長崎市にあるグラバー園は原爆平和記念像と共に長崎の観光名所です。修学旅行で訪れたことがあるかもしれません。このグラバー園は大変歴史がある建造物が残されています。
高台にあるこの地は異国情緒を感じる面白いスポットです。神戸北野異人館街が集合した観光地のようなものというと分かりやすいかもしれません。
長崎に何度も行きますがこのグラバー園も景色を眺めるついでもあり、何度も行きました。定番スポットと、見ておきたい秘密のスポットもご紹介します。是非ご覧下さい。
グラバー園の定番の楽しみ方
何度行っても見てしまう定番スポットのご紹介です。
<斜めに動くエレベーター>
グラバー園に入場するにはグラバースカイロードという斜めに動くエレベーターを登ります。エレベーターといっても「階段になっていない斜めに伸びるエスカレーター」「ランニングマシンの超長いバージョン」というとイメージできるでしょう。
側面はガラス張りの為、青空と長崎市と海など外の風景を見ながらゆっくり登って行けます。しかし、子供たちははしゃいで登ったり下りたりと風景など見ていない様子です。
<旧三菱第2ドックハウス>
エスカレーターを登った先に見えてきます。船を修理している間の船員の宿泊施設で、プチアメリカのホワイトハウス的なイメージです。池があり、そこからの市内の丘と海と町並みが見える風景は定番の撮影スポットです。
そこから進んで行くと旧外国人実業家などの邸宅が始まります。
<旧リンガー住宅:国指定重要文化財>
ベランダの床石にはウラジオストクから運んだ御影石や角柱には天草の石を利用するなど木骨石造りの珍しい建物です。リンガーがホテルを営んでいてそこで使用したカラトリーが展示されているおしゃれな家です。
<旧グラバー住宅:国指定重要文化財・明治日本の産業革命遺産>
日本に現存する最古の木造洋風建築です。グラバー園で検索すると恐らくこの住宅の写真が出て来るのではないでしょうか。この住宅の周囲は庭園になっているので、中を見学した後は庭で休憩する姿も見られます。
グラバー園の秘密にしたい4つの特別な楽しみ方
グラバー園は邸宅を見て回るだけではなく、他にもロマンティックな秘密があります。
<グラバー坂通りの店>
グラバー園に行くには市営などの大きな駐車場からすぐの所にグラバー坂通りという土産物店を通ります。例えるなら京都の清水寺に行くときに細い坂道の両脇に漬物屋や八つ橋の店がありますがそのような雰囲気のある坂道で、土産店が続きます。
長崎はカステラが有名です。カステラ店がたくさんあり、試食ができますので是非たくさん食べてお気に入りを見つけてください。
オルゴールの店や絵本の店など夢のある店もあります。カップルならオルゴールを記念に買って行くと思い出の品として記念になります。ゆっくり1軒1軒のぞいていきましょう。
<ドレスに着替えて見学>
旧長崎地方裁判所長官舎を利用したレトロ写真館ではとても可愛いキラキラした西洋衣装を借りることができます。ドレスは今着ている洋服の上から着られるようになっているので簡単です。帽子まで借りれば完璧です。
30分600円~とお手頃価格です。その姿で園内を散策できるのでお気に入りの場所で写真撮影をしましょう。写真屋さんでも撮影可能です。是非、衣装から雰囲気を味わってみませんか。
<ハートストーン>
見つけると恋の願いが叶うかも…といわれる石畳にあるハート石です。園内に2箇所あります。ヒントだけ教えます。旧グラバー住宅付近から出口方面までにあります。恋の願いをかなえる為にも、是非、自力で探してみてください。
<夜のライトアップの中のグラバー園は夜景も最高>
コンパクトに西洋邸宅と庭を見学できるグラバー園は世界新三大夜景である長崎の夜景を見渡せます。1,000万ドルの夜景と言われる夜景を容易にみられる為、カップルなどで夜に訪れると西洋風の異国にいる雰囲気と夜景の中、とてもロマンティックに過ごせます。
また、グラバー園の入り口横には大浦天主堂もあり、その白い教会と見上げた先の十字架などのライトアップも同時に見ることが出来ます。
まとめ
長崎のグラバー園の見どころや楽しみ方についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
グラバー園には所々に石標が建てられているのですが、それは外国人居留置時代のなごりで居留置と日本人地域の境界を示すためでした。
現在でもこの突然広がるおしゃれな邸宅に驚き感動するほどなので、当時の日本人は境界の向こうにこんな立派でおしゃれな、そして豊かな暮らしをしていた家が並んでいたことを知っていたのでしょうか。知らない方が良かったかもしれないですね。
グラバー坂でカステラを楽しみグラバー園で夜景に感動し異国情緒に浸り、長崎を思う存分お楽しみください。
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