3,000円、実技3,000円の計6,000円。2級が学科4,200円、実技4,500円の8,700円です。
2級の受験資格は2年以上の実務経験か認定講座受講修了が必要ですが、2級取得の前に誰でも受験できる3級資格を有していれば、2級を受験することが可能です。受験資格を持っていない人は3級からまず取得しましょう。
日本語教師資格
ママの再就職に備え取っておきたい平凡ではない資格に日本語教師資格があります。日本人なら日本語なんて簡単に教えられると思いきや、外国人に日本語を教えるには細かく勉強しないと資格取得はできません。どのような資格なのでしょうか?
日本語教師資格とは?
日本語教師資格とは次のような資格です。
- 外国の文化も学びながら日本語を外国人に教える資格
- 学校などで必要な一般的な教員免許は不要
- 外国語を話せなくてもOK
近年、日本に学業や就労などで多くの外国人が来日している為、日本語教師の出番も多くなっています。もちろん日本だけではなく、海外において日本語を教えることも可能です。日本語学校では学習計画を立てるなど総合的に教師としての役目を果たします。
日本語教師資格の就職先は?
日本語教師資格の就職先は主に日本語学校となります。
子育てママが教師関連の仕事をするとなると夕方の小学生向けの計算ドリルなどを行うおけいこ事を思い描きがちですが、その時間帯は自分の子供も帰宅する時間になり両立は案外難しいです。
しかし、日本語学校の日中の教師になれば我が子が帰宅する時間には自宅に帰ることも可能になります。
日本語教師資格の受験は?
日本語教師資格試験は
- 広範囲で、合格ラインは非公開(7割前後の正解が必要だと予測されている)
- マークシートが中心だが記述もあり
- テキストで進める
文化や歴史などの他、学習過程で発生する未発達な言語表現なども学んで総合的に教育に結びつける為、過去問を解くことがカギになります。
受験は年1回10月のみ実施されており、試験会場が全国で数ヶ所と限られています。
外国の文化に興味がある人や、外国人と関わることが好きな人なら外国語が話せなくても資格取得が可能です。異文化を知る機会が増える楽しみな職業です。
まとめ
いかがでしたか?簿記や秘書などの検定ももちろん取っておいて損はないですが、比較的取得者が多い為、再就職試験などで差別化が図れません。
ご紹介した資格3選は珍しいものの需要もある職業につなげられる為、興味が少しでもあれば勉強してみることをオススメします。興味ある職業に再就職できると良いですね。
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