平成15年に京都東山地区で始まり、17年から京都嵐山花灯路も開催され、ただでさえ心休まる京都嵐山嵯峨の夜に、灯りと花に囲まれたイルミネーションロードが登場しました。
その圧巻の景色はあっという間に有名になりました。海外からの観光客も多くいます。年末の賑やかな色とりどりのイルミネーションとは違い京都嵐山花灯路の明かりは心を落ち着かせてくれます。果てしなく広がる金色の光には京都嵐山の静寂とは違う何か華やかさも感じさせてくれます。
この京都嵐山花灯路ですが、新型コロナウイルスなどの影響もあって2021年に終了となってしまいました。ですが、また観光客が集まるようになれば、復活もあるのではないかと期待しております。
今回は、京都嵐山花灯路のみどころをご紹介します。混雑していてなかなか思うように全部を見られなかった時でも、せめてコレだけは見てほしい、見逃してほしくないスポットをご紹介します。
京都嵐山花灯路のイルミの時期や時間などは?
京都嵐山花灯路のイルミネーションが見られる時期や時間や場所などをご紹介します。交通機関は電車の京福電鉄嵐山駅利用がオススメです。なぜって?花灯路と合わせて駅でもタイムスリップを体験できるからです。
日程と時間は次のとおりです。
- 日程:2021年の場合は12月10日(金)~19日(日)
- イルミネーション点灯:17時~20時30分まで
花灯路が見られる場所は次のとおりです。
- 嵐山、嵯峨エリア
- 中之島公園
- 渡月橋
- 天龍寺周辺など
古い情景と自然を残す京都嵐山、嵯峨エリアで川、水、竹林などを路地行灯などで照らし、生け花協会の協力による大型生け花などの展示があります。会場にはスタンプラリーなどもあり、散策コースが分かりやすい工夫がされています。
京都嵐山花灯路のみどころは?
京都嵐山花灯路のみどころは全部と言いたいところですが、道を戻るなど一直線にスポットが並んでいる訳ではなく全部見られない可能性もあるので、逃してほしくないスポットをご紹介します。
竹林の小径
会場の中央付近に位置する野宮神社から大河内山荘庭園までの竹林は見てほしいです。必ずテレビで放映される場所です。見上げた先には真っすぐに長く伸びた竹林が金色の光で照らされています。幻想的と言わずに何という!これは見なくてはなりません。
渡月橋
エリアの中では南の方に位置する渡月橋と川は金色にライトアップされ、夜でもはっきりとコントラストが見える素晴らしく美しいスポットです。川に長くかかった渡月橋が雄大に映し出されます。
小倉池
竹林の小径から大河内山荘庭園へ向かった後は、その先に小倉池があります。ライトアップされた木々が池の水面に映し出されます。
長神の杜
小倉池からさらに進んで、エリアの中では最も北に位置する長神の杜では静かな灯りの中に大きな生け花が展示されています。
花灯路のシメを感じる淋しさもありますが、無料ジャンボタクシーがそこから出発していて次のエリアまで行くことができるので、途中で引き返すことなく長神の杜まで行くことをオススメします。
アクセスは電車やバスがおすすめ!
マイカーは渋滞や駐車場探しに時間がかかってしまうかもしれません。そもそも路地散策の為、帰路を考えると電車で行くことをオススメします。特に京福電鉄の嵐山駅の夜の光景がまたひとしおです。
今回ご紹介している京都嵐山花灯路の開催時期だけではなく、通称嵐電の嵐山駅ではキモノフォレストのライトアップがあります。
駅前には高さ2mのポールが600本並んでいます。でも、これはただのポールではないんです!ポールの中に華やかな京友禅が入っています。
15種類の絵柄が600本、しかも夕方から21時まではポールの中がライトアップされて、今にも源氏が出てきそうな異空間を作り上げています。その光景も京都嵐山花灯路と合わせて是非、ご覧いただきたいです。
まとめ
京都嵐山花灯路に行くと写真からは想像もつかないほどにみどころたっぷりの幻想的な灯りと花の路を楽しめる夜になることでしょう。混雑はしますが、ご紹介したスポットは必見です。
しかしながら、新型コロナウイルスの流行などによって、2021年で嵐山花灯路は終了となってしまいました。ですが、騒動が収まってまた海外から大量に観光客が来れば、復活もあるのかなと個人的には思っています。
嵐山とは違って竹や木々などの自然がやや少ない分、歴史ある町並みに灯りがともされるので、タイムスリップした感覚になることでしょう。余裕がある方はどちらも行かれることをオススメします。
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